小池百合子都知事が女子高生にアドバイス「“これは男の仕事。これは女の仕事”と決めつけないでチャレンジしてほしい」

高校生たちが加わり意見交換会

 そして「一人ひとりが性別にとらわれることなく、自分自身の権利を主体的に選択できる社会にしていくために、そういった環境にしていくためには経営者やリーダーはどんなことを意識して行動することが必要なのか?」というテーマでは、小池氏は「上司のリーダーシップとフォロワーシップがうまくかみ合うことによって、そのチームの力がより出せるのだと思っている。部下と上司のコミュニケーションがよくできて、向いている方向が一緒になっていくということで互いが力を出せる」と語った。

 小路氏は「ジェンダーギャップを限りなくゼロにするには環境と制度と意識、この3つの改革が必要」と語ったうえで、家庭環境について「女性が理工系の大学に、しかも電気、電子、機械、物理という方向に行こうとすると、まだまだ反対する親御さんが多い。もちろん望む女性も少ないということもあるが、こういった環境を変えていないといけない。理工系で女性が活躍できないということはありえない。そういった家庭環境を変えていかないといけない。そして制度については機会の提供の平等と結果の平等ということを制度の中で区別していかないといけない。大事なことは提供とか機会の平等と合わせて、これからは結果の平等をどう制度の中に盛り込むのかということを考えて、制度づくりをしていかなければいけない」と続けた。