北区の未来には「自然が大事」小学生が「住み続けられる未来の北区」でアイデアプレゼン

 

 やまだ加奈子区長は、冒頭のあいさつで、「皆さんをはじめ北区に関係する方々の、どんな街にしたいという思いを寄せていただいてそれをもとにして(北区を)作っていただくことが大切。いまはインターネットやAIが答えを出してくれて、検索すればなんでも分かってしまう。でも、こんなことがあったらうれしいな、こんなことがあったら便利だなという気持ちは人間でなければわからないところ。みなさんの思いやアイデアをたくさん出していただいて、住みやすい街を作っていくための力を貸していただきたい」と期待を寄せていた。区長はこどもたちのプレゼンテーションに耳を傾け、リアクションしていた。

 イベントの主催のピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事は「世界がいろいろな変わり目になっていて、北区の問題ではありますが、東京都、日本、世界がつながっています」とし、「今日考えて発表してくれたこと、できることを明日からやってほしい」と、話していた。

「国連を支える世界こども未来会議」は2019年、東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタートした「BEYOND 2020 NEXT FORUM」から創出。世界の子どもたちがSDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合う「ピースコミュニケーション」の場として2025年度は全国12エリアで開催されている。2023年2月には国連本部より「The Children’s Conference of the Future in Support of United Nations」というタイトルで認定されている。2006年3月には第6回国連を支える世界こども未来会議が東京で開催される予定。