「住み続けられる未来の福島」にするためには? 福島・いわき市と東京の小学生が知恵を絞る!〈国連を支える世界こども未来会議 〉
各チームは約2時間でアイデアをまとめ、自分たちの背の高さには少し足りないぐらいの長さのシートに考えをまとめてプレゼンテーション。
いわきの小学生たちの提案は、「思いやりと価値観の理解」が大切として震災の被害を受けた人たちが悩みや意見を自由に交換することで支え合えるとアプリを開発するアイデアや、「きれいな福島を作ること」「復興を遂げた新福島」を掲げて、福島にたくさんの人に訪れてもらうことをアピールする案に分かれた。
東京の小学生たちのグループが提案したのは、スタイルやアングルは少しずつ違ったものの、福島についてより多くの人に知ってもらうこと。福島について新聞を発行するとしたチームは、新聞だからこそいろいろな年代層に触れてもらえるとアピールした。
どのプレゼンテーションにも参加した小学生たちからの質問が飛んだが、なかでも、いわきの「福島の魅力を世界に広めること」としたチームの発表には前のめり。福島の魅力を発信するアプリを作り、それをきっかけにスタンプラリーを実施して福島を巡ってもらい、旅先での写真を投稿してもらうことでポイントを付与、それを福島県の特産品と交換できるというアイデアだった。「予算はどうするのか?」「どこでアプリを開発するのか?」「開発期間は?」「PRなどはどうするのか」と具体的な質問が飛ぶと、チームで相談して回答。チームは最優秀賞となり、東京で行われる「第6回国連を支える世界こども未来会議」への参加権が贈られた。審査は、いわき市の小学生のチームだけが対象となった。
審査をした、東日本国際大学健康福祉学部の講師で、国連ユニタール CIFAL ジャパン 国際研修センター主任のニシャート・アニーシャ氏は、「そこまで深く考えていることにすごくびっくりした。発表する人も質問する人も大人よりも上手だなと思いました」と感心していた。
イベントを終えて、いわき市の内田広之市長は、審査の難しさに触れたうえで「今回の経験を生かして、いろいろ振り返って、こうすればよかったかなとか、こういうところをもっと頑張ってみようかなとかあると思います。そういうところをふまえながら、またチャレンジしていただきたい。いわき市もこれからいろいろな形で国際交流とか国際関係のイベントを企画していますので、参加していただきたい」とエール。東京の小学生には「これもご縁。次はご家族と一緒にいわきを訪れていただいて、いろいろな観光スポットを巡ったり、常磐ものといって魚もおいしいのでぜひ食べていただきたい」とやさしく語りかけた。

