ピースコミニュニケーション財団とUNIS、国連日本政府代表部が三者協力協定を2026年まで更新

ピースコミニュニケーション財団の一木広治代表部理事(左から2人目)、UNIS事務局長兼校長のダン・プレナー氏(中央)、国連日本政府代表部宇川一等書記官(右端)

 一般財団法人ピースコミニュニケーション財団の一木広治代表部理事が10月16日、米ニューヨーク市内のUnited Nations International School(UNIS=国連インターナショナルスクール)を訪問した。

 一木氏は国連日本政府代表部の森尊俊公使の代理である宇川一等書記官を交えダン・プレナー事務局長兼校長と会談し、同財団と国連日本政府代表部、UNISの間で結ばれている三者協力協定の2026年までの更新を締結した。

 この三者協定は日本で開催している「The Children’s Conference of the Future in Support of the United Nations(国連を支える世界こども未来会議)」の代表キッズアンバサダーとUNISに在籍する世界のこどもたちの代表による「国連を支える世界こども未来会議」の開催と、合わせてキッズアンバサダーがUNISを訪問して交流カリキュラムを行うことを目的としたもの。

 この「国連を支える世界こども未来会議」は世界のアルファ世代を対象に2021年にスタートし、2023年2月に国連本部からタイトルの認定を受けている。今年8月には大阪・関西万博でその特別版「国連を支える世界こども未来会議 FUTURE SUMMIT みらい総会」を2日間にわたって開催。その初日の8月6日には国連のグテーレス事務総長の代理である国連児童基金ユニセフ東京事務所代表、サウル・ゲレーロ・オテイサ氏に206名の子どもたちの平和の実現に向けての宣言をまとめた提言書と、それをまとめたフラッグを手渡した。この平和に向けた提言活動は2028年に国連が出す予定の「将来世代に関する宣言」に向けて継続して行っていくという。

 また2026年はUNISとの交流事業と「国連を支える世界こども未来会議 ニューヨークUnited Nations」を5月にニューヨークで開催する予定となっている。