堀潤が小学生とSDGsを考える授業「学んだこと、調べたこと、周りの人に伝えて」

 

 ジャーナリストの堀潤が22日、静岡県浜松市立東小学校の6年生にリモート授業、一緒に「SDGs(持続可能な開発目標)」について考えた。

 堀は「SDGsというのは、大人が子どもがということではなくて、いろんな世代が力を合わせてやらなければならないこと。新しい感覚を持っているみなさんの考えを聞きたい」と話し、授業をスタート。「SDGsは、こんな未来を見てみたい、こんな夢を叶えたいと思うことを、世界中の人が同じように叶えられるように、さまざまな社会問題を解決していきましょうという試み」と、世界的に飢餓人口が増えていること、アフガニスタンを巡るニュース、地球温暖化、ジェンダーなどについて例をあげ、改めて、なぜ「SDGs」について考えることが必要なのか示した。

 

 授業は、堀が取材してきた土石流の被害を受けた熱海の伊豆山地区や今も内戦の傷跡が残る南スーダンの子どもたちの状況を捉えた映像を見ながら進行。

 熱海の映像では土砂がさらさらしていたことや現地の人から聞いた話など自身が取材しながら知ったり感じたことも交えて紹介。土石流の被害は、SDGsの7番「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、9番「産業と技術革新の基盤をつくろう」、11番の「住み続けられるまちづくりを」、13番の「気候変動に具体的な対策を」、15番の「緑の豊かさも守ろう」と、それぞれの目標がつながっていると強調。同じ静岡県で起きたことで児童たちにとって身近な話題だけに、児童たちも興味津々の様子だった。

 また「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」から想像できることは熱海に限った話ではないとし、「もともとあった田んぼや畑、山林を太陽光パネルや風力発電を設置したりして、電力を生み出せる場所にしようという開発が進んでいます。みんなに情報が行きわたらない状態で開発が進んでしまうと思わぬ別の災害を引き起こす可能性がある」と話した。

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