2021年の花粉予想、東京は昨年の120%増。2つのピークに注意

今年の花粉の飛散量は、東京で120%増になる予想
 花粉問題に取り組む企業や研究機関が中心となった団体、花粉問題対策事業者協議会は28日、ウェビナーを開催し、今年の飛散予測や対策などについて講演した。ウェザーニューズ予報センターの草田あゆみ氏によれば、今年の花粉の飛散量は昨年に比べて全国平均で160%増、東京では120%増になる予報。ただ、平年比で見ると60〜70%とやや少ない年になるという。

 花粉の飛散量を決める要素として、前年夏の日照時間や天候が関わってくると草田氏は解説。昨年は7月の長雨で日照時間が平年比の40%と短かったため、スギやヒノキの雄花の生育には不向きな状況だったとした。ただし、2020年春は例年に比べ飛散量が少ない年だったため「昨年あまり症状が出なかった人も、今年は症状が出る可能性があるので注意して過ごしていただければ」と話した。
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