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熱中症対策は塩分補給だけではない。シーンに合わせた対策もカギ!?

2023.05.29 Vol.web original

 気象庁の3カ月予報では、平均気温が北日本では平年並みか高い見込み、東日本・西日本・沖縄エリアでも高い見込みと発表されている。一方で、コロナ禍の諸々の制限が解除されたことにより、出勤や行楽、イベント事への外出頻度が増加し、猛暑の中での熱中症対策がコロナ前と同等以上のレベルで必要になってくるかもしれない。

 熱中症対策と言えば、塩飴やスポーツドリンクなどで水分・塩分補給が重要であることは知られているが、摂取のシーンを意識したことはあるだろうか? 屋外で渇いたのどを潤す目的だけではなく、昼間の室内熱中症や、夜間熱中症という言葉があるように、自身の生活シーンに応じた対策を意識したい。そこで今回は、1日のうちのシーンに応じたおすすめの飲料・食品を紹介する。定番品にプラスアルファで活用して暑い夏をより一層、健康的に過ごそう。

朝食におすすめ「ごろグラ ソルティレモン(320g)」

「朝食を抜くと、熱中症リスクがあがる」と言われていることを皆さんはご存知だろうか? 寝ている間に、大人で約700mlの水分が失われているため、脱水の危険性があるのだ。汗と一緒に体のなかの塩分や鉄分が大量に失われているので、それらを朝から補給する必要があることに、日清は注目したようだ。

 瀬戸内産のレモンと塩で味付けした爽やかな塩レモン味のシリアルに、まるごとのアーモンド、カシューナッツ、くるみ、粒いちごがゴロッと入っている。さらに、汗をかくことで不足しがちな6種のミネラル(カリウム、マグネシウム、ナトリウム、亜鉛、カルシウム、鉄)が配合されている。

 暑い夏に朝ごはんを食べる気がしない・・・という人も、シリアルタイプならサッと食べられるかもしれない。朝食をとって、自宅で出来る熱中症対策を簡単なところから始めてみよう。

屋外での仕事のシーンにおすすめ、法人専用「DAKARA PRO(500mlペットボトル)」

「DAKARA」はサントリーの熱中症対策設計の水分補給飲料ブランドだが、「DAKARA PRO」は2021年に、工事現場や工場、鉄鋼所などの過酷な暑熱環境下で働くプロの人のための、法人向け専用商品として開発されたものだ。

 ふつうの「DAKARA」とは異なり、ナトリウムに加えて、発汗によって失われやすい鉄分も配合されているのが特長だ。さらに昨年3月には、1日に複数本飲む現場の方たちの意見を取り入れ、カロリーゼロにリニューアルされたようだ。味わいも、すっきりした甘さと柑橘系のさっぱりした爽やかなおいしさで、塩分と鉄分補給に機能アップした「DAKARA PRO」。

 法人向け自動販売機を中心に販売されているようなので、業務上、熱中症対策の必要性が極めて大きい方にとっては、夏の普段使いの飲みものとして重宝されそうだ。

小腹満たしやおやつのシーンにおすすめ「ぷるシャリ温州みかんゼリー」「同 ぶどうゼリー(490mlペットボトル)」

 こちらは、“冷やしてゼリー・凍らせてシャーベット”になる、温州みかん果汁とグレープ果汁を使用した、毎年この時期に発売されるダイドーのドリンクだ。

 冷やした状態ではぷるぷるの食感だが、こちらは凍らせることもできる。たとえば出かける前夜から冷凍庫で凍らせておいて、いざ外出する際には保冷剤代わりになり、炎天のもと、シャリシャリとした食感を楽しめる。ちょっと小腹が空いたときや、おやつのシーンに、おいしく熱中症対策できるのが良い。

 以上が、朝起床してから日中におすすめの商品だ。コロナ禍以前の暮らしに戻りつつあるいま、元気に楽しい生活を送るためにも、自身の生活シーンに合わせた熱中症対策を実践してはいかがだろうか。

 

新型コロナ「パンデミック宣言」から一年、アルコール需要や衛生意識はどう変化した?

2021.03.19 Vol.Web Original

 新型コロナウイルスが世界的な流行となってから一年が過ぎた。この間に「手洗い」「手指消毒」は一般的になったが、アルコールをはじめとする衛生用品の需要や人々の意識はどのように変化したのだろうか? ライフスタイルブランド『JAMES MARTIN(以下、ジェームズ マーティン)』を展開する株式会社ファーストコレクションの石原大輔常務取締役に話を聞いた。

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花粉症と新型コロナ、症状の違いは何?コロナ禍での花粉症シーズンで知っておきたいこと

2021.02.01 Vol.Web original

 本格的な花粉症シーズンを前に、鼻づまりや目のかゆみを感じ始める時期がやってきた。鼻や目をこすって感染リスクが高まるなど、今年はコロナ禍における花粉症対策の注意点も気になるところ。そうした中、花粉問題対策事業者協議会は1月28日、都内でウェビナーを開催し、花粉症と新型コロナウイルスとの症状の違いや見分け方、コロナ禍における花粉症対策などについて解説した。

 新型コロナウイルス感染症対策分科会委員である東邦大学医学部教授の舘田一博氏はまず、「花粉症の鼻の違和感は感染症の症状とオーバーラップするところがある。花粉症と思う人の中に感染者がいる可能性があるので、耳鼻科と感染症領域の医師が連携して情報発信することが大事」と話し、それぞれの症状の違いを知る重要性を示した。

 では具体的に、花粉症と新型コロナ感染症の症状の違いはどんなところか。日本医科大学 耳鼻咽喉科教授の大久保公裕氏は「鼻の症状」と「鼻以外の症状」でそれぞれ特徴の違いを挙げた。花粉症に代表される季節性アレルギー性鼻炎で起こる鼻の症状として、朝方に鼻水やくしゃみが強く起こるモーニングアタックをはじめ、突発的で連続する症状や、鼻づまりがよくある点を挙げた。一方、新型コロナに関しては、少量でサラッとした鼻水が特徴で、鼻づまりは時々ある程度だとした。

冬に気になるフケ・かゆみ…「頭皮の乾燥」を予防するには?

2020.12.02 Vol.Web Original

 空気中に含まれる水分量の低下や暖房器具の使用など、空気が乾燥する条件が揃っているこれからの季節。肌や目はもちろん、髪や頭皮が乾燥するとフケやかゆみの原因にも……。冬に気になる「頭皮の乾燥」を防ぐにはどうしたら良いのだろうか? 有楽町「クレアージュ東京 エイジングケアクリニック」の浜中聡子先生に解説してもらった。

自粛ストレスで急増する「コロナ抜け毛」原因と対策は?専門医に聞いた

2020.11.20 Vol.Web Original

 新型コロナウイルスは私たちの生活にさまざまな影響を及ぼしているが、そのひとつとして、ストレスによる女性の抜け毛相談が増えているという。普段とは違う「コロナ抜け毛」が気になったらどうすれば良いのだろうのか? 長年女性の頭髪の悩みに寄り添い、「コロナ抜け毛相談窓口」を設置している有楽町「クレアージュ東京 エイジングケアクリニック」(旧・Dクリニック東京 ウィメンズ)の浜中聡子先生に解説してもらった。

乳がんサバイバー夢野かつきさんがコミックエッセイ『乳癌日記』で伝えたいこと

2020.10.28 Vol.Web Original

 毎年10月は乳がんの啓発月間として、乳がんの早期発見を呼びかけるピンクリボン運動が行われている。そんな中で、乳がんサバイバーである自身の体験にもとづいた実用的な情報をまとめ、同人誌を経て商業出版されたコミックエッセイが話題となっている。『乳癌日記』(廣済堂出版)で商業デビューを果たした漫画家の夢野かつきさんに話を聞いた。

「秋の夜長」に良質な睡眠を取るには?米スタンフォード大 西野教授が語る寝具選び

2020.10.24 Vol.Web Original

「秋の夜長」とはよく言うけれど、秋から冬にかけては特に夜が長く感じられ、実際に「夜長」は秋分から立冬までに使われる秋の季語でもある。冬至にかけてだんだん日照時間が短くなり、気温も下がってくる今の時期、良質な睡眠を取るコツはあるのだろうか? 先ごろスリープテックベンチャーの株式会社ブレインスリープがオンライン発表会を行い、同社代表取締役および最高研究顧問で米スタンフォード大睡眠生体リズム研究所所長、書籍『スタンフォード式 最高の睡眠』著者の西野精治教授はこう明かした。

新型コロナとインフルエンザ同時流行への備えは? 都医師会に聞いた

2020.10.03 Vol.Web Original

 新型コロナウイルス感染拡大「第2波」は全国的に徐々に減少に転じているが、今後「第3波」や季節性インフルエンザとの同時流行が懸念される中、医療機関の対策はどうなっているのだろうか。また、私たち一人ひとりが備えることは? 公益社団法人東京都医師会の角田徹副会長に聞いた。

薄毛、抜け毛が気になる人に…勇気を出して初めての「AGA治療」【時間とお金篇】

2020.08.04 Vol.Web Original

 気になるけれど知らないことも多い「AGA治療」。今回は治療期間や治療費、どんな人が通っているのかなどを、 AGA専門外来を設置する東京・丸の内「Dクリニック東京 メンズ」の小林一広院長に聞いた。

薄毛、抜け毛が気になる人に…勇気を出して初めての「AGA治療」【スタート篇】

2020.08.03 Vol.Web Original

 感染対策と社会経済活動を両立する「新しい生活様式」に移行したことで、通勤や通学など外出する機会が増えてきている。折しも紫外線や汗で髪や頭皮には過酷な季節に突入し、抜け毛や薄毛に悩んでいる方も多いのでは? 気になるけれど知らないことも多い「AGA治療」について、AGA専門外来を設置する東京・丸の内「Dクリニック東京 メンズ」の小林一広院長に聞いた。

息苦しい夏の長時間マスク、外すタイミングはいつ?救命救急医が教えるコロナ禍の熱中症対策

2020.07.29 Vol.Web original

 これから本格的な夏がやってくる。新型コロナウイルスの感染者が増え続ける中、今年の夏はより一層の感染予防が必要になってくるが、同時にマスク着用で体温が上がりやすいなど、熱中症リスクも心配される。感染症対策と熱中症対策のバランスはどう両立すればいいのか。熱中症になりやすい日常生活でのシーンや、効果的なマスクの選び方、着脱の目安など、コロナ禍での熱中症に関する素朴な疑問に、帝京大学医学部附属病院 高度救命救急センター長の三宅康史先生が答えた。

年代別に異なる熱中症リスク

 日本救急医学会の2017年調査によれば、日常生活の中で10代はスポーツで熱中症になる人が圧倒的に多く、40代は肉体労働で、60代以降は家の中で熱中症になる人が多い。特徴としては、スポーツや肉体労働など筋肉運動をともなう「労作性熱中症」は男性が圧倒的に多く、短時間で急激に発症することが多い。一方、筋肉運動をともなわない「非労作性熱中症」では男女差はなく、数日以上かかって徐々に悪化することが多いという。

 三宅先生によれば、高齢者が家の中で「扇風機を回しておけば大丈夫」と猛暑日、熱帯夜で室内の温度が下がらないまま何日間か過ごしてしまい、基礎疾患がある人は食欲もなくなり健康状態が悪くなるという複合的な状態で重症化するケースが多いという。まずは、年代別にかかりやすい熱中症の環境が異なることに留意して、自分や家族がどちらの危険性が高いのか知っておくことが重要だ。

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