自粛ストレスで急増する「コロナ抜け毛」原因と対策は?専門医に聞いた

 新型コロナウイルスは私たちの生活にさまざまな影響を及ぼしているが、そのひとつとして、ストレスによる女性の抜け毛相談が増えているという。普段とは違う「コロナ抜け毛」が気になったらどうすれば良いのだろうのか? 長年女性の頭髪の悩みに寄り添い、「コロナ抜け毛相談窓口」を設置している有楽町「クレアージュ東京 エイジングケアクリニック」(旧・Dクリニック東京 ウィメンズ)の浜中聡子先生に解説してもらった。
コロナ禍のストレスによる女性の抜け毛相談が増えている(写真はイメージです)
 新型コロナウイルスによる抜け毛相談が増えているといいます。「コロナ抜け毛」に悩む人は増えているのでしょうか?

浜中聡子(以下、浜中)「『コロナ抜け毛』と呼ばれる症状には2種類あります。まず、新型コロナウイルス感染症から回復する過程や、後遺症として髪の毛が抜けるという報告があります。一方で、新型コロナウイルスに感染していなくても、外出自粛で在宅時間が増えるなど、皆さんがそれぞれ急激な生活スタイルの変更を迫られたと思います。こうした先が見えない不安や、制限の多い生活が長期化するなど、環境変化のストレスによる抜け毛の相談が、今年はとても多くなっています。

 そもそも一年のうち一番抜け毛が多くなるのは秋口で、本来猛暑や酷暑だった場合は抜け毛の相談も多くなるものですが、今年は外出自粛で紫外線や夏バテの影響というのは少ないはず。にもかかわらず、秋口に入る前からじわじわ抜け毛の相談が増え、それが現在も続いている状況です。ほとんどの方が後遺症ではなく、新型コロナによるストレスの増大が抜け毛に影響する『コロナ抜け毛』によるものだと考えています」

 具体的に「コロナ抜け毛」による相談が増えたのはいつ頃ですか?

浜中「7月末くらいから8〜9月にかけて相談が増えてきました。今年は梅雨明けが例年よりも遅く、暑さのピークも8月中旬以降でしたが、抜け毛相談はそれ以前からありましたね。当院は女性専門の総合クリニックですので、運動ができなくなってしまった、体重が増えた、夫や子どもの在宅でストレスが溜まるなど、女性目線のさまざまな抜け毛相談が多かったと思います」

 「コロナ抜け毛」の相談者にはどんな人が多いですか?

浜中「もともと抜け毛や薄毛の相談は40代以降の方が多いのですが、『コロナ抜け毛』の相談者は年齢や職業など本当にさまざまですね。仕事をしている人であれば職場での役割、また、お子さんがいる、いない、結婚している、いないにかかわらず母親、娘など家庭での役割を持っていますよね。それぞれが持つ役割の中でいろいろなストレスが重なり、それを溜め込んでしまったような印象がありました。男性にこうしたストレスがないわけではないのですが、マルチタスクといわれる女性特有のストレスがあるのかもしれません」
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