大塚駅前で住民・周辺企業社員ら200名が街を清掃 SDGsは「自分から動く」

主催・山口不動産 武藤浩司代表取締役CEO

 イベントを主催する山口不動産の武藤浩司代表取締役CEOは「こうした活動を通して街の美化とともに大塚の魅力を発信していけたら」とイベント実施の思いを語った。

 主催として、ごみ袋、トングといった清掃に必要な用具などを人数分提供、社員も率先してイベントを運営。少なからぬ費用もかかるが、武藤氏は「コマーシャルを作るより安いですから(笑)」と冗談めかしつつ、社員の成長の場にもなり、地域にも貢献できるなど、企業としてのメリットを語った。

「何より、大塚を愛する人たちが集まってくれている。その人同士がつながれば、また新しい化学反応が生まれてくると期待しています。やはり汚い街よりきれいな街のほうがいいですよね。それを人任せにして、ただ願うのではなく、自分たちでやっていくことが大事だと思っています。掃除してもらって当たり前という人の視点と、実際に自分で街のごみをひろっているときに見える景色とはまったく違う。街も人も一緒に、持続可能な成長をしていきたいですね」。〈クリーンナップ大塚〉は今後も定期的に実施していく予定。

 また豊島区では、11月9日から12日まで「ごみゼロウィーク」として「としまSDGsウィーク」に合わせ、区内JR各駅を中心に、SNSアプリ「ピリカ」を活用した清掃活動を行う。