競馬の3歳ダート3冠競走の最終戦「第28回ジャパンダートクラシック(JpnI・ダ2000m)」が10月7日、東京シティ競馬(TCK)のトゥインクルレースで行われた。
レースは横山武史騎乗の2番人気シルバーレシオ(栗東・野中)が直線で一気に差し切り、優勝した。
2着には道中は中盤につけ、3角から仕掛け直線早めに抜け出した松山弘平騎乗のワンダーディーン(栗東・高柳大)が残り、3着には直線じりじり伸びた吉村誠之助騎乗のチェリヴェント(栗東・清水久)が入った。
3冠がかかった坂井瑠星騎乗のフィンガー(美浦・田中博)は好スタートを切り、得意の逃げに持ち込むが、戸崎圭太騎乗の1番人気イッテラッシャイ(美浦・斎藤誠)が15番枠から競りかけ、3コーナーまで2頭が後続を大きく引き離す展開に。イッテラッシャイは3角で力尽き16着に、フィンガーは直線に入り後続に並びかけられるとそのまま後退し9着に沈んだ。
シルバーレシオは向正面は後方で脚をため、3角から徐々にポジションを上げ、直線で大外に持ち出すと先に抜け出していたワンダーディーンを差し切った。3着争いは道中3番手グループの内につけていたチェリヴェントに外を回った矢野貴之騎乗のサンラザール(大井・藤田輝)が迫るがチェリヴェントがしのぎ切った。
シルバーレシオは東京ダービーではフィンガーの2着に敗れており、リベンジを果たした。そして「第26回JBCクラシック(JpnI・金沢ダ2100m)」(11月3日、金沢競馬場)への優先出走権を獲得した。
優勝した横山武は「今回は岩田望来騎手の代打で騎乗依頼をいただきうれしかったし、大役を任されたので何が何でも結果を出そうと思っていたので、勝ててホッとしています」と笑顔を見せた。
レースについては「調教でコンタクトを取った時から、前半は急かすと良くないタイプだなというイメージを持っていたので、岩田望騎手からも癖などを聞いて、前半は馬のリズムを大事にしました。向正面ではすごく離れていたので、ちょっと心配な面があったんですが、3~4コーナーの反応が想像以上に良かったので、直線では前をとらえてくれるんじゃないかと期待して追い出しました」と振り返った。
シルバーレシオについては「まだ緩くて、成長途上の中でこれだけ走れる子ですから、なかなかのポテンシャルを秘めているのかなと感じます。もっと良くなりそうな余地をたくさん秘めているので、これからが楽しみです」と今後の活躍に期待した。
JRAと地方競馬は2024年に羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートクラシックの3レースからなる「3歳ダート3冠競走」を設立。今年はフィンガーが2冠を制し、初の3冠馬誕生が焦点となっていたが、快挙達成とはならなかった。




















