IOCのコーツ氏が新型コロナの収束について「日本を信じている」

2020.04.16 Vol.Web Original

組織委とIOCがテレビ会議。会見はYouTubeライブ

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は4月16日、国際オリンピック委員会(IOC)とテレビ会議によるエグゼクティブプロジェクトレビューを開催した。  会議には日本側からは森喜朗・東京2020組織委員会会長、武藤敏郎・東京2020組織委員会専務理事・事務総長ら、IOC側からはジョン・コーツ委員長、クリストフ・デュビIOCオリンピック競技大会エグゼクティブディレクターらが出席した。  電話会議後の会見は森会長、武藤事務総長、そしてモニターでコーツ委員長が参加して行われた。なおこの会見は新型コロナウイルス感染症対策としてYouTubeライブで行われ、質問もチャットで受け付ける形となった。  この日の会議の内容は「1年延期を受けてどのような枠組みのもとで今後の準備をするか、どういう準備をするかを議論した」(コーツ氏)というもの。  ガバナンスについてはコーツ氏、森氏、武藤氏、デュビ氏の4人による「ジョイント・ステアリングコミッティー」を作り、統括。必要に応じて会合を開いていくという。これをサポートするためにIOC側は「Here we go」、組織委は「新たな出発」というそれぞれのタスクフォースを設立することを定めた。  そして2020年大会で決定していた会場と競技スケジュールはベストのものであったという判断から「それを踏襲することが望ましい」ということで組織委を含む日本側はそれぞれの会場の所有者に2021年大会時の使用の要請を行うこととなった。

パラ陸上日本選手権、9月開催を発表

2020.04.13 Vol.Web original
 日本パラ陸上競技連盟は13日、新型コロナウイルスの感染拡大で延期となっていた「第31回日本パラ陸上競技選手権大会」の開催日を発表した。  同大会は、WPA(ワールドパラアスレティクス)公認大会で、パラ陸上各種目の日本一決定戦。昨年はリオパラリンピックの走り幅跳び銀メダリスト・山本篤(T63/片大腿義足)や、ドバイ2019世界選手権で日本選手唯一の2冠を達成した佐藤友祈(T52/車いす)らが出場した。今日発表された開催日時は、2020年9月5〜6日の2日間で、会場は、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。同大会は当初、5月30〜31日に開催予定だった。  5月2〜3日に国立競技場で開催予定だった「2020ジャパンパラ陸上競技大会」は、すでに中止が発表されている。

東京オリンピックが1年延期。来年7月23日開幕へ

2020.04.11 Vol.729
 今夏に開催されることになっていた東京オリンピック・パラリンピックが延期されることが3月24日、決まった。  同日、安倍晋三首相と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が電話で会談し、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、開催を1年程度延期することで合意した。  五輪が戦争で中止になった例は複数あるが、延期は史上初めてとなる。  首相は会談後、首相公邸前で記者団に、「改めて中止はないことをバッハ会長と確認した」と強調。「完全な形で開催するために、緊密に連携をしていくことで一致した」と述べた。会談では首相が1年の延期を提案。その理由については「現下の感染症の広がりの状況を見る中で、年内(開催)は難しい」とした。  電話会談はバッハ氏側から打診。大会組織委員会の森喜朗会長、橋本聖子五輪相、東京都の小池百合子知事らも同席した。  新たな日程については大会組織委員会、東京都、日本政府が30日、IOCとの間で来年7月23日開幕、8月8日閉幕とすることで合意した。  従来の日程とほぼ同時期とすることで、運営計画を見直す際の負担を最小限に抑える。ウイルスの世界的な感染拡大はまだ収束が見通せず、できるだけ開幕を遅らせることでリスクを下げる狙いもある。国際競技連盟(IF)などからは暑さを避けるため、春から初夏までの間に開催を求める声もあった。組織委などは開催準備期間を長く確保するため、ほぼ1年延期が妥当と判断した。アスリートの準備期間も考慮した。  これに伴い、今年8月25日に開幕が予定されていたパラリンピックも、来年8月24日開幕、9月5日閉幕に変更された。  延期決定からわずか6日でのスピード決着となったが、クリアすべき課題は山積。  大会組織委員会の中村英正大会開催統括は「“いつ、どこで”がすべての準備のベースになる」と語るように五輪とパラリンピックを合わせ計43ある競技会場はじめ、関連施設の再度の確保が急務となる。43会場のうち、25会場は既存施設。重量挙げなどの会場となる東京国際フォーラムは来年7~8月の使用予約がすでに入っているといい、五輪での使用に二つ返事で応じられない施設は多いとみられる。再度の確保には補償金が必要となる恐れもある。  五輪・パラリンピックで約550万枚に上る販売済みの観戦チケットは有効となるが、延期によるキャンセルへの対応など、膨大な作業も待っている。  延期により発生する追加経費の負担をどうするかも大きな課題。東京都や国、組織委との分担協議は競技会場を抱える自治体も巻き込んで難航も予想され、相当額の公金投入は避けられない。組織委の森会長はIOCにも分担を要請する考えを示している。

カウントダウン【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2020.04.08 Vol.web original
 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

五輪パラ、来年7月23日開催が決定。小池都知事「目標明確になった」

2020.03.30 Vol.Web original
 来年夏までの延期が決まっていた東京オリンピックは30日、2021年7月23日に開催されることで正式決定した。東京2020組織委員会の森喜朗会長は30日、小池百合子東京都知事と橋本聖子五輪担当相らが同席のもと、IOCバッハ会長とテレビ会談を行い、来年7月23日にオリンピックの開会式を行うことで合意。オリンピックは7月23日~8月8日の日程で行われ、パラリンピックは8月24日~9月5日の開催とすることで正式決定した。  会談後、記者会見に出席した小池都知事は「暑さ対策など課題は残っていますが、これまでの知見を生かしたい。まずは目標が明確になったので、選手は目標に向かって、全力で臨めるのでは。安全な2020大会になるよう、改めて準備を進めてまいります」と語った。

東京2020開催は、春か夏の2案。観戦チケット、ボランティアはそのままで

2020.03.30 Vol.Web original
 東京2020組織委員会は30日、都内で理事会を開催し、東京2020大会の延期に伴う対応について報告を行った。  東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を受け、来年の大会開催への諸対応の検討のため、組織委員会は「新たな出発 東京2020大会実施本部」を発足。26日には第1回会議が開催された。会議では「日本に課せられたテーマは2つある」として、新型コロナウイルスへの対策と、7年かけて準備してきたことの今後1年での再建を挙げていた。  今日行われた理事会には、理事など34名が参加し、大会の延期に伴う対応について報告がなされた。延期に伴う対応では、まず、新たな出発にあたっての検討事項が話し合われ、現在進行形の作業として、運営の各種準備作業やテストイベント、関係者への丁寧な状況説明などを挙げた。  具体的に、ボランティアについては、引き続き来年の大会時に活動してもらうこととし、既に決定した役割・会場は現状維持を基本としているとした。観戦チケットに関しては、既に購入しているものは、原則そのままの利用が可能。日程変更があり観戦が困難な場合には、払い戻しで対応する見通し。また、聖火ランナーについては、新たに聖火リレーがスタートする際、優先的に走行できるよう配慮するとした。  新型コロナウイルスの感染対策を巡っては、マクロ・ミクロの両視点から検討。マクロ視点では、選手やスタッフ、観客の大規模な移動の中で、感染リスクの高い場面を洗い出し、物の調達を含めた対策を検討・実施するとした。また、ミクロ視点では、特に選手村と会場について、感染予防および拡大防止のためのコンティンジェンシープランを策定し、現場要員に対して必要な訓練等を行うとした。  理事会では、延期時期についても意見があがった。現在、春開催と夏開催の2案があるとし、春案では、暑さ対策の観点からアスリートにとって良い気候条件ではないかとの意見があがった一方で、テストイベントのスケジュールや、アスリートの準備期間を踏まえ、春では間に合わないとの指摘もあったという。来年の7月23日開催でIOCと協議が進んでいるという一部報道について、武藤敏郎事務総長は「特定の日にちについて話し合われているわけではありません」と否定した。

人気TikTokerでハンドボール日本代表キャプテン!? レミたん=土井レミイ杏利に聞く

2020.03.30 Vol.Web Original
 数ある球技のなかでも、日本ではずっと”マイナー”扱いされていたハンドボールに、新たな風を吹かせようと、その普及に一役買っている男がいる。それが、日本代表のキャプテンである土井レミイ杏利。彼は現在2つの顔でメディアに登場する。ひとつがハンドボール選手としての土井選手。もう一つは、若者に人気の動画SNS、TikTokでの「レミたん」だ。フォロワーの数は国内外合わせて46万人超。屈強なスポーツ選手でありながら、笑いを取る動画でネットを騒がせる彼の真意を聞いてきた。

森喜朗組織委会長が「かつてない挑戦」に選手にも協力呼びかけ

2020.03.26 Vol.Web Original

東京2020延期を受け「新たな出発 東京2020大会実施本部」を発足

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が3月26日、前日に発表された東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を受け、来年の大会開催への諸対応の検討のため「新たな出発 東京2020大会実施本部」を発足。この日、第1回会議が開催された。  同本部は組織委の中に設置され、局長以上の幹部職員が参加。諸問題を協議するための機関で、ここで協議されたものが理事会にかけられる。本部長は組織委の武藤敏郎事務総長が務めることとなった。  組織委の森喜朗会長は冒頭に挨拶に立ち「(IOCの)バッハ会長が言っていた“かつてない挑戦”に我々は挑むことになる」として組織委全体の奮起に期待した。  そのなかで「日本に課せられたテーマは2つある」として新型コロナウイルスへの対策と、7年かけて準備してきたことをこれからの1年で再度作り上げなければいけないという挑戦の難しさを挙げた。  そして今後の難局をラグビーに例え「展開戦。どんどん展開をして新たに積み上げて行くことになると思う。大変難しい仕事になる」と話し、「下から上に上げるという時間をかけるということではなく、即断即決が大事になってくると思う」と話した。

五輪パラ延期が決定。聖火は福島に留まる見通し

2020.03.24 Vol.Web original
 安倍首相は24日、IOCのバッハ会長と電話会談し、東京オリンピック・パラリンピックの開催を1年程度延期することで合意。遅くとも2021年の夏の開催に向け、検討を実施すると発表した。  発表後、組織委員会の森喜朗会長と武藤敏郎事務総長は記者会見を開き、延期決定を改めて発表。大会名は「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」のままで合意したことも明かした。  ギリシャから日本に運ばれた聖火については、復興の願いを込めて日本に留まり、安倍首相の提案で、当面の間は福島に留まる見通し。26日に福島でグランドスタートを迎える予定だった聖火リレーは中止が決定し、今後新たな日程で検討を進める。聖火ランナーは、現在決まっているランナーの意思を尊重するとした。観戦チケットについては、まだ結論が出ていないとした上で、現在チケットを入手している人に配慮したいと語るに留まった。

ギリシャから五輪聖火が日本へ到着。到着式、宮城で開催

2020.03.20 Vol.Web original
 ギリシャの首都アテネで引き継がれた東京2020オリンピック聖火リレーの聖火が20日、宮城県・航空自衛隊松島基地に到着した。新型コロナウイルスの感染が広がる中、オリンピック・パラリンピックを象徴するイベントがスタートする。  聖火は現地時間19日、特別輸送機「TOKYO 2020号」で日本へ出発し、20日午前9時半すぎに航空自衛隊松島基地に到着。午前11時半からは聖火到着式が行われた。  式には、アテネ2004オリンピックで金メダルを獲得した柔道の野村忠宏やレスリングの吉田沙保里らが出席。2人が「TOKYO 2020号」から、聖火が入ったランタンを受け取り、タラップを降りると、聖火皿へと火を灯し、上空では、航空自衛隊の飛行チーム、ブルーインパルスが五色のラインで五輪シンボルマークを描いて到着を祝福した。当初の予定では、地元・宮城県の児童約200名が出迎える予定だったが、新型コロナウイルスの影響で参加は取り止めとなった。東京2020聖火リレー公式アンバサダーを務める石原さとみは、「聖火リレーは、私たち一人一人が主役。私も走るその日まで後悔がないように取り組みたい」と意気込んだ。  聖火は今後、宮城、岩手、福島各県の「復興の火」で展示され、26日、福島県楢葉町・広野町の「Jヴィレッジ」で聖火リレーがグランドスタートする。

小池百合子「全会場が完成。ハードの準備からソフトの準備へ」【TOKYO 2020 COUNTDOWN】

2020.03.16 Vol.728
 東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催まで、もう5カ月を切った。これから代表も続々と決まり、いやがうえにも盛り上がることになるが、今、この人はどんな思いでいるのだろうか? アスリート、スタッフ、大会運営に関わる方々にお話を聞く、このシリーズの第2 回は小池百合子東京都知事。(聞き手・一木広治)

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