有明聖火台がお台場・シンボルブロムナードに再設置 お披露目セレモニーで記念の炎灯る

 

 東京オリンピック・パラリンピック2020大会の有明聖火台がお台場のシンボルプロムナード公園、石と光の広場横に再設置されることになり、そのお披露目セレモニーが15日、同所で行われた。

 大人から未来を担う子どもたちへとトーチが手渡され、子ともたちがトーチを掲げると、聖火台がミストスクリーンを使用した演出の炎で点灯した。

 セレモニーには、小池百合子都知事を筆頭に、国際オリンピック委員会(IOC)委員で日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏らが出席した。
 
 山下氏が、IOCのトーマス・バッハ会長のメッセージを代読。バッハ会長は「東京2020大会の1周年を迎えるにあたり、私はオリンピック・パラリンピック大会のレガシーが、今後何年にもわたって、東京と世界の人のために成長し続けることを確信しています。東京2020大会で灯したレガシーという光を守り、作り、伝えてまいりたいと思います」とした。

 

 また、オリンピアンの吉田沙保里さん、パラリンピアンの根木慎志さん、東京2020大会にパラカヌーで出場したパラリンピアンの瀬立モニカさんが応援アスリートとして登場。瀬立さんは「開会式の時に聖火台に炎が灯ったのを見て、とても感動したのを覚えています。今この聖火台を見て、改めて思い出すことができました。選手にとっても聖火台は神聖なもので、そのものが、ここに設置されて、一般のみなさんがオリンピック・パラリンピックを身近に感じてもらえたらうれしいです」と、話した。

 応援アスリート3名は、子どもたちと一緒に、東京2020大会のマスコットミライトワ、ソメイティとNHK2020応援ソングの『パプリカ』に合わせて元気いっぱいなダンスを披露した。

 小池都知事は「みんなで大会のレガシーを大きく育てて輝かしい未来を作っていく、このことをよろしくお願いします」と呼びかけた。

 16日から一般公開。

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