自由民主党「『こども・若者』輝く未来実現会議」座長の加藤勝信前官房長官が語る子供の未来に向けた課題と展望

加藤氏は「こども未来国連会議」サポーターズクラブのリーダーも務める

 こども未来国連会議にあたっては国会議員の方々にメンバーになっていただきサポーターズクラブというものを作りまして、加藤さんにはリーダーになっていただいています。大阪・関西万博が2025年の4月13日~10月13日に行われるのですが、8月は世界的に子供たちが夏休みで、日本では広島と長崎に原爆が投下された月でもあります。その8月に世界の子供たちが日本からピースコミュニケーションを発信していくという場を実現させたいと思っております。改めてこの「こども未来国連」に期待することはどんなことがありますか?
「まさに、こういう機会に世界のいろいろな国の子供さんたちが話をする。物事の見方はいろいろあるし、置かれている状況もそれぞれ違う。その中でお互いの違いを理解し、どう問題点を共有化し、それをどうそれぞれの状況の中で解決を図っていくのか。より望ましい社会を実現させていくのか。こういった議論をしていくことは子供たちにとってもすごく大事なことだと思います。SDGsは、一つの国でやればいいものではなく、地球規模の視点に立って展開していこうというものなので、そういうグローバルな視点、視野というものを身につけるいい機会にもしてもらいたい。そしてそこで作り上げられたお互いの関係が将来どこかでまた、それぞれの国の首相同士とか(笑)、いろいろなところでつながっていくといいなと思います」

 加藤家の子育て論についてお聞かせください。
「それぞれの子供たちが関心を持って事に前向きに取り組んでいく。こういう姿勢をもってもらえるように努力してきたつもりです。どういうテーマにぶつかっていくかはそれぞれですが、挑戦していく姿勢は持ち続けてもらいたいと思っています」

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