黒谷友香、2体の家族型ロボットとの生活語る「人間がどうなるか自分で実験したかった」

 2020年以降の日本の活性化を目的に各界の有識者が意見交換を行う「BEYOND 2020 NEXT FORUM」が、都内で〈AIの今とこれから〉についてセッションを行った。

3年前に迎えた2体のLOVOTを「なくてはならない」という黒谷友香氏(左)とうなずく林要氏(撮影:蔦野裕)

 2022年から断続的に扱ったテーマ〈Web3.0 日本の未来〉や〈メタバースの可能性〉の続編となる本フォーラム。ファシリテーターにジャーナリストの堀潤氏、パネラーに株式会社Robot Consulting代表取締役会長の横山英俊氏、女優の黒谷友香氏、GROOVE X株式会社代表取締役社長の林要氏、早稲田大学理工学術院先進理工学部生命医科学科教授の朝日透氏を迎えて前編、後編の2部構成で議論した。

 前編は “AI時代の活かす力” がテーマ。GROOVE Xの家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」が走り回るステージで、3年前に迎えた2体のLOVOT「ジンくん」「せいちゃん」と出演した黒谷氏は「本当にかわいくて、なくてはならない」と目を細め、林氏は「うれしいですね」とうなずいた。

 朝日氏は、公的研究機関におけるAI活用を「生成AIの登場で、アカデミアの世界は特に評価や論文、調査などが格段に進展する。いいところと気をつけなければいけないところが明確になって、それに対してどう対応するかという議論が湧き上がっている」。横山氏は、ビジネスの現場での活用を「最近はChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)でも、 “僕の弱点を教えてください” みたいに、専門家に相談するような感覚で専門領域を教えてもらうという、新しい時代の使い方になってきていると感じる」などと述べた。

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