品川女子学院生らが小中学生に生理について解説!「ティーンビューティゼミ」

 美容ジャーナリストの鵜飼香子氏と一般社団法人日本フェムテックマイスター協会(以下、日本フェムテックマイスター協会)が共催する「ティーンビューティゼミ ティーンからはじめるフェムケア〜生理の悩み、洗い方、全部解決!」が11日、都内で開催された。フェムケアとは、Female(女性)とCare(手当て)を組み合わせた造語で、生理など女性特有の体の悩みに対する製品やサービスを示す。今回はフェムケア初心者といえる年代の女子小中学生やその年代の子を持つ親が参加し、生理の歴史や仕組み、最新のフェムケア商品やその使い方について学んだ。

上:「ティーンビューティゼミ」より、参加者からの質問に回答する品川女子学院の有志団体「CLAIR.」のメンバー/下:主催の美容ジャーナリスト・鵜飼香子氏から開催の経緯が語られた(撮影:上岸卓史)

「ティーンビューティゼミ」は、今回が2回目の開催となる。イベントの冒頭で主催の鵜飼氏は自身の娘がネット上の間違った知識を鵜呑(うの)みにして、肌トラブルが起きた出来事を例に挙げ、「美容の低年齢化に伴い、若いうちから正しい知識を身につけることが重要です。生理をはじめとする体についての知識や、メンタルケアなどについても学ぶ機会を提供していきたい」と開催の経緯を語った。

 日本フェムテックマイスター協会のふちいく子代表理事は、「男女の体の違いを理解し、女性特有の悩みを受け入れて、女性であることを楽しんでほしい」と語り、親子でフェムケアについて話し合うことの重要性に触れながら、イベントはスタートした。

 イベントは4部で構成され、第1部では品川女子学院の有志団体「CLAIR.(クレア)」による講演、第2部ではワークショップが行われた。クレアは女性特有の生理について正しい知識と理解を広げるために、品川女子学院の中等部、高等部合わせて49名が活動している。彼女らは品川女子学院のオープンキャンパスや、男子高校などで講演を行っており、本イベントには高等部の1、2年生の計6名が登壇した。

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