小学生が「住み続けられる未来の大阪」についてディスカッション

 

 毎年9月末、国連総会と同時期に呼びかけられるSDGs週間(グローバル・ゴールズ・ウィーク。今年は9月15日から24日)に合わせ、小学生がSDGsの観点から「住み続けられる未来の大阪」をテーマにディスカッションを行う『国連を支える世界こども未来会議 in OSAKA』が24日、大阪にて開催。小学4年~6年生約40名が参加し、持続可能な都市づくりのアイデアを出し合った。

『国連を支える世界こども未来会議』は、2019年に東京オリンピック・パラリンピック公認プログラムとしてスタートしたBEYOND2020NEXT FOROMから創出され、世界のこどもたちが集まり、SDGsを軸に平和で豊かな世界について語り合う「ピースコミュニケーション」の場として毎年開催している。国内エリア展開の一つである大阪での開催は昨年に続き2回目。

 冒頭、主催・一般財団法人ピースコミュニケーション財団 代表理事の一木広治氏は「私たちは今年、NYの国連本部に、世界の子どもたちから寄せられた平和実現のためのアイデアを届けると共に、毎年届けることを申し入れてきました。2025年に大阪で開催される大阪・関西万博でも、この会議を開催する予定です。未来の大阪について知恵を出し合っていろいろなアイデアを考えてみてください」とあいさつ。

 審査員を務める中山泰秀氏(国連を支える世界こども未来会議国会議員サポーターズクラブ幹事、元防衛副大臣兼内閣府副大臣)は「子どもの時の、既成概念にとらわれないアイデアを大人になっても忘れないでほしい。誰からも邪魔されない皆さんの素直なアイデアをピースコミュニケーションのために生かしていただけたら」。

 山形浩一氏(朝日放送グループホールディングス株式会社 取締役執行役員)も「皆さん、目がいいですね。真剣な目と柔らかい頭で出してくれるアイデアを楽しみにしてます」、和田由美氏(関西テレビ株式会社 経営戦略本部コーポレート局長)は「審査員ということで緊張していますが皆さんの発表を楽しみにしています」、久保田雅則氏(大阪大学大学院国際公共政策研究科 特任講師)は「今の大阪もかなり住みやすい街だと思っていますが、この大阪をもっとより良い街にしていくアイデアを皆さんが教えてくれるとのことで大変楽しみにしています」、山口将志氏(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 執行役員)は「今日は皆さんにSDGsの観点からアイデアを出していただきますが、私も一緒に勉強させていただきたいと思っています」と、審査員一同も子どもたちの発想に期待を寄せた。

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