広島平和記念日に万博で平和に向けたこどもたちの声を集めた「ピースコミュニケーション宣言」を国連に提出

オテイサ氏に206名の子どもたちの宣言が収められたフラッグをキッズアンバサダーたちが手渡した(撮影・蔦野裕)

 これらの子どもたちの声は財団を通じ、国連当局者や各国・各界のリーダーに伝達。また、2028年に国連本部で開催が予定されている「将来世代に関する宣言」ハイレベル会合に向けたこどもたちからの提案として活用してもらいたいという願いから、この日はこどもたちがグテーレス国連事務総長の代理として列席した国連児童基金ユニセフ東京事務所代表、サウル・ゲレーロ・オテイサ氏に206名の子どもたちの宣言をまとめた提言書と、それをまとめたフラッグを手渡した。

 セレモニーには子ども政策担当大臣の三原じゅん子氏、ピースコミュニケーション財団の国会議員サポーターズクラブリーダーで財務大臣の加藤勝信氏、ピースコミュニケーション財団理事で元防衛副大臣兼内閣府副大臣元外務副大臣の中山泰秀氏が見届け人として参加。広島県の湯崎英彦知事が平和を訴えるビデオメッセージを寄せた。

 オテイサ氏は「本日、国連を代表できることは大変光栄。こうしたこどもたちの言葉を受け取ることは大きな責任であり、これらの言動が世界中に届くように全力を尽くすことが私たちの使命です。大きな責任を感じます」などと語った。