LGBTを自分ごとにする映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき』が川越スカラ座で上映決定

 2019年に公開され映画誌やSNSで「ドラマを超えたストーリー」「驚きのエンディング」「新たな真実が描かれる」など話題となったドキュメンタリー映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』が、埼玉県川越のスカラ座で劇場公開することが決定した。

『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』©2019 MUSUBI Productions

 LGBTを自分ごとにする映画

 性的マイノリティと言われる人は11人にひとりといわれており、そのうちカミングアウトしていない人が7割だという。自分の周りにもそういった人がいるということを意識し認識することの大切さを映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』で感じよう。

STORY…女の子として生まれ、男の子として生きたいと望んだ空雅(たかまさ)。果敢に身体を変え、戸籍も男性に戻した。でも男でもなかったとしたら? 心と体が一致しない不具合を感じつつ、心を開き、社会へと飛び立っていった空雅さんが出会ったのは、世界最高齢で性別変更した95歳のチェリスト・八代みゆきさん(男→女)、男と女に二分される性に違和感を感じ、自ら「X ジェンダー」※であることを明かして、生と性の多様性を伝える中島潤さん(26歳)。様々な人とふれあうなかで浮かび上がってきたのは、性という枠組みでは括りきれない、多様で豊かな人生。そして、映画の最後で下した決断は驚くべきものだった―――。

※「X ジェンダー」とは?… 身体的性別に関わらず、自身の心の性別を男女の「どちらでもない」「どちらでもある」「中間である」「流動的である」などと自認している人の総称。

『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』©2019 MUSUBI Productions

川越で明治38年から続く映画館「スカラ座」にて上演

 明治38年から続く映画館「スカラ座」は、性別を問わないカップル割を導入したことでも知られている。埼玉県川越市は昨年、同性パートナーシップ制度が導入され、地元の当事者団体が県内初のレインボーパレードも開催した。また、市内の最明寺では同性結婚式をはじめ、性別にとらわれないユニークな取り組みを行う地元企業も増えており川越でのLGBTQに関わる取り組みに注目も集まっている。

 今回、スカラ座での公開(8月14〜27日)に先立って、7月11日に最明寺でメディアやオピニオンリーダーむけの特別試写会が行われる(詳細https://bokuzeroch.wixsite.com/kawagoe2021 )。

 この機会に、性的な差別や偏見を学び、LGBTQの理解を深めてみては。

 

『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』©2019 MUSUBI Productions
『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』
監督:常井美幸 出演:小林空雅、八代みゆき、中島潤 他/84分/MUSUBI Productions
公式サイト:https://konomi.work/

スカラ座
埼玉県川越市元町1丁目1−1
公式サイト:http://k-scalaza.com