万博でこどもたちが「未来のお菓子」「未来のお金」について考える。 お菓子で社会問題を解決、戦争で使うお金を平和のために

「未来のお菓子」で最優秀賞を獲得したFグループ(撮影・蔦野裕)

「未来のお菓子」では「自分の気持ちを伝えるお菓子 気持ちを伝えたい人を応援するお菓子『つたエール』」「世界中のみんなが笑顔になれるお菓子を考えよう」「余った身近な給食をお菓子に!」「世界中のみんなが笑顔になれるお菓子 Fine up」「世界中のみんなが笑顔になれる お菓子を考えよう 色や形を変えて気持ちを表すことができるお菓子」「私たちが考える未来のお菓子」といったテーマで、約4カ月に渡ったワークショップの成果を披露した。

 またこの6組に加え、今回は日本での参加はかなわなかったものの国連国際学校、UNISのこどもたちも映像で参加。「文化の限界を超えて世界中の味が詰まっているキャンディ キャンディキューブ」というテーマでプレゼンした。

 今回はこどもたちの投票によって選ばれる最優秀賞にはFグループの「私たちが考える未来のお菓子」が輝いた。

 これは今起こっている社会問題を、病気がちな人でも食べられるチョコレート、食糧不足に苦しむこどもたちを救うチョコレートといったお菓子で解決しようというもの。

 ゲストとしてこどもたちの発表を見守っていた俳優の黒谷友香は「社会問題を本当にうまくお菓子ととらえられていて、普段の自分たちに直結する問題として真剣にお話を伺わせていただきました。パワーの一口 、優しい一口、感謝の一口、世界の一口、本当にこの4つのメッセージが今必要だなというふうに心から思いました。絵も本当にお上手で優しい気持ちが伝わってきましたし、こうして絵で皆さんに説明すると、言葉が分からない世界の方にも伝わるんじゃないかなと思って、本当に感動しました。ありがとうございます」などと語った。