万博でこどもたちが「未来のお菓子」「未来のお金」について考える。 お菓子で社会問題を解決、戦争で使うお金を平和のために

他のグループの発表に質問(撮影・蔦野裕)

 この日は発表後にゲストが感想を述べ質問をしたのだが「余った身近な給食をお菓子に!」のCグループには黒谷が「フードロスでできたものからお菓子を作るという発想が素晴らしい。今日は来てよかった」と絶賛。早稲田大学 理工学術院 創造理工学部の所千晴教授はEグループのプレゼンに「ぜひ研究の世界に入っていただきたい」と語るなど大きな関心を寄せていた。

 総評で森永製菓株式会社 研究所 シニアエキスパートの小野隆氏は「大人はこういうコンテストでは、できないというところから入る。ただ、今日、皆さんが考えてきたことは必ず実現するんだと思います。皆さんに考えていただいたことを実現させるようにしていくのが我々大人の役割だと思います。こどもの皆さんには“こんな未来があったらいいな”ということを、できるできないではなく本当に作りたい未来を描いていただきたい」、ピースコミュニケーション財団の一木広治代表理事は「僕らはこどもたちのみんなの声をどう大人がアシストしていくかということで活動しています。世界中のみんなが笑顔になるお菓子ができるといいですね。今日がスタートだなって僕は勝手に思っています。森永製菓さんとこのお菓子が本当にできればいいなと思っています」などとそれぞれ語った。