持続可能な社会と自然環境の実現に向け日本ラグビー協会、ジャパンラグビーリーグワン、国際園芸博の3者が包括連携協定締結

ラグビー元男子日本代表の大野均氏(右)とラグビー女子日本代表の山本実

 リーグワンの東海林一専務理事は「リーグと26チームが連携してGREEN×EXPO 2027の大きな理念である環境サステナビリティの実現に邁進していきたい。私たちリーグワンは“あなたの街から、世界最高をつくろう”という理念を掲げている。その中でラグビーを通じて社会に貢献させていただくこと、よりよい社会をつくることは大きな目標。こうした活動を多くの皆様と連携して実現できることは私たちにとって大きな喜び。その中でも環境サステナビリティの実現は非常に大きなテーマ。なぜなら素晴らしいラグビーができること、素晴らしいラグビーを応援していただけることは、すべて素晴らしい地球環境があるから。今回、こうした思いをリーグ、チーム、日本協会共同で持ち、今後さまざまな活動で環境サステナビリティの実現をさらに高めていきたい」と3者の連携の意義を語った。

 締結式に出席したラグビー女子日本代表の山本実は「私たち女子15人制日本代表は『サクラフィフティーン』という愛称があるんですが、その桜のエンブレムを見るたびに、これまで歴史を築いてくださった先輩方への敬意や感謝の気持ちで胸がいっぱいになりますし、“また私たちがこれからたくさん新しい歴史を作っていくんだ”というふうに強い決意を持って世界の舞台で戦うことができているので、本当に私たちにとって桜は象徴だと思います」、ラグビー元男子日本代表で東芝ブレイブルーパス東京のアンバサダーを務める大野均氏は「子どもたちにラグビーを指導したり、一緒にラグビーやスポーツを体験する機会がある中で、夏の暑いときは熱中症の心配など、環境課題についてすごく感じることがあります。ラグビーはさまざまな気候、そして気温の中でプレーするスポーツで、ラグビーをプレーする選手たちがSNSなどで環境課題について発信することで、子どもたちに少しでも興味を持ってもらえたらうれしく思います。まずは自分たちの意識を変えて行動していくことが大切なのかなと思っています」と現場の視点から今回の連携について語った。