「とにかくいろいろな人に話を聞いて出来上がった」昨年発表された豊島区の基本構想・基本計画の中身を高際みゆき区長に聞く
子育て支援には副区長の時から力
子育て環境については?
「私は子育て支援については副区長の時から力を入れてやってきました。子どもは未来を担う宝であり、財産ですから、教育も含めしっかり応援したいと思っています。特に1歳までの子育てがすごく大変だと聞くので、誰も取りこぼさないように切れ目ない支援に力を入れています。ただ、豊島区は家賃が高いので、子どもが小学生ぐらいになると他自治体に引っ越す方が多い。だからこれからは住宅の支援にも力を入れたいと思っています。豊島区で子どもが生まれて、元気に育っていくというのは、大人たちにとってもワクワクすることなので、引き続き頑張ります」
文化とか観光という面では池袋はサブカルの拠点となっています。
「今や日本全体で見ても漫画やアニメはキラーコンテンツですが、今年、豊島区はますます盛り上がります。私たち行政も頑張っていますが民間の取り組みがすごいです。サンシャインシティでは毎月コスプレのイベントをやっていますし、Hareza池袋にはアニメイト本店が常に発信をしている。映画館も多く、アニメをたくさん上映している。アニメに関連するグッズはいろいろなところで売っているし、一大文化ですよね。また、漫画とアニメとコスプレは親和性があって相乗効果がある。自慢なのは、豊島区のコスプレイヤーの皆さんはみんなコスプレが大好きだから、しっかりルールを守ってくれるんです」
街づくりにおいて公園の機能を工夫しようという考えは先進的だと思います。
「豊島区は公園が165あるんですけど、ほぼ小さい公園なんです。高野前区長は大きい公園4つを核にして街づくりをしてきました。一方で小さい公園がたくさんあり、子どもも大人も、たくさんの思いがある。私たちは数多くの要望を受け止めてきました。公園には“あれはやっちゃいけない、これはやっちゃいけない”って書いてある。また、公園それぞれに鉄棒などの遊具があって、古くなったら直すということを繰り返してきた。そうした状況を見て、小さい公園に同じようなものが三種の神器みたいにあってもつまらないと思いました。ある程度のエリアの中で分業といいますか、ここは遊具はないけど、きれいな芝生でリラックスできる、こっちの公園は水遊びができる、こっちはボールを投げてもいい、こっちは日陰があってお年寄りがゆったり過ごせる、こっちはかわいい遊具があって子どもたちがワクワクしながら遊べる。そうした公園を日によって使い分けてもらえればいいのではと思って、昨年1年かけて3つの地域をモデルにし、公園の再構築プランを作ることにしました。地域の方々に参加していただいて、どういう公園がいいか、そこで何をしたいかなどを喧々諤々話し合ってもらい、今年度末にプランができます。そして来年度は、それに基づいて公園の再構築をスタートさせます」

