SearchSearch

4年ぶりの産業見本市「第16回としまMONOづくりメッセ」がサンシャインシティにて開催

2023.03.08 Vol.Web original

「第16回としまMONOづくりメッセ」が、豊島区のサンシャインシティ展示ホールBにて開催された。

 としまMONOづくりメッセは、2008年に始まった池袋副都心を代表する産業見本市で、区内の基幹産業である印刷業をはじめ、精密機器、金属製品等の製造業を中心とした企業・団体が、それぞれ優れた製品や高い技術を一堂に展示するもの。一般客も楽しめる体験教室、展示コーナー、講演会などが充実しており、例年約2万人が訪れる。

 3月2〜4日まで、4年ぶりの開催となった今年は、85社・団体、102ブースが出展。今年の注目は、区制施行90周年を契機に、豊島区で活躍する企業を中心として立ち上がった「企業実行委員会」によるSDGsブース。東京海上日動火災保険株式会社による企業のためのSDGs診断や、西武造園株式会社によるみつばちから身近な自然を考える「はち育Ⓡ」体験など、それぞれの企業の強みを生かしたブースが展開された。また、SDGsに配慮した企業の取り組みを表彰するSDGsグランプリという企画が開催され、グランプリに株式会社八洋、準グランプリに川村学園女子大学、特別賞に豊島区伝統工芸保存会が選ばれた。

豊島区と西武池袋本店が“パパママ応援”!「育休復帰セミナー」を開催

2023.03.02 Vol.Web original

 FFパートナーシップ協定を結ぶ豊島区と西武池袋本店が2月27日、西武池袋本店 別館8階 池袋コミュニティ・カレッジにて「育休復帰セミナー」を開催した。

 FFパートナーシップ協定とは、Female/Family Friendly(女性/ファミリーにやさしい)の略で、豊島区の掲げる「わたしらしく、暮らせるまち。」を基本コンセプトに、子育て支援、健康増進、働き方改革、防災など、分野ごとに行っていた様々な公民連携・協働を包括する形で、パートナーシップ協定を企業と締結するもの。

「育休復帰セミナー」は、育休からの復帰を控えている人や子育て中の人に向けたセミナーで、「パパ・ママ応援!」をコンセプトに、復帰直前の不安を解消することや、リフレッシュの機会を提供することを目的として、2017年より開催。この日は22名のパパ・ママが参加し、受講中はスタッフが子どもの見守りをサポートした。

堀潤氏が中学生とSDGsを考える授業「固定観念にとらわれず、好奇心を失わないでほしい」

2023.02.27 Vol.Web Original

 
 ジャーナリストの堀潤氏が2月10日、静岡県浜松市立北浜東部中学校の1年生に「平和」をテーマにSDGs(持続可能な開発目標)のリモート授業を行った。

 去年、台風15号による記録的大雨で甚大な土砂災害を受けた静岡県油山地区の映像を見ながら、「SDGs」が災害とどう関わっているのか子どもたちと考えていく。

 実際に目にすることで感じたことを交えながら、SDGsの1番「貧困をなくそう」、2番の「飢餓をゼロに」、3番「すべての人に健康と福祉を」、4番「質の良い教育をみんなに」は、それぞれの目標がつながっていると伝え、普段見たり聞いたりするニュースはSDGsにかかわることがたくさんあり、子どもたちに身近なことであると感じさせた。

 さらに、ヨルダンに避難している難民キャンプを堀氏自身が取材した写真とともに紹介。堀氏が難民キャンプで出会った子どもへ話を聞くと、将来は小児科医や学校の先生になりたいという立派な夢を語ったという。現地で支援活動をしている人にこの話を伝えると「ここの子どもたちは職業を国連などから派遣されている医療チームや学校の先生しか知らないんです」と返答され、“医者を目指すのはすごいこと”という固定観念によった考えを痛感させられ、職業を知らないというのは深刻な問題であったと堀氏は語る。

古坂大魔王が小学生を相手に出張授業。「最後の最後まで辞めなければなんとかなる」と夢を持ち続ける事の大事さを語る

2023.02.22 Vol.Web Original

調布市の市立若葉小学校で出張授業「avex class」を開催

 お笑い芸人の古坂大魔王が2月21日、東京・調布市の市立若葉小学校で“出張授業”を行った。

 古坂が所属するavexは次世代の子どもたちのためにコミュニケーション本来の力を駆使して平和な社会づくりに積極的にチャレンジするアクション&オピニオン参加型プロジェクト「SDGsピースコミュニケーションプロジェクト」の賛同パートナーで、同社自体もさまざまなサステナビリティ活動を行っているのだが、その一環としてアーティスト・タレント・クリエイターが全国の教育機関を訪問し、自身の体験を通じて子供たちに「才能や夢を信じる力」の大切さを伝えるプログラムがこの出張授業「avex class」。

 同校では「持続可能な社会を創造する~夢をもち未来を切り拓く力~」という経営方針を掲げており、これはavex classの理念と一致するものであることから今回の出張授業が実現した。

 この日は小学5~6年の約300人が体育館に集合。古坂が後方の扉から入場すると大きな拍手と歓声が沸き起こった。

 古坂はステージに立つと「こんにちはー。もっと大きな声で!」と挨拶の交換を繰り返した末に「うるさいぞー(笑)」と笑わせ、子どもたちのハートをがっちりつかむ。そして「今日はたくさんみんなとお話がしたい。何でも話すつもりでいるので、質問を考えておいて」などと子供たちに呼びかけた。

 古坂にはピコ太郎という顔もあるのだが「ピコ太郎を知ってる人?」と問いかけ、多くの子供たちが手を挙げると「ホントに? あれ7年前ですよ。まだみんなが幼稚園とか保育園のころですよ」とびっくり。ピコ太郎としてウガンダに行った際に市場のおばさんにパイナップルを差し出され「ヘイ、イッツユー」と言われたエピソードを明かした。

「チョコレートをどんな基準で選ぶ?」カカオ農家を例に、浜松市の生徒たちがSDGs学習

2023.02.14 Vol.Web original

 浜松市立北浜東部中学校の1年生が2月3日、リモート授業で「SDGs(持続可能な開発目標)」について学習し、チョコレートを題材に世界の同世代の子どもたちのためにできることを考えた。

 この日の授業は、幅広い業界で活躍している有識者や企業・団体が連携し、SDGsのテーマに基づいてネットワークや情報を共有して平和な社会づくりにチャレンジするアクションプロジェクト&オピニオン参加型プロジェクト「SDGs ピースコミュニケーション」の一環として開発している、SDGs学習カリキュラムの実証実験として行われたもの。カリキュラムは、早稲田大学、デロイト デジタル、内閣府認定事業の「BEYOND2020 NEXT FORUM」で作成している。

 はじめに早稲田大学総合研究機構グローバル科学知融合研究所副所長の一木広治氏が、浜松市が2018年に内閣府からSDGs未来都市に選定されたことから、今回の実証実験が始まったことなどを説明した。

GTIEが中央区の小学校で「アントレプレナーシップとSDGs」をテーマに出前授業

2023.01.26 Vol.Web Original

 早稲田大学、東京大学、東京工業大学を主幹機関とした「世界を変える大学発スタートアップを育てる」プラットフォームである「Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE:ジータイ)」が1月20日、小中高生を対象としたアントレプレナーシップ養成の取り組みの一環として、東京都中央区立中央小学校に在籍する小学5年生の児童に対して、ワークショップ型の授業を行った。

 この日の授業の狙いは、小学生に身近な「給食」を題材としてSDGsの問題を考えることを通じ、アントレプレナーシップをより自分事として感じられるようになること。Beyond 2020 NEXT PROJECTの学生メンバーが主体となって講義からグループワークまでの運営を行った。

 授業では始めに早稲田大学の朝日透教授からアントレプレナーシップについて説明があり、その後、大学生によるSDGsの講義、ワークショップ、グループ発表が行われた。

EXILE HIRO「地域の皆さんとコラボして世の中も元気に」TGC×LDHの地方創生プロジェクト拡大へ 岩手・一関市で『TGC teen』

2023.01.23 Vol.Web Original

 

 ファッションショーや音楽ライブなどが融合した人気ファッションイベント「東京ガールズコレクション」(TGC)とEXILEや三代目 J SOUL BROTHERSらが所属するLDH JAPANによる地方創生プロジェクトが拡大する。23日、岩手県一関市で『TGC teen ICHINOSEKI 2023』(5月27日、一関市総合体育館  ユードーム)の開催についての記者発表があり、両社が展開している地域社会への貢献とSDGsの推進を目指すプロジェクトを実施すると発表した。

 プロジェクトは、TGCの「TGC地方創生プロジェクト」と”エンタテインメントだからこそできる社会貢献がある”という想いのもと、さまざまな社会貢献活動に取り組むLDH JAPANが協働し、ダンスをはじめとするエンタテインメントと自治体のコラボレーションを通じて、地域社会への貢献、SDGsを達成を促すもの。

 EXILE TETSUYAは「一関市のみなさんと一緒にできることにワクワクしています。僕たちはエンタテイメントの力を信じて活動してきておりますけれども、その長所を生かしていろんな活動ができれば」。そのうえで、今回はアプローチしていくSDGsについて説明。1つは「老若男女幅広くダンスに触れ合える機会の創出」で、自身がプロデュースする「ダンスワークショップショー」を実施することであらゆる世代の人にダンスに触れる機会を提供し、SDGs目標の「3.すべての人に健康と福祉を」を推進する。もう1つは「ダンスを通じた次世代育成とエンタテインメント体験機会の創出」で、LDH所属のアーティストのステージで一関市でダンスを志す学生たちが共演することでSDGs目標の「4.質の高い教育をみんなに」を推進を目指す。そして、最後に、「このパートナーシップが、唯一無二の新しい形の地方創生となるべく尽力していきたい」と付け加えた。

豊島区、地元企業らがプレゼン 豊島区の区制90周年を “オールとしま”で盛り上げ

2022.12.16 Vol.Web Original


 豊島区は13日、池袋のサンシャインシティ文化会館で、4回目となる「豊島区制施行90周年企業実行委員会」(以下、企業実行委員会)を開催した。業実行委員会には、区制施行90周年実行委員会の渡邊裕之実行委員長、企業実行委員会の合場直人幹事長、高野之夫区長らも参加し、区内の企業らのさまざまな取り組みが発信された。

 企業実行委員会は、豊島区の区制90周年を 、“オールとしま”で盛り上げるために立ち上げられた企業主体の組織。地元企業のほか区外からの企業も参加し、定期的に委員会を開催し、としまのまちづくりや今後についての意見交換や新規企画提案を行っている。

 この日も13の企業が参加し、それぞれが2分の持ち時間で、取り組んでいることやこれからなどについて話した。内容は、豊島区が「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」にW選定されるなど、SDGsの達成に向けて積極的に取り組んでいることもあり、それぞれのSDGsに対してのアクションが主で、環境やダイバーシティ、ジェンダー、教育などさまざまなアングルからの取り組みが共有された。発表の中で協力を求める姿もあり、ネットワークも自然と広がっているようだった。

東京都が12月4日からの「人権週間」にあたり交通広告とTV-CMを制作。ryuchellと和合由依さんを起用

2022.12.03 Vol.Web Original

 東京都は12月4日からの「人権週間」にあたり「あなたの色で生きよう。わたしの色で生きよう。」 をキャッチフレーズに育児やダイバーシティに関する発信が注目を集めているタレントのryuchellと、東京2020パラリンピック開会式で「片翼の小さな飛行機」の物語の主人公を演じ注目を集めた和合由依さんを起用した交通広告とTV-CMを制作した。

 交通広告は11月28日から4日まで公開。TV-CMはネットでは28日から東京都公式動画チャンネル「東京動画」でメイキング動画も合わせて配信。テレビとラジオ、街頭ビジョンでは4日から放送を開始し、いずれも10日まで流される。

 TV-CMは「私たちは同じ人間だけれど、個性も、価値観も、いろいろ。違いを認め合うことができれば、東京は、もっと生きやすい街になる。」というテーマのもと制作。

同性カップルらが国を訴えた裁判で東京地裁が「違憲状態」と判断。原告側は「パートナーが異性であっても同性であっても、価値のあること」

2022.11.30 Vol.Web original

 同性同士の結婚が認められないのは憲法違反だとして、都内に住む同性カップルらが国を訴えた裁判の判決が30日、東京地裁で言い渡された。

 東京地裁は原告側の請求を棄却したものの、同性カップルに対する法的な制度がないことは「重大な脅威で、個人の尊厳に照らして合理的理由はない」として、憲法24条2項に「違反する状態」との判断を示した。

 判決が言い渡されるのは、札幌地裁、大阪地裁に続き、今回が3件目。昨年3月の札幌地裁では憲法14条の「法の下の平等」に違反するとしていたが、今年6月の大阪地裁では違憲性を認めず、司法判断が分かれていた。

 原告の一人、大江千束さんは「もっと突っ込んでほしい思いはありますが、憲法24条2項について違憲状態であるという解釈ができるのは大きな前進。ほっとしています」と話した。広橋正さんは「パートナーが異性であっても同性であっても、家族として築いていける、価値のあることだと、裁判所は認めてくれたのかなと思う」と安堵の表情を浮かべた。

 “結婚の自由をすべての人に”をスローガンに、2019年2月以降、東京、札幌、名古屋、大阪、福岡の5つの地方裁判所・高等裁判所で争われている同様の裁判。現行の制度は憲法が保障する「婚姻の自由」(24条)や「法の下の平等」(14条)に違反するとして、全国の同性カップルらが国に損害賠償を求める訴訟を起こしている。

豊島区が区制100周年に向け「子どもたちが10年後も住み続けたいまちづくり」についてのパネルディスカッション開催

2022.11.29 Vol.Web Original

 豊島区が11月25日、西武池袋本店7階催事場特設会場で豊島区制90周年記念事業「子どもたちが10年後も住み続けたいと思えるまちづくり~ダイバーシティ&インクルージョンの視点から~」を開催した。

 イベントは二部制で行われ、第一部では公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン アドボカシーグループ リーダーの長島美紀氏が「子どもたちが10年後も住み続けたいと思えるまちになるために」というテーマで講演を行った。

 この中で長島氏はまずは「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)とは何か?」といったところから解説。多様性を認めたうえで社会や体制づくりを進めていく「ダイバーシティ」、それぞれの違いを踏まえたうえで、そういった特徴を生かした形の社会づくり・組織づくりをする「インクルージョン」。この2つの特徴を挙げ、育休・時短勤務・リモートワークといった多様性を生かすための取り組み(インクルージョン)をせずにダイバーシティだけを推進すると生産性が低下するといった研究成果などを紹介しながら、D&Iの推進の重要性を解説した。

 そしてそういった視点から「環境配慮」「教育配慮」「文化・歴史への配慮」「女性への配慮」「特別なサポートが必要な人への配慮」「生きづらさを抱えるすべての人への配慮」といったD&Iへの具体的な取り組みを紹介し、今回のイベントのテーマに沿い、「すべての子どもたちの視点を入れるまちづくり」のための施策を提案した。

Copyrighted Image