“食べられない”料理を“楽しめる”に変える、ケアリングフードと中華料理のコラボレーションが実現

親子が安心して外食ができる「親子体験ランチご招待会」を開催

「ケアリングフード」の第一人者・藤春幸治シェフと、横浜の人気中国料理店「水綾閣(すいりんかく)」の木下茂樹総料理長とのコラボレーションによる「一緒に食べられる記念日 親子体験ランチご招待会」が8月27日、水綾閣で開催された。

 このイベントはアレルギーを持つ子どもとその家族を対象にしたもので、乳・卵・小麦・ナッツ不使用のアレルゲンフリーと薬膳の知恵を組み合わせた“ケアリングフードと中華料理のコラボレーション”を提供した。

 日本国内では、乳・卵・小麦などの食物アレルギーを持つ子どもは約52 万人以上(※)とされ、外食の場では「同じ料理を選べない」「アレルギー表記がなく不安」といった課題が依然として多く、家族で同じ食事を楽しむ機会が制限されているという。(※2023年度 公益財団法人 日本学校保健会「全国公立小中学校調査」より )

 イベント後のアンケートでは「アレルギー表記がなく不安で外食を避けてきましたが、今日は安心して楽しめました」「卵を湯葉で代用する工夫に驚きました。子どもも喜んで食べてくれました」 といった意見が寄せられた。試食会では「米粉クレープの北京ダック」や「湯葉を卵に代えた天津炒飯」が特に高く評価され、ほかにも水餃子や海老マヨ、豆乳アイスなど幅広いメニューが好評を博した。

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