「世界の潮流を日本が先導するためにディシプリンを超えた科学知融合の場を」朝日透

今、考えるべき「2020年の、その先」
『BEYOND 2020 NEXT FORUM−日本を元気に! JAPAN MOVE UP!−』プロジェクト


「2020年以降の日本の活性化」をテーマに、世代や業界を越えて有識者らが集う『Beyond 2020 NEXT Forum−日本を元気に! JAPAN MOVE UP!−』。プロジェクトに賛同する各界のオピニオン・リーダーが、プロジェクトに込めた思いや展望、それぞれが2020以降に向けて行っている取り組みなどを語る。
朝日透(あさひ とおる)…早稲田大学理工学術院 教授。グローバル科学知融合研究所長
 今年、早稲田大学・総合研究機構の中に〈グローバル科学知融合研究所〉を立ち上げた朝日透教授。その目的、そして名称に込めた意味とは。

「グローバル科学知融合研究所は、未来社会における課題、超高齢化社会における課題、SDGs実現に向けた課題など、2020年以降を見据えたさまざまな課題解決を目指して設立しました。そのために研究所では学問の分野の壁を越えて、学生や社会人、研究者がともに集い活動できる場を提供しています。もちろん活動の場を設けるだけでなく、研究所として“サイエンス”をキーワードに“知識”だけでなく“知恵”を集結させ融合させようとしています。さらにそのフィールドを日本国内にとどめるのではなく、世界に向けても発信していこう、と。そういった思いを込めて〈グローバル科学知融合研究所〉という名称をつけました」

 研究所の中では、グローバルバイオメディカルグリーンサイエンスラボ、ブロックチェーン研究教育ラボ、SDGsフロンティアラボ、先端ベンチャー・起業家養成ラボ、ゼロイチラボ、早稲田リサーチフロントラボといった各ラボを設置。

「ラボといってもすべてが実験室に分かれて研究に取り組むだけではなく、各ラボ同士はもちろん各分野のエキスパートや企業などと連携しながら、幅広く参加できる場も作りつつ、多面的に活動していきます。各ラボで扱うテーマはいずれも日本では未開拓の面も多いものばかり。それらについて率先して研究し、情報を共有しながらムーブメントを作っていきたいと考えています」

 さらに研究所では次世代エコノミーや次世代エンターテインメントといった“次世代”を見据えたテーマでワーキンググループを設置。

「現在、世界ではエンターテインメントにしろライフサイエンスにしろ、あらゆる分野で次世代を見据えたムーブメントが起きています。日本が世界の先頭集団を走るためにも、最新の潮流をいち早くとらえなければなりません。そこに課題があるならそれを見極め、ポジティブに活用できる方法を模索する。世界の潮流をとらえ、それをけん引する人材を日本からどんどん育てていきたい。そのために『Beyond 2020 NEXT project』をはじめとする、分野の違いや学生と社会人、官学民を越えてつながることができる場を、これからも設けていく予定です」
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