「最高の睡眠」にアプローチする枕はこうして生まれた 開発者に聞く【インタビュー・前篇】

 新型コロナウイルスの感染拡大が長期化している。有効な治療法がない中で、免疫力を高める「睡眠」の重要性に改めて注目が集まっている。先ごろ「BRAIN SLEEP PILLOW(ブレインスリープピロー)」を発表した株式会社ブレインスリープの道端孝助代表取締役に、睡眠の質に直接アプローチする画期的な枕が生まれた背景を聞いた。
株式会社ブレインスリープの道端孝助代表取締役
「ブレインスリープピロー」が開発されたきっかけを教えてください。

道端孝助(以下、道端)「ブレインスリープでは、米スタンフォード大学教授で睡眠を研究する西野精治先生と共に代表を務めています。先生の著書『スタンフォード式 最高の睡眠』にそばがらの枕の話が出てくるのですが、どうしたら良質な睡眠が取れるのかという問いに、深部体温(体の内側の温度)を下げることで入眠がスムーズになり、一番最初の深いノンレム睡眠に移行する『黄金の90分』が大切だとおっしゃっています。

 実際にホテルで使ったポリウレタンで作られ、頭が沈み込む枕に疑問を感じたそうで『確かにフィット感はあるが頭に熱がこもるようになり、体温調節の観点で睡眠に悪影響が出る』と、先生自身もさまざまな枕を使われる中で、やはり睡眠医学的に深部体温、特に脳(頭)を冷やすために枕からアプローチしたいというお話がありました」

 西野先生の中に元になるアイデアがあったということですか?

道端「もともと『深部体温を冷やせる枕、脳の温度を下げられる枕が睡眠に良いのは間違いないから、そういう枕を作ってみないか』という切り口が明確にありましたね。そうしたコンセプトの枕は聞いたことがないですし、僕らも枕を作ったことはありませんが、それが開発に取り組むきっかけになりました」
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