サムライギタリストMIYAVIが国連本部でパフォーマンス「国連を支える世界こども未来会議」のテーマソングを初披露

日本から鼓動を送るこどもたち(撮影・Masahiro Noguchi)

 また同様に、本会議でも取り入れている「心臓ピクニック」を使い、ニューヨークの会場にいるこどもと日本にいるこどもをオンラインでつなぎ、鼓動を光と振動で感じる遠隔触感コミュニケーション体験を実践した。「心臓ピクニック」は聴診器と振動スピーカーがつながったもので、身体外部に鼓動を感じ取れるようにする。日本からこどもの鼓動が会場に届き、会場で受けたこどもは「すごい」、「地球の裏側にいるはずなので、すぐそばにいるみたい」、「どうやって届いているの」と驚いた様子で感想を語った。

 プロジェクト発表後のMIYAVIによるライブパフォーマンスでは「Shape Of Futureプロジェクト」と題したこどもたちの未来に向けた「声」を集めるプロジェクトをもとにMIYAVIが楽曲プロデュースで制作した「国連を支える世界こども未来会議」のテーマソング「That‘s What I’m Gonna Be」が初披露された。演奏前にMIYAVIは「今、大人はこどもたちが自由に発言できて、自由に創造する場を作ることが大事です。このThe Children’s Conference of the Future in Support of the United Nationsという日本で生まれたイベントは、そういったようにこどもたちが自由に発言し、創造する良い機会です。僕自身もUNHCRの親善大使として、ケニアやコロンビア、バングラデシュ、タイ、レバノン、セルビアを訪れました。音楽で戦争を止めることはできないし、目の前にいるこどもにキャンディーをあげることもできません。それでも世界にメッセージを届けていくことで、少しでもこういった機会を作ることができる。僕たち一人一人の役割を全うして、より良い世界ができると信じて歌っています」と平和について語った。