主婦年金問題で新旧厚労相が責任なすり合い

2019.04.21Vol.501東京ライフ
 主婦年金問題が新たな展開を見せている。年金の変更届を出し忘れた専業主婦の救済問題で、菅直人首相は8日夜、細川律夫厚生労働相ら関係閣僚と首相公邸で会談し、未納保険料の追納を認め、年金減額を防ぐ「特例納付」を盛り込んだ国民年金法改正案を今国会に提出する方針を決めた。3年間の時限措置。未納期間を年金受給資格に必要な期間(25年間)に算入する「カラ期間」の導入も盛り込む。これに伴い、1月から導入し、一時停止された厚労省課長通知による救済策を8日付で廃止した。  現行の救済策は、夫が脱サラした際に適正な手続きを経て保険料を払い続けた専業主婦が存在する一方で、届け出を忘れた人の支払いを免除するという全く理解しがたい不公平なもの。  細川律夫厚生労働相は4日の参院予算委員会で、昨年12月に厚労省課長通達を出した時点で「私は知らなかった」と述べ、7日の予算委では通達の詳細を知ったのは「今年1月下旬だった」と明らかにし、自らの責任を認めた。救済策は前任の長妻昭厚労相当時の昨年3月に方針が決まったのだが、この時期に細川氏は厚労省副大臣。4日には「私はこの問題にタッチしていなかった。当時の大臣が決めた」と述べ、長妻氏の判断で救済策が決まったことを明言。8日の衆院厚労委員会では「引き継ぎ書の中にこの件はなかった。事前に救済策の内容を聞いていたら私なりの考えを話した」と語った。  となると収まらないのは長妻氏。国会内で記者団に「救済策で不公平が発生することはあるが、負の遺産をいったん整理しなければならないと判断した。マスコミも入れたフルオープンの形で決定したので周知されているのではないか」と断じた。  この内紛にほくそえむのが自民、公明両党。細川氏の問責と長妻氏の参考人招致を狙う。年金問題に関しては、超党派で解決策を見いださねば、ならないのだが、今回の件もやはり政局の道具にされてしまうもよう。

外国人からの違法献金だけでは終わらない前原問題

2019.04.21Vol.501ニュース
ニュースの焦点  前原誠司外相が在日外国人から違法献金を受けていた問題で6日辞任した。同日夜に外務省で開かれた会見で前原氏は「外相の職にある政治家が外国人から献金を受けていたという事実は重く受け止めなければならない。日本の外交の信頼性を揺るがすことになれば、私の本意ではない」と辞任理由を述べた。  4日午後の参院予算委員会で、西田昌司氏(自民)が「まえはら誠司後援会連合会」の平成20年の政治資金収支報告書に京都市山科区で焼き肉店を経営する在日韓国人の女性(72)からの5万円の献金が記載されていると指摘。「日本国籍をお持ちなのか」と質問したところ、前原氏は「焼き肉店を経営する在日の方だ。返金して収支報告書を訂正する」と答弁した。  問題の献金は前原氏が中学生の時に引っ越した団地のそばで焼き肉店を経営している女性からのもの。政治資金収支報告書によると、前原氏の関係政治団体「まえはら誠司後援会連合会」は平成17〜20年の間に計4回、この女性から各5万円の個人献金を受けていた。前原氏によると、報告書が未公表の22年にも5万円の献金を受けたといい、献金受領は入閣後も続いていた。  金額も25万円と小額で、事情が事情なだけに、この程度で辞任というのは…という意見も出ているが、政治資金規制法では明確に禁じられている以上は仕方がない。小沢一郎元代表の政治とカネの問題については舌鋒鋭かった前原氏だけになおさら辞任は避けられなかった。西田氏の質問に、「全体を調べしっかり対応する」と答えているだけに、閣僚を退いても説明責任からは逃れられない。  クリーンが売りだった前原氏にとって今回受けたダメージはあまりにも大きい。4日の予算委後の会見で「そういう形で献金を受けていると認識していなかった」と語ったが、献金を受けていた数年間に渡り、一度も報告書に目を通していなかったということなのだろうか。目を通していたらそんなに恩義のある人の名前は見落とさないはず。よもや外国人からの献金が禁止されていることを知らなかったとは考えにくい。  前原氏は民主党代表時代、平成18年の偽メール事件で、確証がないうちに、「(国会での)明日の議論を楽しみにしていただきたい」と大見えを切り、大恥をかいた過去がある。やはり脇が甘いといわれても仕方がない。  今回、前原氏にはこれより先に巨額脱税事件で有罪判決を受けた男性の関連企業とのつながりも発覚。パーティー券代として50万円を受領。この男性の関係するグループ企業4社は民主党本部にもパー券代として資金提供、野田佳彦財務相、蓮舫行政刷新担当相も資金提供を受けていたとされており(ともに返還)、今後の成り行き次第では民主党は壊滅的な打撃を受けるかもしれない。

シングルマン

2019.04.21Vol.501アート
 交通事故で長年のパートナーを亡くしたジョージは、毎日悲しみにくれていた。そんな日々を自分の手で終わらせようと決意した日、世界が輝きだして……。ファッションデザイナー、トム・フォードの初監督作品。『英国王のスピーチ』などのコリン・ファースが悩める男を演じあげる美しい感動ストーリー。 販売元 ハピネット 発売中 3990円(税込)

悪人 スペシャル・エディション

2019.04.21Vol.501コラム
 土木作業員をしながら祖父母の面倒をみて暮らしていた男と、退屈な毎日を送っていた女が運命的に出会い、恋に落ちた。しかし、男は連日報道されていた殺人事件の犯人。2人は逃避行の旅に出るが……。妻夫木聡が殺人を犯した孤独な男を熱演。第34回モントリオール世界映画祭で深津絵里が最優秀女優賞に輝いたのを筆頭に、国内外のさまざまな映画賞を奪取した話題作。『フラガール』などさまざまな作品を届けてきた李相日監督がメガホンを取った。共演陣も豪華だ。 販売元 東宝 3月18日(金)発売 5985円(税込)

レキツ / レキシ

2019.04.21Vol.501コラム
J-POP ALBUM  Super Butter Dogや100sの池田貴史によるソロプロジェクトのセカンド。本人の好みを全開にした作品で、リスナーを楽しい歴史の旅に誘うファンキーな作品。「きらきら武士」を始め全10曲。受験勉強にもおすすめの1枚かも!? cutting edge 3月16日(水)発売 CD DVD 3800円(税込)

STAR / RIP SLYME

ケツノポリス 7 / ケツメイシ

マンションにぴったり!パナソニックの洗濯乾燥機「プチドラム」

2019.04.21Vol.501今日の東京イベント
 パナソニックは、ドラム式洗濯乾燥機の新モデルとして、幅約60cm×奥行き約60cmのマンションサイズを実現した「プチドラム」を発表した。価格は15万円前後で、4月15日発売を予定している。  世界の洗濯機需要は、アジア市場を中心とした縦型洗濯機と、欧米市場を中心としたドラム式洗濯機がシェアを2分している。しかし、パナソニックのドラム式洗濯機の販売構成比は14%しかない。欧米市場での構成比をあげるためには、ドラム式の強化が急務となっていたのだ。  そこで、新ジャンルの洗濯乾燥機として「プチドラム」を投入した。ポイントは、価格と置き場所。コンパクトで低価格。まさに縦型洗濯機に置き換わるモデルとなっている。  あわせて発表したドラム式洗濯乾燥機が「トールドラム」。洗濯9kg、乾燥6kgで価格は30万円前後。従来モデルから使いやすさを追求し、ドラム投入口を10cm高くして、衣類の出し入れをしやすくしただけでなく、新開発した「全方位シャワー」で定格9kg洗濯時に従来モデル比で7分もの時間短縮を実現している。  パナソニックでは、ラインアップを拡充することで、ドラム式のメリットを広くユーザーに知ってもらい、買い替えを促進していくことを考えている。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

苦悩の日米欧中央銀行 インフレ打つ手なし

2019.04.21Vol.501コラム
 国内ガソリン価格が145円台に突入するなど、原油や食料の高騰で世界的にインフレ圧力が高まっている。日銀は14、15日に開く金融政策決定会合で、影響を点検するが、物価下落が続くデフレ状態にあり、利上げによる金融引き締めは到底無理。来月にも、利上げに踏み切る可能性に言及した欧州中央銀行(ECB)は、財政危機の爆弾を抱え、米連邦準備制度理事会(FRB)も、高い失業率が足かせとなっている。日米欧の中央銀行は、インフレに打つ手が見当たらないのが実情だ。 まず欧州が悲鳴 「今の一番のぜいたくは金のカップで砂糖入りのコーヒーを飲むことだ」  金融市場でこんなジョークが語られるほど、物価上昇は急ピッチだ。国連食糧農業機関(FAO)が3日に発表した2月の食料価格指数は2カ月連続で過去最高を更新した。上昇は8カ月連続で、この間の上昇率は40%に達する。  食料高騰は中東・北アフリカの情勢不安の引き金となったが、影響は先進国にも波及し、まず欧州が悲鳴を上げた。  ECBのトリシェ総裁は3日の理事会後の会見で、「4月にも利上げの可能性がある」と明言した。ユーロ圏の2月の消費者物価上昇率が前年同月比2.4%となり、3カ月連続でECBの政策目標「2%未満」を上回ったためだ。  だが欧州ではギリシャ、アイルランドに続き、ポルトガルやスペインにも財政危機が波及する懸念が出ている。信用不安がくすぶるなか、利上げに踏み切れば、金融市場が混乱する恐れがありる。 われ関せずの米国  景気回復のテンポが想定よりも速まっている米国でも、一部で「今年後半ごろに利上げに踏み切る」との観測も出ている。  ネックは、9%前後で高止まりする失業率だ。FRBのバーナンキ議長は1日の議会証言で、「正常な水準に戻るには数年かかる可能性がある」と懸念を表明。現在実施している大規模な量的金融緩和策は今年6月に終了するが、その後について、「定期的に点検し必要に応じて調整する」と述べるにとどめた。  米国の量的緩和に対しては、中国など新興国が「ドルの増刷で投機マネーを膨張させ、世界にインフレを輸出している」と猛烈に批判している。 遠いゼロ金利解除 「先進国の金融緩和も一因」と、日銀の白川方明総裁は、新興国の批判に理解を示す。だが、1月の消費者物価指数は前年同月比0.2%下落で、23カ月連続のマイナスだ。石油製品の値上がりで下げ幅は縮小してきたが、現在行っているゼロ金利政策の解除の条件である「1%上昇」にはほど遠い。  そもそも物価上昇は先進国の景気過熱が原因ではなく、新興国を中心とした世界的な需要増大という構造的な要因が大きく、「先進国の“地域限定”利上げの効力は限定的」(エコノミスト)との見方が大勢だ。そのため、景気を冷やす利上げは、なかなか決断できないでいるのだ。

大相撲新生委員会が八百長防止へ6項目案

2019.04.21Vol.501今日の東京イベント
 八百長問題に揺れる日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で問題の再発防止策を検討する委員会の初会合を開き、会の正式名称を「大相撲新生委員会」に決めた。委員長に外部委員の島村宜伸元文相が就任し、取組や支度部屋での力士の監視強化などを盛り込んだ6項目の案をまとめた。  6案は(1)監察態勢の強化(2)支度部屋の秩序保持の強化(3)電話などでの情報提供を募るホットラインの設置(4)故意による無気力相撲懲罰規定の適用拡大(5)師匠や部屋付き親方への研修(6)力士への研修−となった。  監察態勢強化の具体案として、昭和47年に無気力相撲防止のために設置された監察委員会の権限を強化し、場所中に審判部との監察会議を連日開催したり、土俵周囲で観戦する維持員に力士の敢闘精神を採点してもらう方策が挙がった。  しかし提示された6項目はいずれも「決定打」にはなりそうもない。例えば、取組後に一般の好角家である維持員にアンケートを取り「敢闘精神」を採点してもらうといっても、熱戦だから真剣勝負というわけでもない。  公営ギャンブルでは前日から外界との接触を禁じ、携帯電話も使えない。お金のかかっている競技と同様に扱うわけにはいかないという意見もあろうが、「八百長をやりにくくする」という観点でいえば、場所入り時に携帯電話を協会に預け、なおかつ取組を当日発表にする――くらいしかないのではなかろうか。

「ソーシャルダイブ 探検する想像」展

2019.04.21Vol.501スポーツ
3331 Arts Chiyoda 3月18日(金)〜4月11日(月)  自らの身体と想像力を持って社会に積極的にアプローチする、1980年前後生まれのアーティストたちの活動に着目した展覧会。本展は、2010年9月に開校した3331 Arts Chiyodaの教育プログラム「ARTS FIELD TOKYO」の1期生による企画となる。  世界各地でさまざまなアートプロジェクトが行われている今日、低迷した社会におけるアートの可能性がますます注目されているという。本展では、身近な生活環境に私的な視点を加えるアーティストから、アフリカやインドなどの非西欧地域に赴き現地のコミュニティーなどと連携してプロジェクトを実践するアーティストまで、11名の近作・新作インスタレーションを展示する。 【時間】12〜19時(金土のみ20時まで・最終入場は終了の30分前まで) 【休】火曜 【料金】300円 【問い合わせ】03-6803-2441 【交通】地下鉄 銀座線 末広町駅4番出口より徒歩1分 【URL】http://artsfield.jp/

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