花粉症シーズン到来!仕事や勉強のパフォーマンスが3割落ちる?

ライフスタイルに合わせたさまざまな治療法が登場(写真:長田洋平/アフロ)
さまざまな治療選択肢

現在、花粉症治療には、薬を飲んだり点眼薬を使って症状をおさえる「薬物療法」、花粉症の原因であるアレルゲンを注射や舌の裏から投与する「アレルゲン免疫療法」、レーザー治療などの「手術療法」の大きく3つがある。花粉症治療の第一人者である日本医科歯科大学付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授の大久保公裕氏によれば、これらの治療は、症状の度合いやライフスタイルによって選択したり、組み合わせたりするのが良いという。

たとえば、すでに花粉症シーズンに突入している場合、すぐに症状をおさえる薬物療法が適しているし、症状の軽い人はそれで乗り切れるだろう。長年花粉症に悩まされている重症患者や幼少期の発症であれば、2〜3年以上の長期間の治療が必要になるが、約7割の有効性が確認されているアレルゲン免疫療法で体質自体を改善するのが良いかもしれない。また、薬が飲めない妊婦や鼻づまりが特に重い人には、鼻の粘膜を切除するレーザー治療の選択肢もある。大切なのは、自分のQOLや環境に合わせて最適な治療法を選ぶことだという。

花粉症対策はひと工夫が大事

では、私たちに身近にできる花粉症対策は何か。マスクやメガネなどの着用が一般的な対策だが、ポイントを押さえることでより効果的な対策ができる。具体的には、毛羽立った服を着るのをさける、帰宅時には衣類や髪をよく払って部屋に入る、こまめに掃除するなどが挙げられる。掃除をするときには床の四隅に花粉が溜まりやすいため、部屋の角にはぞうきんの二度拭きなどが良さそうだ。また、空気清浄機は大気中に舞っている花粉には効果的だが、沈殿している花粉は取り除きづらいため、夜間は加湿器の方が効果的だという。

短い期間とはいえ、花粉症シーズンの2~4月は、仕事であれば決算や転勤、学生であれば受験や期末試験など、重要なイベントが予定されている。自分に合った治療法や効果的なポイントを押さえて、快適に春を迎えたい。
<<< 1 2 3
高まるSDGsの意識「エコメッセ2019inちば」
今回はしっかり政策を聞いて投票したい!! 【東京都知事選7月31日投開票】