豊島区の子どもたちが世界に発信!「SDGsフェスティバル」が開催

西巣鴨中学校『南大塚発SDGs花のまちづくり』

 そのほか、西巣鴨小学校は学校のカーテンの切れ端や布を使ったカラフルな衣装で登場し『SDGsにしすっ子ダンス』を披露。千早小学校は地域住民と畑づくりを通してSDGsを学ぶ『畑でつながる千早チャレンジ』、椎名町小学校はプログラミングを活用した『トキワ荘から世界に発信!〜トキワ荘のまちから、未来のまちづくりを提案します!〜』、さくら小学校は地域住民と合同で行った防災訓練『さくら小のSDGs〜安全・安心なまちと学校〜』、仰高小学校は緑のカーテンなどを通して環境保全を考える『私たちのG-SDGs』を、それぞれ発表した。

 巣鴨北中学校はエコバックづくりに取り組んだ『再生PET繊維でつくったオリジナルデザインエコバックで応援巣鴨地蔵通り商店街』、都立千早高等学校は環境や知的財産権について学んだ『高校生が目指すサーキュラーエコノミーへの取り組み』を発表した。

 豊島区SDGs未来都市推進アドバイザーの一木広治氏は「今日はコミュニケーションの大切さを感じた。小学生からはひとつのテーマに向かって共同作業する素晴らしさを、中学生からはスタートアップのようなアイデアで、若い方のチャレンジに心強さを感じた。我々が国連や外務省と取り組んでいる“子ども未来国連”とも連携して、豊島区の子どもたちの育成に励んでいければ」とコメントした。

 豊島区教育委員会教育長の金子智雄氏は「児童・生徒の皆さんには、この大舞台に立ったドキドキも大切な思い出にしていただきたい。コロナ禍にあって安全・安心な学校生活があってこそ、この体験学習を積み上げることができた。30校の校長に感謝したい。学校と地域、大学、企業など、子どもも大人も力を合わせてSDGs達成に取り組んでいきたい」と挨拶し、会を締め括った。

 豊島区は昨年、自治体として初となる独自の文化記念日「としま文化の日」を条例で制定。2年目となる今年は、11月1〜8日まで「SDGs×文化」をテーマに、区内初となる「江戸川乱歩賞贈呈式・トークイベント」の一般公開や「としまマンガ・アニメフェスタ」、「ファーマーズマーケット」、さらに吉本興業との連携では、スポーツミュージカルや、コメディ芝居の上演などを通し、幅広いジャンルで子どもから大人まで、SDGsや文化に触れるイベントを展開した。