都医師会、はしか流行とワクチン接種を解説「まずは接種歴の確認。心配な方は抗体検査を」

麻しんの問題点について「非常に感染力が強いことが恐れられる理由」と川上理事

 麻しんの問題点について、川上理事は「新型コロナウイルスの実効再生産数(1人の感染者による二次感染者数)は2~3人くらい。麻しんの場合は12~18人くらいと言われ、非常に感染力が強いことが恐れられる理由」と指摘。2015年に麻しんの排除状態にあると認定された後も流行を繰り返しているが「なぜ排除国の認定を取り消されないかというと、日本固有のウイルスではなく海外からの持ち込みで流行しているから」。今回の流行に関しては東京都、大阪府、奈良県をはじめ全国で感染者が報告され、ワクチン接種歴は0~1回および不明。国外で感染した人の感染地域はアラブ首長国連邦、タイ、インド等。

 これまでの日本のワクチン接種の経緯を「1966年に接種が開始され、1969年に現行の生ワクチンに移行。1978年10月、1~6歳の幼児を対象に定期接種が始まりました。2006年から現行のMRワクチンに移行して第1期を1歳児、第2期を就学前の1年で定期接種していますが、 2006~2007年に10~20代の間で麻しんが流行。2008年から5年間は中学1年生相当に第3期、高校3年生相当に第4期と2回接種の機会が与えられました」と説明。2019年3月~2025年3月まで、風しんの抗体価が低い成人男性を対象に第5期定期接種の機会もある。

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