都医師会の尾﨑会長を「オザキハシケイ」と脅迫か 51歳の男を逮捕

 東京都医師会の尾﨑治夫会長が経営するクリニックに、カッターナイフの刃などを送りつけたとして、警視庁は16日までに長野県小布施町の元職員の男を逮捕した。

東京都医師会の尾﨑治夫会長(2023年5月9日撮影)

 逮捕されたのは長野県小布施町の元職員、高野伸一容疑者(51)。高野容疑者は一昨年の1月、東京都医師会の尾崎治夫会長が院長を務めるクリニックに「オザキハシケイ」と書かれたメモとカッターナイフの刃1枚を入れた封筒を送り、脅迫した疑いが持たれている。

 調べに対し、高野容疑者は容疑を認め「医師会の感染症対策に疑問を持っていた。私の気持ちを伝えたかった」などと話しているという。容疑者は、これまでにも西村経済産業大臣や大阪府の吉村知事を脅迫したとして逮捕、起訴されている。