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前王者の鈴木真彦が1RKO勝ちで復活の狼煙。大﨑孔稀からの王座奪還、K-1の金子晃大、玖村将史へのリベンジもアピール【RISE】

2024.12.21Vol. Web Originalスポーツ
 前RISEバンタム級王者の鈴木真彦(TEAM 寿)が「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)で昨年8月以来の勝利を収め、復活の狼煙を上げた。    鈴木はジェイミー・ゲイマン(フィリピン/WCCS Philippines)と対戦し、1Rに右ストレートで2つのダウンを奪いKO勝ちを収めた。    鈴木は昨年12月に大﨑孔稀に敗れ、約5年保持していた王座を手放すと今年3月に行われた「RISE ELDORADO 2024」では「THE MATCE 2022」で勝利を収めたK-1王者の金子晃大にリベンジを許すなど2連敗。2022年12月からは5戦1勝4敗とどん底に落ちていた。    久々のすっきりしたKO勝ちに鈴木は試合後のマイクで「久しぶりの試合で、やっぱりリング最高ですね。戦うのはめっちゃいい。最高です。去年の12月にベルトを獲られて、けっこう負けたりもしているんですが、今こうやって最高のチームのみんなと絶対に上がっていく。後ろを振り向かずに、“前のほうが強かった”とかそんな声も全部覆す。来年、絶対にベルトを獲ります」と大﨑からの王座奪還を宣言。そして「あと、やられっぱなしなのは嫌なので、絶対にK-1にも借りを返しに行くんで期待していてください」と金子と昨年3月の「K’FESTA.6」で敗れた玖村将史へのリベンジもアピールした。

髙石あかり“素”が満載のアートカレンダー「2025年を一緒に楽しんで」

2024.12.21Vol.Web Originalエンタメ
 俳優の髙石あかりが2025年アートカレンダー『ito(イト)』を発売、12月21日に、都内で発売記念イベントを行った。イベント開始前に取材に対応し、初めてのアートカレンダーへの想いをアピール、「2025年を一緒に楽しんでいけたら」と笑顔を振りまいた。  今年8月に撮影。撮影を担当した増田彩来の祖父母の家、周辺の公園などで、「ピクニックをしたり、シャボン玉で遊んだり」するなかで、素の髙石を捉えた。 「素っていう部分で、私は役としてカメラの前に立つことが多いので、自分として立つというのが若干怖かったりもしていて。増田さんはそこを払拭してくださったというか。本当にカメラを全く意識していないんです。会話をしながら、気づいたらシャッターが切られているような感覚だったので、そういうこともすごい新鮮で記憶に残っています」

18mガンダムも!巨大ロボの大きさとメカニズムに迫る池袋「日本の巨大ロボット群像」展

2024.12.21Vol.Web Original今日の東京イベント
 1963年にテレビアニメ「鉄人28号」が放映されてから約60年。日本のアニメ文化を代表する “巨大ロボット” をテーマにした展覧会「日本の巨大ロボット群像」が12月21日、東京・池袋のサンシャインシティ 展示ホールBにてスタートした。

生田絵梨花「7年前、まさにこの場所で」知念里奈との“約束”明かす 現・帝劇最後の『レミゼ』会見に感慨

2024.12.21Vol.web originalエンタメ
   ミュージカル『レ・ミゼラブル』の本初日開幕記念会見が20日、日比谷帝国劇場にて行われ、ジャン・バルジャン役の吉原光夫らキャスト9名が出席。生田絵梨花が2017年の初出演時を振り返った。  1987年6月の日本初演以来、上演されてきた帝国劇場が2025年に建て替えのため休館することから、今回が現・帝劇では最後の公演となる。  2017年にコゼット役として初参加、2021年からはエポニーヌ役を務め、今回新たにファンテーヌ役に挑戦する生田。「意気込みを漢字一文字で」と言われると「“巡”。コゼット、エポニーヌ、そして今回ファンテーヌとして同じ作品に巡り巡って携わることができるのはすごく幸せ」と笑顔で回答。  現・帝劇で最後となる公演への思いを聞かれると、同じくファンテーヌ役の昆夏美は「初めて帝劇に立たせていただいたのもクロージングもこの作品。帝劇と『レ・ミゼラブル』は私の人生の中で非常に特別な組み合わせ。一公演一公演、覚悟を持ってお客様にお届けしたい」。  生田も「初めて帝国劇場に立たせていただいたのが『レ・ミゼラブル』のコゼット。7年前なんですけど、そのときのこの囲み取材がとても大きな思い出になっていて。当時、ファンテーヌを演じられていた知念里奈さんが、まさにこの場所で、私に向かって“いつかファンテーヌをやってほしい”という言葉をくださって。私も“頑張ります!”と言って、いつか…と思っていたので、今、この瞬間にファンテーヌとして立てているというのがすごく感慨深い気持ちになります」と明かし「今回は本当に運命的なタイミングだったと思います」と感無量。  一方、帝劇クロージング公演後の全国ツアーも楽しみと言い、同じくファンテーヌ役の木下晴香が「ファンテーヌは3人とも食べるのが好きなので、そこも楽しみ」と言うと、昆夏美も「いっぱい食べれるね」、生田も「各地での一期一会を大事に感じつつ、私も各地のグルメが楽しみです。前回はコロナで出歩けなかったので、今回は満を持して」と意気込み、3人のファンテーヌが笑顔で顔を見合わせていた。  会見の登壇者はジャン・バルジャン役:吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔、ジャベール役:伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰、ファンテーヌ役:昆夏美、生田絵梨花、木下晴香。  帝劇クロージング公演ミュージカル『レ・ミゼラブル』は2025年2月7日まで日比谷・帝国劇場にて公演。3月から6月にかけて大阪、福岡、長野、北海道、群馬で全国ツアー公演を行う。

現・帝劇最後の『レ・ミゼラブル』バルジャン役・吉原光夫が別所哲也、鹿賀丈史らレジェンドに思いはせる

2024.12.21Vol.web originalエンタメ
   ミュージカル『レ・ミゼラブル』の本初日開幕記念会見が20日、日比谷帝国劇場にて行われ、ジャン・バルジャン役の吉原光夫らキャスト9名が現・帝劇クロージング公演への思いを語った。  1987年6月の日本初演以来、上演されてきた帝国劇場が2025年に建て替えのため休館することから、今回が現・帝劇では最後の公演となる。  ジャン・バルジャン役を務めて14年目、7回目の吉原光夫は、現・帝劇のクロージングに「あっという間だった」と振り返り「山口祐一郎さん、別所哲也さん、今井清隆さん、そしてスペシャル公演で鹿賀丈史さんといった素晴らしい方々の中で、ヒヨッコながらバルジャンとして舞台に立たせていただいて。叱咤激励を受けながら、新人、青二才みたいな感じで出ていたのに、あっという間に、最近は大御所扱いされて…すごく不思議な気持ちになる」とレジェンドたちに思いをはせつつ、「帝国劇場は僕にとっては怖い劇場なんですけど、節目に一緒にいられて温かい気持ちになる。毎公演、劇場と手を繋いでいけたら」。  そんな吉原は最後に「この作品は、苦しい立場、貧しい立場の人たちが最後まで人とつながろうとして、時代という風に抵抗する作品だと思う。そのメッセージを出演者やスタッフが理解し行動に移すことも務めだと思っています。最後『民衆の歌』を生で、バルジャンやジャベール、ファンテーヌとしてではなく、俳優としてお客様に歌いかけるということは、お客さんがそのメッセージを咀嚼してどう動くか、ということなんだと思う。見たことで終わってしまうのではなく、この時代にどう響き渡らせていくかが大事。ぜひ劇場で体感して、行動していただけると、この作品がこれからもどんどん続いて行くんだろうと思います」と呼びかけていた。  会見の登壇者はジャン・バルジャン役:吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔、ジャベール役:伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰、ファンテーヌ役:昆夏美、生田絵梨花、木下晴香。  帝劇クロージング公演ミュージカル『レ・ミゼラブル』は2025年2月7日まで日比谷・帝国劇場にて公演。3月から6月にかけて大阪、福岡、長野、北海道、群馬で全国ツアー公演を行う。

野杁正明がまさかの連敗。デビュー戦のKANAは対戦を熱望していたメクセンに0-3の判定負け【ONE】

谷原章介、芸能界屈指の時計マニアだった!「繊細な永久機関だからこそずっと愛してしまう」

トーナメント出場の原口健飛「覚悟でみんなより上回って優勝したい」、白鳥は「“白鳥大珠ここにあり”と証明する」【RISE】

2024.12.20Vol.Web Original格闘技
「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)の前日計量が12月20日、千葉県内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。    今大会で行われる「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」に参戦する原口健飛(RISE/日本/ISKA世界ライトウェルター級王者、第6代RISEライト級王者)と白鳥大珠(RISE/日本/RISE WORLD SERIES 2019 ‐61kg 王者、第5代RISEライト級王者)がともに優勝を誓った。    白鳥は「いよいよ来ました。このトーナメントが発表されて、9月に出場が決まって、ワクワクと不安だったり恐怖だったりといういろいろな感情がまじったなかで、ついに明日このトーナメントを迎えることができて非常にうれしく思う。明日は1回戦から優勝候補の大本命のペッチと戦うが、僕が1回戦で下剋上を果たして、トーナメントの幕開けにする予定。そして俺が絶対に優勝する。今回は世界各国で配信もあってかなり注目されていると思うが、この格闘技の世界に“白鳥大珠ここにあり”と証明する」と優勝への熱い思いを口にした。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

王座決定戦に宇佐美秀メイソンは「マットに沈めて王者になる」と自信満々。實方拓海は「明日は“地味強”の真骨頂を見せたい」【RISE】

2024.12.20Vol.Web Original格闘技
「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)の前日計量が12月20日、千葉県内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。    今大会のセミファイナルでは前王者・中野椋太の王座返上に伴う「第4代ウェルター級(-67.5kg)王座決定戦」が開催される。實方拓海(日本/TSK japan/同級1位、WMC日本スーパーライト級王者)は67.15kg、宇佐美秀メイソン (カナダ/クレイス/同級3位、ISKAインターコンチネンタル ウェルター級暫定王者)は67.45kgで計量をクリア。仕上がりの良さをうかがわせた。    計量後の会見で宇佐美は「明日は實方選手をマットに沈めて王者になろうと思っている」「正直、(相手は)体はすごく小さいなと思った。明日は僕のほうが相当大きくなっているかなと思う」「前の試合はすごく課題が見つかった。その修正と自分のパンチをもっと生かせるように蹴りの練習をやってきた。あとはボクシングではなくキックをやっていこうというふうに練習をやってきた。明日はそれを見せられれば」などと自信あふれるコメントを連発。

那須川龍心が“那須川ジョーク”発動「武尊選手の敵を討ちたい。あ、違うほうのスーパーレックでした」【RISE】

2024.12.20Vol.Web Originalスポーツ
「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)の前日計量が12月20日、千葉県内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。    計量後に行われた会見ではRISEフライ級王者の那須川龍心(TEAM TEPPEN)が“那須川ジョーク”で会見を和ませた。    那須川は11月23日に行われた「RISE183」で数島大陸に挑戦し、KO勝ちを収め悲願のRISE王座を獲得。今回は1カ月を切る中での緊急参戦となる。    那須川はペットマイ・MC.スーパーレックムエタイ(タイ/スーパーレックムエタイ)と対戦。那須川は「前回の試合から1カ月も期間がない中でこういう強い選手と試合ができるということで。前回の試合のKOがまぐれだと思われないようにここでしっかりKOして2024年を締めたい」と決意を述べた。

松平健、東京スカイツリー特設ステージで世界初「マツケンサンバII」歌唱!全国に元気届ける

2024.12.20Vol.Web Originalエンタメ
 俳優の松平健が12月20日、東京スカイツリー特設ステージにサプライズ登場した。  芸能活動50周年を記念した期間限定イベント「松平健 芸能活動50周年記念 煌めこうセニョリータ ビバ!マツケン POP-UP SHOP & CAFÉ in Tree Village」を開催中の松平。  今回は日本全国に元気を与えてほしいとの思いから、代表曲「マツケンサンバII」の歌唱が実現した。東京スカイツリー特設ステージでの歌唱アーティストは世界初。

本当に面白い人は、上に厳しく下に優しい。人との絶妙な距離感も知っていて、人間として最高だ。だから、子どもたちには本当に面白い人間になってほしいし、目指してほしい【徳井健太の菩薩目線 第227回】

2024.12.20Vol.Web Originalお笑い
“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第227回目は、「よしもと放課後クラブ」について、独自の梵鐘を鳴らす――。   「よしもと放課後クラブ」なるものが、東京・大阪・沖縄の3カ所にあることをご存知でしょうか? どんなことをしているのかを説明しますと、 “小中高生の皆さんに安心して身を置けるスペースや仲間との交流、さらにエンターテインメントでの夢の実現を応援する(子どもたちが放課後の時間を利用して楽しむ、イベントやエンタメスクールのクラブ活動)” というもので、 「K-POPダンスクラブ」「よしもとお笑いクラブ」「イラストマンガお絵かきクラブ」などを開講している。ちなみに、吉本興業ではエンタメを学びながら、高卒資格取得が目指せる吉本興業高等学院という学校もありまして、僕らが東京NSC5期生だった頃の吉本興業からは考えられないくらいメタモルフォーゼを遂げているのです。   そして、僕は毎週水曜日に行われている「よしもとお笑いクラブ」のゲスト講師として、バッドボーイズの清人さんとともにお邪魔することになった――というのが今回のお話。 サンシャインシティ文化会館ビル7階に東京校はある。 まさか、サンシャインの中に吉本の学校がある日が来るなんて、僕の知っている吉本興業は遠くになりにけり。この日は、漫才をテーマに1カ月間かけて作り上げたネタを、ゲスト講師である僕たちの前で披露するというものだった。授業参観的な要素もあったのだろう。お父さんやお母さんたちもいて、とても牧歌的な雰囲気が流れていた。 とは言っても、「ネタ見せ」だ。ネタを見るからには、きちんと評価をしないといけない。一方で、NSCとは違ってあくまでクラブ活動とするなら、一体どれくらいの熱量で子どもたちのネタを見ればいいんだろう。周りを見ると小学生も少なくない。 そこで僕は、子どもたちに「芸人になりたいですか?」と聞いてみた。彼ら彼女らは一同に、「なりたい!」と大きな声で返すではありませんか。本気の子が一定数いると思うと、M-1の決勝に進めるようなシビアなお笑い評をした方がいいかなと思う反面、この場には「子どもたちにコミュニケーション能力や明るさを育んでほしい(だけ)」と願って参加させている親御さんたちもいる。 僕は悟った。こんなことを考える時点で、NSCや若手のネタ見せとはまったく違う空間であることを。ここは、あくまで放課後の延長線上なのだ。 思い思いに子どもたちがネタを披露する姿は、一点の曇りもなかった。自分たちが面白いと信じて疑わないものをやり続けるだけ。例えば、漫才師の銀シャリが大好きだという子たちは、終始、「銀シャリになりたい! 面白い!」といった漫才をしていて、そこには戦略や理論といった大人特有のフィルターはなく、ただただピュアな笑いが広がっていた。カワウソが好きだという子は、ずっとカワウソのぬいぐるみを抱きながら漫才をしていた。 人前で何かができること自体、僕は素晴らしいことだと思う。だから、ダメ出しをする必要なんかなくて、「もっとこうすれば伸びると思う」といったことを伝えることに決めた。 ネタが飛んでしまった子どもたちには、「その間に黙っているともったいないから、ネタが飛んでしまったとき用の一ネタを仕込んでおくといいよ。二人でいちゃついたりして、あえて失敗を笑いに変えたら楽しくなるから」なんてことを伝えると、子どもたちも「うんうん」と素直に聞いてくれた。 アドバイスをすればするほど、子どもたちは真剣に耳を傾ける。自分がめちゃくちゃ向いているのではないかと怖くなるくらいに、子どもたちは目を輝かせている。僕は基本的に褒めることを第一に考える。本気でM-1を獲りに行くことを考えている若手にダメ出しするよりも、芽が出る、出ない以前の状態――土をならすくらいの状態にある小中学生くらいにアドバイスを送る方がいいんだろうなと思った。子どもたちの笑いと目線が近いのかもしれない。 僕自身、面白いとかコミュニケーション能力があるということは、生きていく上で大きな武器になると思っている。そうした感性は、必ずしも芸人になるためにあるものではなくて、社会に飛び出したときに役にさえ立てばいい。ご存知のように、芸人の世界はとても厳しい。売れる人はほんの一握りに過ぎない。優れた感性を特定の分野で深く使うことも大切だろうけど、浅く広く使うことだって大事だ。 この場所は、NSCとは違ってあくまでエンタメを通じて、人生に役立つスキルを養う場所なんだろうと僕は感じた。笑いの役割は、僕らが門を叩いたときより多岐にわたるものへと変わったのだろう。ネタを披露している子どもたちの姿は、「売れたい」といった感覚以前の「面白い」があふれていて、なんだか妙に心が洗われた。自分にも、こんな時代があったんだろうな。 まだまだ知られていない取り組みだと思うけど、近い将来、こうした笑いに特化した習い事は当たり前になるような気がした。子どもをピアノ教室やプール教室に通わせるように、人前で何かを披露することを当たり前にする習い事――そんな未来が訪れたら、結構面白いことになると思うんです。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

本当に面白い人は、上に厳しく下に優しい。人との絶妙な距離感も知っていて、人間として最高だ。だから、子どもたちには本当に面白い人間になってほしいし、目指してほしい【徳井健太の菩薩目線 第227回】

2024.12.20Vol.Web Originalお笑い
“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第227回目は、「よしもと放課後クラブ」について、独自の梵鐘を鳴らす――。   「よしもと放課後クラブ」なるものが、東京・大阪・沖縄の3カ所にあることをご存知でしょうか? どんなことをしているのかを説明しますと、 “小中高生の皆さんに安心して身を置けるスペースや仲間との交流、さらにエンターテインメントでの夢の実現を応援する(子どもたちが放課後の時間を利用して楽しむ、イベントやエンタメスクールのクラブ活動)” というもので、 「K-POPダンスクラブ」「よしもとお笑いクラブ」「イラストマンガお絵かきクラブ」などを開講している。ちなみに、吉本興業ではエンタメを学びながら、高卒資格取得が目指せる吉本興業高等学院という学校もありまして、僕らが東京NSC5期生だった頃の吉本興業からは考えられないくらいメタモルフォーゼを遂げているのです。   そして、僕は毎週水曜日に行われている「よしもとお笑いクラブ」のゲスト講師として、バッドボーイズの清人さんとともにお邪魔することになった――というのが今回のお話。 サンシャインシティ文化会館ビル7階に東京校はある。 まさか、サンシャインの中に吉本の学校がある日が来るなんて、僕の知っている吉本興業は遠くになりにけり。この日は、漫才をテーマに1カ月間かけて作り上げたネタを、ゲスト講師である僕たちの前で披露するというものだった。授業参観的な要素もあったのだろう。お父さんやお母さんたちもいて、とても牧歌的な雰囲気が流れていた。 とは言っても、「ネタ見せ」だ。ネタを見るからには、きちんと評価をしないといけない。一方で、NSCとは違ってあくまでクラブ活動とするなら、一体どれくらいの熱量で子どもたちのネタを見ればいいんだろう。周りを見ると小学生も少なくない。 そこで僕は、子どもたちに「芸人になりたいですか?」と聞いてみた。彼ら彼女らは一同に、「なりたい!」と大きな声で返すではありませんか。本気の子が一定数いると思うと、M-1の決勝に進めるようなシビアなお笑い評をした方がいいかなと思う反面、この場には「子どもたちにコミュニケーション能力や明るさを育んでほしい(だけ)」と願って参加させている親御さんたちもいる。 僕は悟った。こんなことを考える時点で、NSCや若手のネタ見せとはまったく違う空間であることを。ここは、あくまで放課後の延長線上なのだ。 思い思いに子どもたちがネタを披露する姿は、一点の曇りもなかった。自分たちが面白いと信じて疑わないものをやり続けるだけ。例えば、漫才師の銀シャリが大好きだという子たちは、終始、「銀シャリになりたい! 面白い!」といった漫才をしていて、そこには戦略や理論といった大人特有のフィルターはなく、ただただピュアな笑いが広がっていた。カワウソが好きだという子は、ずっとカワウソのぬいぐるみを抱きながら漫才をしていた。 人前で何かができること自体、僕は素晴らしいことだと思う。だから、ダメ出しをする必要なんかなくて、「もっとこうすれば伸びると思う」といったことを伝えることに決めた。 ネタが飛んでしまった子どもたちには、「その間に黙っているともったいないから、ネタが飛んでしまったとき用の一ネタを仕込んでおくといいよ。二人でいちゃついたりして、あえて失敗を笑いに変えたら楽しくなるから」なんてことを伝えると、子どもたちも「うんうん」と素直に聞いてくれた。 アドバイスをすればするほど、子どもたちは真剣に耳を傾ける。自分がめちゃくちゃ向いているのではないかと怖くなるくらいに、子どもたちは目を輝かせている。僕は基本的に褒めることを第一に考える。本気でM-1を獲りに行くことを考えている若手にダメ出しするよりも、芽が出る、出ない以前の状態――土をならすくらいの状態にある小中学生くらいにアドバイスを送る方がいいんだろうなと思った。子どもたちの笑いと目線が近いのかもしれない。 僕自身、面白いとかコミュニケーション能力があるということは、生きていく上で大きな武器になると思っている。そうした感性は、必ずしも芸人になるためにあるものではなくて、社会に飛び出したときに役にさえ立てばいい。ご存知のように、芸人の世界はとても厳しい。売れる人はほんの一握りに過ぎない。優れた感性を特定の分野で深く使うことも大切だろうけど、浅く広く使うことだって大事だ。 この場所は、NSCとは違ってあくまでエンタメを通じて、人生に役立つスキルを養う場所なんだろうと僕は感じた。笑いの役割は、僕らが門を叩いたときより多岐にわたるものへと変わったのだろう。ネタを披露している子どもたちの姿は、「売れたい」といった感覚以前の「面白い」があふれていて、なんだか妙に心が洗われた。自分にも、こんな時代があったんだろうな。 まだまだ知られていない取り組みだと思うけど、近い将来、こうした笑いに特化した習い事は当たり前になるような気がした。子どもをピアノ教室やプール教室に通わせるように、人前で何かを披露することを当たり前にする習い事――そんな未来が訪れたら、結構面白いことになると思うんです。

HIROTSUバイオサイエンスがすい臓がんに特化した検査を再発売。12月17日から特別キャンペーンを実施中

2024.12.20Vol. Web Original健康
 株式会社HIROTSUバイオサイエンスががんのリスクを早期発見できる全身網羅的な検査「N-NOSE evolve」に加えて、すい臓がんに特化した「N-NOSE plus すい臓」を再発売し、12月17日から来年1月31日まで個数限定で特別価格にて提供するキャンペーンを行っている。    すい臓がんは症状が出にくいため早期発見が難しく、進行した状態で見つかることが多いがん。がんによる死去のTOP5に入るすい臓がんは、早期の段階で検知できる検査の開発が求められており、医学界ではすい臓がんを早期発見できれば革命的と言われている。   「N-NOSE」はこれまでにない線虫の驚異的な喫党能力を利用し、がんの存在を検出するシンプルでありながら効果的な検査。広範な臨床研究に裏打ちされたこの技術は身体的にも経済的にも負担が少なく、がんの早期発見に寄与し、詳細な検査に至る1次スクリーニング検査として、2020年1月の実用化以来、70万件の検査実績があるという。    今回キャンペーンを行っている「N-NOSE plus すい臓」は、すい臓がんの匂いの受容体を特定して、すい臓がんにだけ反応性が変わる線虫の開発に成功したことにより生み出されたもの。    キャンペーンでは通常7万円のところを3万5000円で先着3000名に提供。人数に達した場合は期間に関わらず終了する場合もあるという。詳細は同社のキャンペーンサイトから。

時には自然に癒されたい!《第72回 Glow of Tokyoのコソコソばなし》

2024.12.20Vol.Web original東京ライフ
 普段は東京タワーのアテンダントとしてゲストを案内する一方で、東京タワーのメインデッキ1Fにある「club333」で躍動感あふれるエネルギッシュなパフォーマンスを披露しているユニット“Glow of Tokyo”。そんな彼らの素顔に迫る新コラム「Glow of Tokyoのコソコソばなし」。東京タワー、そして“Glow of Tokyo”の魅力を本人たちが発信します!

K-1引退菅原美優&王者松倉信太郎、東京タワーでチャンピオンベルトを披露!睡眠の悩みも告白

作家・小川洋子が来年2月で休館の現・帝劇を舞台にした小説執筆 堂本光一らにも取材

2024.12.20Vol.web originalエンタメ
 作家・小川洋子が、建て替えによる休館が決定している日比谷・帝国劇場を舞台とした小説連載を開始する。  1966年に開場して以来、350を超える演目を上演してきた現・帝国劇場は、2025年2月のコンサート『THE BEST New HISTORY COMING』をもって休館が決定している。  12月20日から帝国劇場窓口で先行販売される「帝国劇場アニバーサリーブック NEW HISTORY COMING」には、作家・小川洋子がエッセイを寄稿。帝国劇場を題材とした小説「劇場という名の星座」を執筆しており、2025年2月から月刊文芸誌「すばる」(集英社)で連載が始まることを明かしている。  同作の執筆にあたり小川氏は、客席の案内係、売店スタッフ、楽屋係、団体営業係、劇場専属カメラマン、劇団東宝現代劇劇団員、制作スタッフ、稽古ピアノ演奏者、出演者の楽屋と舞台をつなぐ現・帝国劇場ならではの楽屋エレベーター係の担当者まで、舞台を支えるさまざまな人々に熱心に取材を敢行。  さらには、帝劇で数々の名舞台を生み出した、松本白鸚、市村正親、堂本光一、井上芳雄らにも取材を行い、イマジネーションを膨らませたとのこと。  2021年に帝国劇場を舞台にした短編『ダブルフォルトの予言』を執筆している小川氏。今回の新連載に「今回、帝劇の建て替えのタイミングで、夢がかなえられ、大変光栄に思っています」と語り「舞台を支えるあらゆる分野の方々が、皆高いプロ意識を持ち、作品の成功のため、努力されているお姿に感銘を受けました。更には、長い歴史の中、これまで帝劇に関わってこられた方々の力が、あちらこちらにみなぎっているのを感じました。 劇場は死者と生者、役者と観客が出会い、一つの世界をひととき旅する場所です。そのかけがえのなさを、小説によって描き出せたらと願っています」とコメントを寄せている。

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