SearchSearch

青柳翔 最新主演映画『たたら侍』で向き合った“本当の強さ”とは—。

2017.05.08Vol.690EXILE TRIBE
 劇団EXILEで活躍する青柳翔の最新主演作は、『渾身 KON-SHIN』に続く錦織良成監督との再タッグとなる時代劇『たたら侍』。日本古来の製鉄法“たたら吹き”を題材に“真の侍スピリッツ”を描き海外映画祭でも絶賛されている本作を、主演・青柳翔が語る!

【格闘家イケメンファイル Vol.72】K-1甲子園2016−60kg王者 西京佑馬(さいきょう・ゆうま)

2017.05.08Vol.690格闘家イケメンファイル
 インタビューに制服で現れた西京佑馬。今年高校2年になったばかりの16歳だ。本連載の第20回が、当時16歳だった実兄の西京春馬。 「兄の記事が掲載されているやつは読んだ記憶があります」と西京。 「小さい頃は双子とかに間違えられるぐらい似ていたんですけど、最近はそんなに似てるって言われないです」と言うが、全体の雰囲気は違うが、よく見るとパーツはそっくり。どちらも正真正銘のイケメンだ。 「格闘技を始めたのは兄が先です。小さなころからK-1を見ていて、まず小学校4年の兄がジムに入り、その1か月後、小学校1年の時に、自分が同じジムに入りました。友達とかにも、空手をやっている子はいましたが、格闘技をやっていたのは僕たち兄弟だけだったので、結構仲は良かったと思います。性格的には、自分はすごく負けず嫌い。多分兄より負けず嫌いですね。ただ、階級が違うので兄に対して対抗意識とかは全然ないです。同じ階級だったら、いつか対戦しなきゃいけない事があるかもしれないので嫌ですね。兄とはやりたくないです」  2015年、K-1甲子園で優勝した兄に続き、2016年、同大会で優勝し、2年連続兄弟優勝を果たした佑馬。4月のK-1代々木大会で、1RKO勝利という戦慄のプロデビューを飾ると、6月のK-1さいたま大会にも出場が決定。小澤海斗との対戦が決まっていた春馬と兄弟出場が実現した。

溝端淳平 映画『破裏拳ポリマー』主演で拳法を修行!? 見事な肉体美とアクションに釘づけ!

2017.05.08Vol.690インタビュー
 空前のカンフーブームが巻き起こっていた1970年代当時、カンフーや空手などの要素を大胆に取り入れたアクションが話題を呼び熱狂的なファンを持つ異端のヒーローアニメ「破裏拳ポリマー」が実写化。特殊装甲スーツ「ポリマーシステム」を身に付け悪と戦う正義の主人公・鎧武士役は溝端淳平!

濱田岳がちびっこと合唱団を結成!

2017.05.08Vol.697エンタメ
「アサヒ おいしい水プラス 『カルピス』の乳酸菌」がリニューアル、新TVCMの発表イベントが行われた。  イベントにはCMキャラクターの濱田岳が登場。新CMのお披露目と撮影の裏話が語られた。CMでは、商品を飲んでいる濱田の上から落ちてくるボトルキャップ風の帽子をかぶるという演出があったが、商品を飲むタイミングと帽子が落ちてくるタイミングを合わせるのに苦戦。「帽子をかぶるシーンのカットは何度も何度もやりました。映画にはない、短い時間で表現することがすごく難しかった。CM中の歌も歌っているので、日本全国の方に見てもらうのはすごく恥ずかしいが、ぜひ注目してほしいです」とコメント。  また、同商品の特徴でもある“甘酸っぱい”と“すっきり”にかけて、それぞれの思い出を聞かれると「“甘酸っぱい”思い出は、大阪で撮影していた時に、僕に会いたくてずっと待っていてくれた小さい男の子が、会った時に涙を流して喜んでくれたこと。男の子の涙を見て、すごく胸がきゅっとなって甘酸っぱい思い出になりました。“すっきり”の思い出は、バイクの免許を取得するために通っていた教習所を卒業したこと。すごくすっきりしています。今年はバイクで海へ行きたいですね」と答えた。  同商品は昨年7月に発売し、「カルピス」の乳酸菌入りという商品特長や、甘ずっぱいさわやかなおいしさで幅広い層のファンを獲得。今回のリニューアルで、「カルピス」らしいさわやかな香りや甘さに磨きをかけ、さらにすっきりとした後味に仕上がった。  濱田が出演する新TVCM「さわやか合唱団」編は、現在全国で放映中。濱田らしいコミカルな演技と、元気よくさわやかな歌声で歌うCMに注目だ。

「自分を幸せにするヒントを伝えたい」—— 鹿島晃

2017.05.08Vol.690インタビュー
 外資系航空会社の客室乗務員という顔を持ちつつ、霊能者でもある鹿島氏。 「もともとスピリチュアルな世界に興味があったんですが、サロンを開いた8年ぐらい前から、守護霊のメッセージを受ける事ができるようになったんです」  今回、霊能者の経験から本を出版。 「内容は、物事の考え方や幸せになる方法、自分のエネルギーの上手な使い方について。そういう事をいっぱい感じたことがあったので、それを多くの人に伝えたいと思い、勉強会やブログでの発信をする中で、ひとつの方法として本を出版しました。前半は守護霊が教えてくれた事、そして後半は具体的にメッセージをもらう方法やオーラを見る方法が書いてあります」  誰でもメッセージを受け取ったりオーラが見えたりするんですか?! 「基本的には誰でも見えるはずです。ただ、見えない人は自分には見えないと思っているだけ。だから見えていても目の錯覚だとか思う。そういう先入観を捨てて、練習したらどなたでもできるようになりますよ」  ちなみに、どんなメッセージが送られてくるのか。 「メッセージを伝える時って、その人の変わり目の時だったりすることが多いんです。それは守護霊がどうしても伝えたい事をなかなか気づいてもらえないから。それで僕らのような人間を使っているんです。だから僕がメッセージを伝えると“やっぱりそうなんですね”っていう人が結構多い。本人が感じていたことを後押ししているような感じでしょうか。守護霊はいつもメッセージをくれている。それに気づくことでいろいろなヒントをもらえるんです。僕はそれを手助けして伝えていますが、練習すれば自分でもメッセージを受け取れるようになります。人生を歩いていく上でより良い選択ができるように、そのメッセージを正しく理解することは人生を楽しくするひとつの秘訣。そういう指針が必要な人の元へ、この本が届きますように」

座・高円寺で風煉ダンス『まつろわぬ民2017』。東北ツアーも敢行

6・3開催の「ナキフェス2017」でMCを務める2人が“泣き”について語る!? ブラザートム×松尾陽介(ザブングル)

業界屈指のグルメ芸人厳選!『グルメ芸人祭』【腕利き宣伝マンが猛プッシュ コレよ、コレ!】

2017.05.08Vol.690今日の東京イベント
 博多華丸とケンドーコバヤシという、業界屈指の食通である2人による厳選グルメが一堂に集結するユニークなフードイベントが中野で開催中。事務局スタッフの谷本さんいわく「ランチ選びに3時間を要したという博多さん、美食を求め、痛風を患ったというケンドーさん。数々のグルメエピソードを持つお2人が厳選したお店ですからね。東京には無い、大阪や博多のお店も数多く来ているので、この機会は見逃せません!」。2人とも、プライベートでも通うひいきのお店も紹介してくれているんですよね。「第一幕に登場した〈みやたこです。〉や、第二幕に登場する〈炭火焼肉 たむら〉など、芸人さんゆかりのお店が出店しているのも、本イベントならではだと思います」。芸人の“業界癒着”と言うなかれ。味は2人のお墨付き。「第三幕まであり、毎回お店がすべて入れ替わるので、何度も来ていただいて、気になるメニューを制覇してもらいたいです。ランチタイムなら丼ものやカレー、ラーメンなども良いですし、平日は16時からアルコールも楽しめます。お酒にぴったりなメニューも多いので、会社帰りにぜひ立ち寄ってください。私も、もつ系メニューなどで、一杯いきたいですね(笑)」。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

野菜工場に手動エレベーター!? 今こそ銀座・新発見

2017.05.08Vol.690今日の東京イベント
銀座最大級の商業施設GINZA SIXがオープンしたこともあり、今、最も気になるエリアといえば銀座。とはいえ、東京で長年暮らしていても実は銀座にあまりなじみが無い、という人も多いのでは。ときには視点を少し変えて“一見さん”や“観光客”気分で、銀座探検してみては。

“見れば見るほど、世界が広がる”エリック・カール展 The Art of Eric Carle

2017.05.08Vol.690ART
 ベストセラー絵本『はらぺこあおむし』で知られる、アメリカの絵本作家エリック・カールの世界を、貴重な原画・作品で伝える展覧会。米国・マサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館の全面協力を得て、選りすぐりの絵本原画など約160点の作品を展示する。  展覧会は2部構成。第1部では、カールが世に送りだした80タイトルにおよぶ作品の中から『はらぺこあおむし』や『こぐまくん こぐまくん なに みているの?』など、日本でもよく知られた絵本の原画を展示。第2部では、影響を受けたフランツ・マルク、パウル・クレー、交流のあったレオ・レオニらゆかりのある美術家、作家の作品や、日本の絵本作家いわむらかずおとの共作絵本の原画の他、舞台の衣装デザインや立体作品なども展示。カールのアーティストとしての側面に迫る。 『はらぺこあおむし』が生まれてからおよそ50年。今なお、その輝きは失せることなく、親から子へ受け継がれ続けている。永遠の名作絵本を生み出したエリック・カールの真髄に触れて。

“見れば見るほど、世界が広がる”ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展  16世紀ネーデルラントの至宝 — ボスを超えて —

2017.05.08Vol.690ART
 旧約聖書の物語を題材にした、巨匠ピーテル・ブリューゲル1世の傑作『バベルの塔』をはじめ、16世紀ネーデルラントの重要作品が集結。『バベルの塔』は24年ぶりの来日となるほか、巨匠ヒエロニムス・ボスの油彩画2点『放浪者(行商人)』『聖クリストフォロス』も初来日。代表的な巨匠に加え同時代の作家たちも数多く紹介。宗教から風景や人々の暮らしまで題材を広げていった、16世紀ネーデルラント芸術の豊かさを知ることができる。  本展では『バベルの塔』に、かつてない視点で迫ったプロジェクトも見どころ。今回、東京藝術大学COI拠点の持つ高精度の複製技術により制作された、実物比約300%の巨大複製画を展示。実物の鑑賞では見えにくい細部まで、じっくり堪能できる。また会場では『バベルの塔』のなかの見どころの部分をCGにし、動画で見せるスペシャル映像も上映。ブリューゲルより前にバベルの塔を題材にした作品なども紹介しながら、同作が傑作と呼ばれる理由を徹底解説する。  また今回はブリューゲルにも影響を与えたとされる奇想の画家・ボスにも焦点をあてる。ボスの模写や、モチーフを借りた作品なども紹介。ボス作品の魅力だけでなくその影響力にも注目する。

あのはみ出し者たちがさらにゴキゲンなノリで復活!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

2017.05.08Vol.690映画
 宇宙の落ちこぼれチームが繰り広げる常識破りの活躍を懐かしのヒット曲に乗せて描き、世界中で大ヒットした前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が再びスクリーンに帰ってきた!  おなじみのキャスト陣も再集結。“永遠の思春期リーダー”スター・ロードことピーター・クイル役に、前作出演後、大作『ジュラシック・ワールド』で主演を務め、今やスター俳優の座についたクリス・プラット。“セクシーなツンデレ暗殺者”ガモーラ役に『スター・トレック』シリーズのゾーイ・サルダナ。さらに“銀河一凶暴な毒舌アライグマ”のロケットの声を『アメリカン・スナイパー』でオスカーにノミネートされたイケメン俳優ブラッドリー・クーパー。そして前作で仲間を守るために犠牲になるも挿し木され身長25cmまで成長した樹木型ヒューマノイド、ベビー・グルートのわずかなセリフを『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼルが担う。彼らに加え実力派俳優カート・ラッセルが新たに参加。  もちろん今回も、ノリで行動する彼らのスタイルは相変わらず。ゴキゲンな70年代ヒットソングのオンパレードで、前作ファンも存分に楽しませてくれる。  2018年公開予定の超大作『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題)』に、ピーター率いるガーディアンズの参戦も決定。ますます彼らから目が離せない!
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

あのはみ出し者たちがさらにゴキゲンなノリで復活!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

2017.05.08Vol.690映画
 宇宙の落ちこぼれチームが繰り広げる常識破りの活躍を懐かしのヒット曲に乗せて描き、世界中で大ヒットした前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が再びスクリーンに帰ってきた!  おなじみのキャスト陣も再集結。“永遠の思春期リーダー”スター・ロードことピーター・クイル役に、前作出演後、大作『ジュラシック・ワールド』で主演を務め、今やスター俳優の座についたクリス・プラット。“セクシーなツンデレ暗殺者”ガモーラ役に『スター・トレック』シリーズのゾーイ・サルダナ。さらに“銀河一凶暴な毒舌アライグマ”のロケットの声を『アメリカン・スナイパー』でオスカーにノミネートされたイケメン俳優ブラッドリー・クーパー。そして前作で仲間を守るために犠牲になるも挿し木され身長25cmまで成長した樹木型ヒューマノイド、ベビー・グルートのわずかなセリフを『ワイルド・スピード』シリーズのヴィン・ディーゼルが担う。彼らに加え実力派俳優カート・ラッセルが新たに参加。  もちろん今回も、ノリで行動する彼らのスタイルは相変わらず。ゴキゲンな70年代ヒットソングのオンパレードで、前作ファンも存分に楽しませてくれる。  2018年公開予定の超大作『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー(原題)』に、ピーター率いるガーディアンズの参戦も決定。ますます彼らから目が離せない!

編集部オススメMOVIE『ラストコップ THE MOVIE』

2017.05.08Vol.690映画
 30年の昏睡状態から突如目覚めた、熱すぎる昭和の刑事・京極浩介と、バディーを組むことになった草食系の平成刑事・望月亮太。これまで幾多の危機を乗り越えてきた京極の不死身のパワーが限界に到達。そんなとき、最新鋭の人工知能がある大事件を巻き起こす…! 監督:猪股隆一 出演:唐沢寿明、窪田正孝、佐々木希、藤木直人他/1時間45分/松竹配給/全国公開中  http://lastcop-movie.jp/

【鈴木寛の「2020年への篤行録」】第44回「東大よりもハーバード」の流れに対抗するには

2017.05.08Vol.690COLUMN
 東大進学実績ナンバーワンの開成高校で、今春の大学合格実績がこのほど公表され、ハーバードなど海外の名門大学の合格数を20人輩出したことが話題になっています。ネット上では「日本の大学の凋落」「教育現場での急速なグローバル化」と受け止めた方が多いようです。  しかし、私から見ると、ようやく世間の皆さんが気づき始めたことに複雑な思いです。私の教え子でも近年、灘高校を卒業して、国内ではなく、ハーバードに進学した人がいました。「頭脳流出」はすでに始まっているのです。今回の世間の反応には「むしろ遅いくらいだ」と半分は冷めたような気持ちもある反面、もう半分は「これで教育改革に本気で向き合う機運が少しは高まってくれれば」という期待が入り混じっています。  石油が取れない日本は「人こそ資源」であるはずなのに、教育に関するGDP比の公的支出は先進各国でも最低クラスが続き、超高齢化による社会保障負担の大きな縛りがある財政事情にあって、今後も国家として教育への投資は望めません。それでいて、工業化社会時代の知識偏重型モデルから抜け出せていないわけですから、将来は世界で勝負しようというトップ集団の高校生が危機感を覚えて、野球やサッカーの一流選手と同じように早い時期から「海外志向」になるのは当然の流れです。  だからこそ、大胆な投資が望めないのであれば、グローバル化やAI(人工知能)の発達といった社会構造の変化を見据えた教育制度に変えるくらいはしておかないとなりません。そして、子どもたちだけでなく、親御さん、学校現場の教師たちが、新しいことにチャレンジするインセンティブを働かせるには、どうすればいいか。長年試行錯誤した末に、「大学入試を変えれば、高校以下の学校現場も、塾産業も、当然親たちも変わる」と確信して、現在まで取り組んでいるのが、まさに一連の大学入試改革というわけです。  5月21日13時30分から、東大の五月祭で行われるNPO法人、日本教育再興連盟の「五月祭教育フォーラム」では、大学入試改革をテーマに、大学生たちと、私や陰山英男さんなどの専門家がとことん議論します。フォーラムでは、大学入試改革はそもそも何を変えるのか、あらためて問い直します。事前受付は、例年以上の反響らしく、このコラムが掲載される頃には「満員札止め」になっているかもしれませんが、今後もこうした機会が増えていってほしいと思います。(文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

新しい数字パズル!『Dr.SUM』

編集部オススメMOVIE『追憶』

2017.05.07Vol.690映画
 ある殺人事件によって、かつて親友だった3人は刑事、容疑者、被害者として再会。妻とすれ違いの日々を送る刑事・四方篤。幸せの絶頂にいたはずの容疑者・田所啓太。傾いた会社と家族のため金策に奔走していた被害者・川端悟。はたして事件の真相とは。 監督:降旗康男 出演:岡田准一、小栗旬、柄本佑、長澤まさみ、木村文乃、安藤サクラ、吉岡秀隆他/1時間39分/東宝配給/全国東宝系にてにて公開中  http://tsuioku.jp/

Copyrighted Image