SearchSearch

【格闘家イケメンファイル Vol.75】北欧最強の伊達男 Sanny Dahlbeck(サニー・ダルベック)

2017.06.26Vol.693スポーツ
 連載初の外国人選手は、モデルのようなルックスと人懐っこい笑顔で、対戦相手だけではなく、日本の女性ファンをもKOしているサニー・ダルベック。“ハンサムで強い”という世の女性(男性も!?)憧れの存在だ。そんな彼は、6月18日に開催された「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN 〜第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント〜」に出場。試合前日の計量後に話を聞いた。 「お腹…空いていますよね…」とご機嫌をうかがうように恐る恐る聞いた記者にサニーは「気にしないで。今日はこれから『焼肉チャンピオン』に行くから、もっと腹ぺこになっても大丈夫(笑)」と攻撃力が半端ないキラースマイル。それにしてもずいぶん具体的な店名が…。もしかして焼き肉好き? 「大好きです。もともと僕は食をとても大事にしていて、自分の人生の中で重要な部分を占めていると思っている。スウェーデンで焼き肉といったら焼いたお肉をお皿に盛ったものをいうんだけど、日本では生の肉をバーベキューのように焼いて食べるのが新鮮でした。初めて父と日本の『ビーフキッチン』に行って食べた時は、口に入れた瞬間から言葉にならず、父親と目を見合わせる事しかできないぐらいの衝撃だった。そのあとは、“ワオ!”としか言えなかったよ(笑)」  よほど気に入ったのか、店名を連呼して一生懸命感動を伝えようとするサニー。食べることが本当に好きそうだ。ほかに好きなことは? 「一番好きなのがギターを弾くこと。何もすることがない時は家でただ無心にギターを引くと、格闘技のことを一切忘れて没頭できるんだ。また、音楽のことを勉強するのも好き。例えばキーとかメロディを勉強することでピアノも弾くことができる。それらはすべてギターにつながっているからね。音楽はリラックスする方法の一つだけど、それ以外にも友達と出かけたり、ゲームをしたりするのが好きです。プレステ4とかよく友達とやっていますよ。あとファッションも。いい服を着るのはすごく好きですね。今年、スウェーデンのイケメントップ100にノミネートされ、最終的に39位に入りました。アーティストや俳優、ミュージシャンたちの中で、多分格闘家は僕だけだったと思う。その中で39位なら悪くないんじゃない?」

最短最速で頂点を取り続ける男 泉忠司

2017.06.26Vol.693エンタメ
大学教員、作家、経営者、投資家、プロデューサー、コンサルタント、俳優、歌手、セミナー講師など。どれかひとつでもなる事が難しいと思われるこれらの職業を軽々とやってのける泉忠司氏。どんなに恵まれた境遇かと思えば、高校時代は偏差値30という落ちこぼれ。そんな彼が次々と目標に到達し、ビリオネアになるまで。

『SSFF & ASIA 2017』受賞作品をまとめて上映!

2017.06.26Vol.693映画
 今年も多彩な企画満載で盛り上がったショートフィルムの国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2017』が25日に閉幕した。グランプリに輝いたのはミャンマーのミミルイン監督作品『シュガー&スパイス』(写真)。他、インターナショナル部門優秀賞には『窓から見える世界』、ジャパン部門優秀賞にはゴリ監督作『born、bone、墓音。』が受賞した。  映画祭期間中に見逃してしまった人、もう一度見たい人のために、横浜のブリリア ショートショート シアターでは6月28日から今年の受賞作をセレクトした『SSFF & ASIA 2017受賞ショートフィルムプログラム』の上映をスタート。プログラムAでは『窓から見える世界』、『born、bone、墓音。』などを上映。プログラムBではグランプリの『シュガー&スパイス』の他、CGアニメーション部門優秀賞の『巨人のならわし』などを上映する。 『SSFF & ASIA 2017受賞ショートフィルムプログラムA』 【期間】6月28日(水)?7月31日(月)【場所】ブリリア ショートショート シアター【チケット】1プログラム60分 大人・学生1000円 小人(3歳?中学生)800円【URL】 http://www.Brillia-sst.jp

新感覚の夏フェス誕生!「Odaiba Dance Music Festival SANCTUARY 2017」

2017.06.26Vol.693今日の東京イベント
 この夏、お台場に日本のトップDJ・アーティストたちが緊急集結する、新たな都市型フェスティバルが誕生。「Odaiba Dance Music Festival SANCTUARY 2017」は、3つのバラエティーあふれるステージにダンスシーンのレジェンドから新進気鋭の才能まで、さまざまなダンスミュージックの進化と歴史を奏でる豪華なラインアップが実現した。さらに、バーベキューエリアやキッズスペース、個性あふれる特設ブースなどのコンテンツも盛りだくさん。チケットはローソン・ミニストップの店頭Loppiで好評発売中! 【日時】7月16日(日)【会場】お台場R地区【開場・開演/終演】12時/21時【料金】3000円(早割)、4000円(一般)、5000円(当日)※別途ドリンク代500円必要【Lコード】73798

7月8日FC東京vs鹿島戦は特別企画が盛りだくさん

2017.06.26Vol.693スポーツ
 サッカーのJリーグはそろそろ優勝争いや降格サバイバルも視野に入ってきた。そんななか「我がFC東京は今年こそは優勝を狙います」というのはタレントの橘ゆりか。  FC東京は毎年、常にいいところまでいくが最後失速するなどもどかしい。 「よく万年中位と言われますが今年は違います。今年は大久保嘉人選手が移籍してきて、開幕当初こそイマイチだったんですが、最近は周囲ともフィットして、それに伴ってチームの成績も上がってきました。これから大ブレイクの予感です。そういう状況で迎える7月8日の鹿島戦は優勝を目指す意味でもとても大事なカードなんです。この日は毎年恒例となっている『ローソン Day』が開催されます。オリジナルの応援グッズとローソン商品がついた“ローソン Day特別観戦チケット”の販売。ローソン特設売店ではからあげクンも発売されます」  からあげクンですか。ビールも進みそうですね。 「からあげクンとビールで、じゃんじゃん盛り上がっちゃってください(笑)。あと、シーズン中に同じ相手にホームとアウェイで連勝することをダブルというんですが、この日は鹿島相手のダブルがかかった試合なんです。こちらも『GET THE DOUBLE ~ダブルを奪い取れ~』と題しましてダブルにちなんだフォトコンテストやオリジナルグッズの販売、イベントなどもたくさん行われる予定なので、FC東京のサポーターはもちろん、そうじゃない方もぜひ味の素スタジアムにいらしていただいて楽しんでいただければ!です。TOKYO HEADLINEの読者の皆様にメインS指定席を5組10名様にプレゼントいたしますので、ぜひ一緒にFC東京を応援してください!」

ビートたけしが青タンだらけ「テリーは酷いことさせる」

あの海賊船に乗り込んだ新たなヒロイン!

メルセデスビギナー女子が「安心教習」を体験してみた!

2017.06.26Vol.693エンタメ
 現在、MBCでは女性ドライバーを対象としたメルセデス・ベンツの安心教習イベントを開催中。駐車や車線変更など、車の運転で苦手な部分がある女性ドライバーは多いはず。そこで、運転が上手になりたいけど苦手意識がなかなか抜けないという体験者SAAYAさんに、チャレンジしてもらうことに!  安心教習ではメルセデスの先進技術を駆使した安全運転支援システム・レーダーセーフティパッケージを体験できるプログラムを用意。車によるサポートで駐車や車線変更などを実際に経験すれば、苦手意識があるためにドライブ自体をあきらめていた人も希望が持てるはず。  もちろん、憧れのメルセデスの多彩なモデルを実際に運転する絶好の機会でもある。女子的に“SNS映え”するポイントをしっかりチェックしながら、いざ教習にチャレンジ!

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

門脇麦 不器用で引っ込み思案なヒロインを自然体で演じる

2017.06.26Vol.693インタビュー
 デビューしてわずか6年で、映画、ドラマ、舞台など広いフィールドで活躍中の門脇麦。そこにいるだけで目が離せなくなる不思議な魅力で、超個性的な役をさらりとこなし、普通の女の子の役を自然に演じる。そんな門脇の主演映画『世界は今日から君のもの』が7月に公開。生きることに不器用な主人公の真実について、また最近の自身の撮影に向き合う時の変化などを率直に語る。

まねきケチャ 福を招く見習い天使たちがついにメジャーデビュー

2017.06.26Vol.693インタビュー
人気アイドルユニットのまねきケチャがメジャーデビューする。28日にデビューシングル『どうでもいいや/ありきたりな言葉で』をリリースして新しいステップを踏み出す。目標はオリコンウィークリーチャート3位、日本武道館、そして紅白歌合戦への出場。達成に向けて、まねきケチャは新たなスタートを切る。

『EXILE CUP 2017』 開幕 EXILE ÜSAも応援に

2017.06.26Vol.693EXILE TRIBE
 小学4年生から6年生を対象にしたフットサル大会「EXILE CUP 2017」が6月24日に開幕した。開幕を飾った関東大会1は、茨城県鹿嶋市・鹿島アントラーズクラブハウス フットサルコートで開催され、スペシャルサポーターを務めるEXILE USAが応援に駆け付けた。  2010年からスタートし今年で8年目を迎えた「EXILE CUP」。関東大会1には52チーム・461人が参加。EXILE USAとともにウォーミングアップで「EXダンス体操」をし、試合の合間には子どもたちとサッカーを楽しんだ。  試合では各チームとも序盤から白熱した試合を展開、試合を観戦したUSAは「純粋に目の前にある大好きなことに取り組むピュアな気持をみると、忘れ欠けていたものを思い出し刺激をもらいました。がむしゃらに頑張る姿にはパワーをもらいます!」と子たちから刺激をもらったと言う。  関東大会1を終えて「協力してくださる地域や企業のみなさんのサポートでここまで大会が大きくなりとても感謝していますし、年々盛りあがっていくのが肌で感じられて凄く嬉しいです。子どもの時も、大人になっても、何か目標をもったり夢に挑戦していくことで、何か大切なことに気付くきっかけになってくれたら嬉しいので、そういう場所をどんどん作っていたいという思いでこれからもやり続けたい」と想いを伝えたUSAは、選手らへ「今日負けてしまったチームも勝ったチームも、これから試合を控えているチームも、大好きなサッカーを思い切り楽しんでほしい。楽しんで頑張ってください!」とエールを送った。  各地区の優勝チームが集結する決勝大会は9月、愛媛県今治市で行われる。

【徹底討論 第2弾】外国から来た皆さんに聞きました! 日本の喫煙ルール、どう思う? 世界に通じる? 

2017.06.26Vol.693ニュース
 屋根のある場所ではノースモーキング! 歴代のオリンピック・パラリンピックの開催都市が厳格な喫煙ルールを導入したのに倣って、東京もスモークフリーな街へと変化しようとしている。レストランはもちろん、居酒屋やバーを含めて屋内完全禁煙化を目指すという。とはいえ、海外とは違う日本の喫煙環境、このまま屋内の原則禁煙化を進めていいの? 外国から来た皆さんに聞いてみた。

都議選で都民ファーストの会の動向に注目集まる

2017.06.26Vol.693ニュース
 東京都政は昨年8月の小池百合子東京都知事の誕生以降、かつてないほどのダイナミックな動きを見せてきた。多くの都民が都政について真剣に考えるようになり、金曜に行われる都知事の定例会見に大きな注目が集まるようになった。そんななか、今年は都政にとっては4年に1度の大イベントである都議選(6月23日告示、7月2日投開票)が行われる。  今回の選挙の注目はとにもかくにも「都民ファーストの会」の動向だろう。都知事選中から自民党都議団を「ブラックボックス」と言い、対決の構図を作ってきた小池氏だが、都政の運営にあたっては議会の過半数を占める自民・公明は無視できない存在だ。改革を進めるためには同じ志を持った人を多く議会に送り込まなければいけない。そんな考えもあって昨年10月、小池氏は政経塾「希望の塾」を開校し、同志を募った。そういった流れの中でできたのが地域政党「都民ファーストの会」。同会には改革志向の強い都議たちもそれまで所属していた党を離れ身を投じるなど多くの人材が集まり、現職・元職・新人を合わせ50人(6月21日現在)を公認するまでの勢力となっている。  昨年12月には都政においても自民党と長く協力体制を築いてきた公明党が自民と一線を引き、都民ファーストの会と選挙協力体制を構築するなど都政の勢力図に大きな変動が見られた。  さて、今回の選挙後にはいったいどのような都議会が形成されるのか。  争点となりそうな問題はさまざまあるが、最も目を引きやすいものはやはり築地市場の豊洲への移転問題か。  自民都連が早期移設を公約に掲げれば、共産党は築地を主張。公明党は「早期に結論を出すことが大事で争点にはならない」との立場を取る中で、都民ファーストは5月23日に発表した公約でも移転の可否には触れていなかった。  果たして告示前に方針が示されるのかと注目が集まる中、小池氏は20日、緊急の記者会見を開き、中央卸売市場を豊洲に移転する基本方針を表明した。一方、築地市場は「築地ブランドを守っていく」として、5年後をめどに市場機能を残した「食のテーマパーク」とする再開発を想定。築地に戻ることを希望する仲卸などの業者を支援し、豊洲・築地の両立を目指すとした。  小池氏は会見で「築地と豊洲を両立させることが最も賢い使い道だ。単に移ると赤字が継続する」と指摘。「それを打破するためにも築地と豊洲をうまく活用することでダブルのプラスに持っていく」と強調した。  他に東京都が抱える問題としては待機児童問題に代表される子育て支援政策、2020年オリンピック・パラリンピックの経費問題、議会改革といったものがあげられるが、子育て支援などは基本的にはどこの政党も前向きな案件。こういったものについては実現へのプロセスのリアルさが投票への大きなファクターとなりそうだ。

選挙はひとつの手段。投票は終わりではなく始まり 堀潤氏(NPO法人「8bitNews」代表)

2017.06.26Vol.693インタビュー
 東京都議会選挙は6月23日に告示され、7月2日に投開票される。昨年夏に小池百合子東京都知事が誕生して以来、都政に対する注目度はかつてないほど高い。そのなかで行われる都議選はどう読み解くべきか。ジャーナリストの堀潤氏に話を聞いた

黒谷友香『友香の素』vol.176 最近の「読書」。

【長島昭久のリアリズム】変貌するアジア太平洋地域と日本の安全保障(その弐)

2017.06.26Vol.693長島昭久のリアリズム
 70年前に地政戦略家スパイクマンが予言した、中国による南シナ海での勢力拡張と日本ならびに西側諸国への圧迫。それを現代において実現する戦略を立てたのが、劉華清提督(鄧小平時代の中国共産党政治局常務委員であり海軍司令員)でした。そして、その将来展望は次のようなものでした。  まず、2000年までに中国沿岸の防衛能力を高め、2010年までに第一列島線内側の制海権を確立。続く2020年までに複数の通常型空母艦隊を建造して第二列島線内部の制海権を確立。さらに2040年には複数の原子力空母艦隊を率いて、米海軍の西太平洋およびインド洋における制海権をそぎ落とし、やがて米国と対等な海軍国になる、と。  これを、太平洋の対岸、すなわち米国から”anti-access, area denial, A2/AD”戦略と評したのが、米国戦略予算評価センターのアンドリュー・クレピノヴィッチ所長です。西太平洋における中国の宇宙から航空、洋上、海底、そしてサイバー空間にいたるクロス・ドメイン戦力の拡大の目的は、同地域への米軍の戦力投射を阻み(A2)、第一列島線の内側、やがては第二列島線の内側全域から米軍を排除する(AD)ことにあるのだと。  この意味を正確に理解するには、1996年4月に勃発した台湾海峡危機を想起すべきです。当時台湾では二期目に臨む李登輝総統が初の総統民選を実施しようとしていました。台湾の独立志向の高揚を極度に警戒する北京政府は、台湾住民にプレッシャーをかけるために、台湾の北、西、南側海域で大規模なミサイル演習を繰り返しました。これに対し、クリントン米大統領(当時)は、二つの空母打撃群(艦艇約20隻、艦載機約150機)を同海域に派遣、「強制外交」(coercive diplomacy)でもって中国を牽制しました。今日の朝鮮半島のように一触即発の危機に直面しましたが、当時の米中の戦力差は歴然で、中国は撤退を余儀なくされたのです。  しかし、仮に今日、同じ事案が発生したらどうなるか。トランプ政権は、96年当時のように躊躇なく空母打撃群を台湾海峡、より正確には第一列島線の内側へ投入することは出来ないでしょう。96年の屈辱を晴らすために血道を上げて取り組んだ大軍拡の結果、中国はこの20年間に、クロス・ドメインのA2/AD能力を保有するまでに強大化したのです。  しかも、中国の究極の目標は、第一列島線と第二列島線の間の広大な海域における中国海空軍の行動の自由、すなわち海上・航空優勢を確保することに他なりません。この海域に、米本土を射程に収める長距離弾道ミサイル(SLBM)を搭載した原子力潜水艦を潜ませることができれば、A2/ADどころか、米国に対する核の報復能力を確立できることになります。  このような中国の海洋戦略に対する米国の対抗策は未だ確立されたようには見えません。しかも、トランプ政権がどこまで効果的に中国の海洋進出に歯止めをかけられるのか予断を許しません。 (衆議院議員 長島昭久)

Copyrighted Image