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鈴木寛の「2020年への篤行録」 第38回 教育も「外交力」が必須の時代

2016.11.14Vol.678COLUMN
 前回のコラムで、日米の大学・研究機関がトランスパシフィック(太平洋横断)での医療イノベーションに関する取り組みについて取り上げましたが、ヒトとチエのグローバル化はどんどん進んでいます。  私も8月初旬、広島県の高校生80名と一緒に、ハワイEast West Centerで行われた「広島創生イノベーションスクール」のプログラムに参加しました。そこでは、広島、ハワイ、ニューヨーク、フィリピン、インドネシア等の高校生たちが一緒にワークショップやプログラムに取り組むことで持続可能な社会の在り方について学びます。オバマ大統領の妹であり平和をテーマにした国際比較教育学者のマヤ・ストロさんにもワークショップを行っていただきました。  また、9月には戦後ロックフェラー家がニューヨークに立ち上げたアジアソサエティ財団が60周年を記念して、グローバル教育センターという新組織を立ち上げ、開設記念のシンポジウムがありました。アンヘル・グリアOECD事務総長やユネスコのイリナ・ボコバ事務総長、ニュージーランドのトレバー・マラード教育大臣などが集まり、私は、同センターのアドバイザーに就任し、このシンポジウムにも参加しました。  10月にも、スポーツ文化ワールドフォーラムが京都と東京で開催されました。これは下村博文元文部科学大臣のイニシアティブで開催が決定され、文部科学省が中心となってダボス会議事務局と協力して準備しました。IOCのバッハ会長、世界経済フォーラムのシュワブ会長も来日され、文部科学省参与の藤澤久美さんはじめ民からのメンバーと地方自治体からと官からのメンバーによる混成チームが文部科学省に作られ、彼らの大活躍のおかげで、大盛会に終了しました。  実は世界的には学力のひとつの指標として、「グローバル・コンピテンシー」、つまり国際的に一緒に問題を解決する能力が明示化されようとしています。15歳の学力を世界的に比較したOECD(経済協力開発機構)のPISA調査のことは、日本の順位が出る度に報道があるので、みなさんもご存知と思いますが、2018年に向け、あのPISAに「グローバル・コンピテンシー」が追加される方向なのです。  いま20代の方が40代になる頃、日本人ばかりの職場は減ってくるのは間違いありません。課長や部長になったら、部下の何割かは外国人になっていたという人も増えると思います。新たな創造力も生まれる一方で、カルチャーギャップやコンフリクトもあるはず。外国人と一緒に仕事をするための力をどう身につけるか、教育現場でも重要なテーマになっているのです。  さて11月も私はアジアに出かけます。北京で行われるOECD教育2030、ドバイで行われるダボス会議関連のシンポジウムに、それぞれ参加します。教育でも「外交力」が必須の時代、私自身も磨いていかねばなりません。 (文部科学大臣補佐官、東大・慶応大教授)

HARASHIMA&男色ディーノ プロレスを通じた青春ドキュメント映画「俺たち文科系プロレスDDT」

2016.11.14Vol.678スポーツ
今年の「東京国際映画祭」のレッドカーペットでひときわ異彩を放っていたのが『俺たち文化系プロレスDDT』の一団。そのレッドカーペットの直前に出演者である男色ディーノとHARASHIMAに話を聞いた。

長島昭久のリアリズム 国家と安全保障を考える(その13・完結)

2016.11.14Vol.678COLUMN
 これまで12回にわたって、国家と安全保障について考えてきました。その前提として、地政学、リアリズム、国際秩序という3つの視点の重要さをまず強調しました。その上で、古代の聖徳太子以来の日本外交史を紐解きながら、大陸に対しては「和して同ぜず」の姿勢を貫きながら、「海洋国家」として自国の平和と繁栄、国際秩序の安定に努力すべきことを説いてきました。  最終回は、今日の地政戦略的な環境における我が国の安全保障戦略のポイントを述べていきます。そこでは、「三つの安定」がカギを握ります。第一に、我が国安全保障の焦点である中国との関係の安定。第二に、地域の国際秩序の安定。第三は、その土台としての日米同盟関係の安定です。  第一の中国との関係を安定化させるためには、勢力均衡(バランス・オヴ・パワー)の再構築が急務です。急速な経済発展を背景に圧倒的な軍事力と強硬な対外姿勢を隠さない中国の政治指導者に対しては、力の空白や後退の姿勢を示してはなりません。そのためには、日米を中心とする動的(ダイナミック)な抑止体制をインド・パシフィックの友好国と共に再構築して行く必要があります。ただし、強硬策に強硬策では、「安全保障のディレンマ」に陥ってしまい、地域はますます不安定化するでしょう。そこで、その愚を回避するため、第二に、中国やロシア、インドなど、私たちと必ずしも基本的な価値観や政治体制、国家目標を共有していない地域の大国も取り込む形で信頼醸成を基盤とした安全保障協力のネットワークを築く努力も並行して行う必要があるでしょう。最初は、災害救援活動など出来る協力から始めるのです。  それらの基盤となるのが、「国際公共財」としての日米同盟です。台頭著しい中国との勢力均衡点を見出し、地域秩序を安定させるためには、日米同盟の強化はもちろんのこと、その基本構造を安定化する不断の努力が求められます。じつは、日米同盟の基本構造は、極めて脆弱な均衡によって成り立っています。それは、日米安保条約の5条と6条を読めば一目瞭然です。5条で、日米が共同対処する契機は、日本の領域が侵害された場合に限られています。「欧州や北アメリカ」における加盟国への侵害を契機とするNATOや、「太平洋地域」における締約国のいずれかに対する侵害を契機とする米韓、米豪、米比同盟と比べても不公平な条文です。しかし、日米安保では、6条で日本が基地を提供する義務を負うことで、その不公平を解消する立てつけとなっているのです。これを私は、「有事のリスクは米国、平時のコストは日本」と言ってきました。この責任分担の非対称性を是正することこそ、両国民の中にある不公平感を払拭する唯一の道だと考えます。私は、政治家として、いつの日かこの不均衡条約の解消を実現したいと考えます。 (衆議院議員 長島昭久)

松山ケンイチ 棋譜に刻まれた鮮烈な青春―。将棋界と演技界の“怪童”が共鳴!

2016.11.14Vol.678映画
棋聖・羽生善治と“東の羽生、西の村山”と並び称されながらも29歳という若さで亡くなった実在の天才棋士・村山聖(むらやま さとし)。難病と闘いながら勝負の世界に挑み続けたその鮮烈な青春を松山ケンイチを主演に迎え、『宇宙兄弟』の森義隆監督が映画化。『デスノート』から『怒り』までをカメレオン的に演じきる“演技界の怪童”松山が、将棋界の“怪童”と共鳴した―!

注目度さらに上昇中!EXILE THE SECONDに3つの質問!

2016.11.14Vol.678EXILE TRIBE
 EXILE THE SECONDが注目を集めている。 2012年にTHE SECOND from EXILEとして活動をスタートしている彼らだが、EXILE THE SECONDとして今夏リリースしたシングル『YEAH!! YEAH!! YEAH!!』を皮切りに本格始動。さらに9月にはEXILE AKIRAが加わり、グループは進化かつ深化。 そしてワイルドになっている。 新体制下での全国ツアー、EXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017 “WILD WILD WARRIORS”も始まり、ワイルドな波に乗っている彼ら。いま感じていることとは? 多忙なメンバーに3つの質問をぶつけた。 Q1:EXILE THE SECONDの特長、魅力、強みは何? ライブパフォーマンスにおいての特長、魅力は何と考えますか? Q2:本格始動発表後から今現在までの自分たちについてどう評価する?100点満点で何点? Q3:2017年や今後の目標は?

『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』試写会に5組10名

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』試写会に15組30名 

世界のGINZAを次のステージへ「GINZA SIX」

2016.11.13Vol.678ニューオープン
   銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」が2017年4月20日に誕生する。松坂屋銀座店の周辺を含む2街区を合わせた再開発により、銀座のど真ん中に、延床面積約14万8700㎡という圧倒的なスケールを誇り、エリア最大となる241の多彩なブランドが集結するワールドクラスクオリティーの商業施設が実現。中央通りに面した全長約115mには、世界を代表する6つのラグジュアリーブランドが旗艦店として、大型メゾネット店舗を構え、銀座の新しい顔を作り出す。同施設のコンセプトは「Life At Its Best最高に満たされた暮らし」。最先端のスタイルと真のラグジュアリー、サービス、環境などすべてが高いレベルで提供され、真に豊かな暮らし、人生を感じることができる施設を目指す。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

11・12修斗環太平洋王座決定戦 フェザー級は石橋、ライト級は高橋が戴冠

2016.11.13Vol.677格闘技
 プロフェッショナル修斗公式戦「環太平洋ダブルチャンピオンシップ」が12日、東京・後楽園ホールで開催された。  2つの環太平洋王座決定戦が行われ、フェザー級は石橋佳大が岡田遼を3R2分30秒、スリーパーホールドで破り王座を獲得した。  試合は1Rから石橋が左ミドルで積極的に前へ。岡田がパンチで応戦すると、それに合わせ石橋はタックルでテイクダウンを狙う。石橋は首相撲からの膝蹴りを多用。岡田も応戦し打撃戦となるが、石橋はすきをついては何度もタックルでテイクダウンを狙う。岡田はケージへ押し込まれても、エルボーや体勢を入れ替え逆に押し込むなど、反撃に転じるが、1R終盤、すぐに立たれはしたがついに石橋がテイクダウンを奪う。2Rには石橋がテイクダウンからバックを奪いスリーパーを仕掛け、ラウンド終盤には岡田の飛びヒザを交わした石橋がパウンドで攻め込むなど徐々に石橋がペースをつかむ。  激しく動き回る両者だがスタミナが切れる様子もなく、試合は最終3Rへ。

大人が本気で大喜びするゲーム!ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ

2016.11.13Vol.678GAME
 発売のアナウンスとともに大人たちを大喜びさせたファミコン型ゲーム機がついに発売となった。遊んだ人すべてを、ファミコンが一大ブームとなった80年代にトリップさせるゲーム機だ。  手のひらサイズとコンパクトながら、オリジナルに忠実なスタイル。電源ボタンやリセットボタンに触れれば大人のプレイヤーならば一気に切なさがこみあげてくるだろう。  ゲーム機にはあらかじめ、選りすぐりの人気ソフトが30本収録されている。『ドンキーコング』『マリオブラザース』に『スーパーマリオブラザーズ』、『パックマン』『エキサイトバイク』、『アイスクライマー』に『ファイナルファンタジーIII』など、ファミリーコンピュータの軌跡をたどるようなラインアップだ。  遊び方は簡単。ゲーム機とテレビなどモニターとの接続はHDMIを刺すだけ。ゲームプレイ中にリセットボタンを押してホームメニューに戻れば、「中断ポイント」としてセーブすることができるのもポイントだ。  懐かしさで遊ぶだけでなく、ゲームの「原点回帰」からの新しい一歩を感じさせるゲーム機だ。

聞いとかないと“ヤバイ”!「はじまりのうた」Little Glee Monster

2016.11.13Vol.678CD/MUSIC
 グルーヴのある歌声と気持ちが良くなるハーモニーを聞かせてくれる楽曲で、着実に存在感を増し続けているリトグリこと、リトルグリーモンスター。リリースする楽曲、踏むステージの数が増えるたびにどんどんとアーティストとして成長して、知らないと「ヤバイ」存在になりつつある。本作は1万枚限定でリリースされるシングル。タイトル曲は、絆をテーマに夢を追うことの痛みや切なさ、前向きさを共存させた楽曲だ。クリスマスソング『Magic Snow』、『Feel Me』のライブ音源も収録。来年年明けには、日本武道館でのワンマン公演、その後もフルアルバムのリリースが控えている。

日本酒の伝統的魅力と最旬銘柄を知る!

2016.11.13Vol.678今日の東京イベント
『The Joy of Sake Tokyo(ジョイ・オブ・サケ 東京)』が2日、都内会場で行われた。2001年にホノルルで幕を開けたジョイ・オブ・サケは、日本以外で開かれる日本酒のイベントとしては最大規模の利き酒イベント。会場では、全米日本酒歓評会の全出品酒を、人気レストランのアペタイザーとともに味わうことができる。ホノルルのほかニューヨークでも開催されており、海外における日本酒関係者や愛好家を楽しませている。本場日本でも2010年から開催され、毎年多くの来場者を記録している。  今年は、2016年全米日本酒歓評会に出品される400種以上の銘酒が集結。今年は、出羽桜 大吟醸(山形県・出羽桜酒造株式会社)、桃川大吟醸(青森県・桃川株式会社)、御慶事 純米吟醸(茨城県・青木酒造株式会社)、雪の茅舎 山廃純米(秋田県・株式会社斎弥酒造店)が各部門グランプリに選出された。各賞受賞の銘柄はもちろん、なかなか東京の市場に出回らない地方の酒造や、海外の酒造が出品する銘柄も出品。会場では、ハワイアンミュージックの生演奏あり、和服姿のミス日本酒たちの来場あり。海外からの参加者や若い日本酒ファンの姿も見られ、日本酒文化の広がりを感じさせた。  また、今年もIL GHIOTTONEや、日本橋 逢坂など、多彩なジャンルのレストランが日本酒にぴったりな逸品を提供した。
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

日本酒の伝統的魅力と最旬銘柄を知る!

2016.11.13Vol.678今日の東京イベント
『The Joy of Sake Tokyo(ジョイ・オブ・サケ 東京)』が2日、都内会場で行われた。2001年にホノルルで幕を開けたジョイ・オブ・サケは、日本以外で開かれる日本酒のイベントとしては最大規模の利き酒イベント。会場では、全米日本酒歓評会の全出品酒を、人気レストランのアペタイザーとともに味わうことができる。ホノルルのほかニューヨークでも開催されており、海外における日本酒関係者や愛好家を楽しませている。本場日本でも2010年から開催され、毎年多くの来場者を記録している。  今年は、2016年全米日本酒歓評会に出品される400種以上の銘酒が集結。今年は、出羽桜 大吟醸(山形県・出羽桜酒造株式会社)、桃川大吟醸(青森県・桃川株式会社)、御慶事 純米吟醸(茨城県・青木酒造株式会社)、雪の茅舎 山廃純米(秋田県・株式会社斎弥酒造店)が各部門グランプリに選出された。各賞受賞の銘柄はもちろん、なかなか東京の市場に出回らない地方の酒造や、海外の酒造が出品する銘柄も出品。会場では、ハワイアンミュージックの生演奏あり、和服姿のミス日本酒たちの来場あり。海外からの参加者や若い日本酒ファンの姿も見られ、日本酒文化の広がりを感じさせた。  また、今年もIL GHIOTTONEや、日本橋 逢坂など、多彩なジャンルのレストランが日本酒にぴったりな逸品を提供した。

聞いとかないと“ヤバイ”!「We love Tank-top」ヤバイTシャツ屋さん

2016.11.13Vol.678CD/MUSIC
 ヤバTこと、ヤバイTシャツ屋さんは今年最大のニューカマーといっても過言ではないロックバンドだ。『無線LANばり便利』『流行りのバンドのボーカルの男みんな声高い』など事実をそのまんまタイトルにしたいることでインパクトをグイッと増している楽曲の数々。タイトル負けしない一度聞いたら耳から離れない旋律にパワーのある曲、それに載せられたギョッとするリリック……。彼らが放つものすべてが、なんかやばいと言っている。こうした楽曲とエネルギッシュなライブによって既に多くの支持を集めている彼らは「大人」をも味方につけた。そしてついに本作でメジャーデビューだ。タイトルトラックを筆頭にエネルギッシュな楽曲『あつまれ!パーティーピーポー』、『週10ですき家』『天王寺に住んでる女の子』など13曲。初回盤のDVDには、昨夏に行われたワンマンライブ「まだ早い。」のライブ映像を収録している。彼らはもちろん、この作品をチェックしておかなければかなりやばいことになる。

音楽、格闘技、お笑いのライブ「SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY 骸骨祭り」

2016.11.13Vol.678音楽
「SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY 骸骨祭り」が幕張メッセで開催される。骸骨祭りとはSKULLSHITが毎年行っていたレギュラーイベントSKULLMANIAの集大成であり、5年に一度開催される音楽+お笑い+格闘技=骸骨祭りというやりたい事を追求したビッグイベント。  出演者等詳細はオフィシャルサイト( http://gaikotsumatsuri.com/ )で。チケットの一般発売は、11月3日(木・祝)から始まっている。  

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個性あふれるラインアップが楽しい最近の公共劇場 東京芸術祭2016 芸劇オータムセレクション『三代目、りちゃあど』

2016.11.13Vol.678STAGE
 東京芸術劇場は2012年のリニューアル以降、海外の劇場やアーティストとの交流を積極的に行っている。本作はそんな国際共同制作の第3弾。  同劇場の芸術監督を務める野田秀樹が1990年に自らが主宰する「夢の遊眠社」に書き下ろした『三代目、りちゃあど』をアジアを代表する演出家であるシンガポールのオン・ケンセンが演出。シンガポール国際芸術祭、SPAC?静岡県舞台芸術センターとの国際共同制作により上演する。  この『三代目、りちゃあど』はシェイクスピアはなぜリチャード三世やヴェニスの商人を徹底的に悪人として描いたのか?という疑問から生まれた作品。舞台は法廷。被告は「りちゃあど」、その弁護人に「シャイロク」、検事は「シェイクスピア」という突拍子もない設定のもと、作家と登場人物の確執を描く。  キャストは日本、シンガポール、インドネシアから集結。日本の俳優陣だけ見ても歌舞伎、狂言、宝塚出身、小劇場出身と多彩過ぎる顔ぶれ。この個性あふれる面々をオン・ケンセンがどうまとめあげるのかにも注目。 東京芸術祭2016 芸劇オータムセレクション『三代目、りちゃあど』 【日時】11月26日(土)?12月4日(日)(開演は26日18時、27・3日13時/18時、29・1日14時/19時、30・2日19時、4日13時。28日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】東京芸術劇場 シアターウエスト(池袋)【料金】全席指定 一般5500円、65歳以上5000円、25歳以下3000円、高校生割引1000円(65歳以上、25歳以下、高校生割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて一般発売日より前売りのみ取扱い。枚数限定・入場時要証明書)【問い合わせ】東京芸術劇場ボックスオフィス(TEL:0570-010-296=休館日を除く10?19時 [HP] http://www.geigeki.jp/ )【作】野田秀樹〈ウィリアム・シェイクスピア「リチャード三世」(小田島雄志訳)より〉【演出】オン・ケンセン(シンガポール国際芸術祭芸術監督)【出演】中村壱太郎、茂山童司、ジャニス・コー、ヤヤン・C・ヌール、イ・カデック・ブディ・スティアワン、たきいみき、江本純子、久世星佳

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