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国家と安全保障を考える(その12)/連載コラム「長島昭久のリアリズム」

2016.03.14Vol.662長島昭久のリアリズム
 2009年、オバマ大統領は、就任早々「アメリカ合衆国は、太平洋国家である」と高らかに宣言しました。20世紀初頭、西部開拓をほぼ完了した米国は太平洋を超えてさらに西進を開始、ついにフィリピンを占領し大陸アジアに迫りました。以来、米国は、必然的に西太平洋においてアジアの覇権国家と衝突することになりました。1920-40年代には大日本帝国と、大戦後1990年までソヴィエト連邦と、そして21世紀には中華人民共和国と地政戦略的なせめぎ合いを演じています。そのバランス・オヴ・パワーの最前線は、今も昔も「第一列島線」(日本列島から台湾、フィリピン、ボルネオに至る)と「第二列島線」(小笠原諸島からテニアン、グアム、パプアニューギニアに至る)です。  大日本帝国の「絶対国防圏」は第二列島線に沿って設定されていましたし、朝鮮戦争の引き金を引いたといわれる「アチソン・ライン」は第一列島線に沿って画されました。そして、今、中国は、第一列島線の内側を「内海化」(つまり聖域化)しようとして南シナ海に巨大な人口島を造成し急ピッチに軍事要塞化を進め、その海軍艦艇や長距離爆撃機等の活動範囲は第二列島線まで到達する勢いを見せています。  もちろん、米国も日本も国際社会も、手を拱いてそれを傍観しているわけではありません。米国は、クリントン国務長官(当時:現在、大統領予備選に出馬)が提唱した「アジア・リバランス」(アジアにおけるパワー・バランスの再均衡を目指す)政策を鋭意実行に移しています。その軍事的な核心は、いかにして中国が築き上げている「接近拒否」能力(自国領域への相手国兵力の接近を拒否する能力:例えば、潜水艦や空母、弾道・巡航ミサイル等)を相殺するための対抗手段を確立し得るかです。米太平洋軍では、陸海空海兵隊の統合機動展開能力の開発と同盟国や友好国との連携の更新に全力を挙げています。  日本も、米国の主導するリバランス政策を補完・支援するため、集団的自衛権の限定行使を含む戦後最大の安全保障法制の改革に着手し、日米防衛協力の指針(ガイドライン)を18年ぶりにアップデートしました。同時に、経済分野では環太平洋経済連携協定(TPP)の推進に日米が中心的な役割を果たしています。さらには、南シナ海における法の支配を確立するため、日米豪が中心となりASEAN諸国を巻き込んだ国際協調の促進が図られています。これら一連の動きは、中国の目覚ましい軍事的、経済的台頭に対するパワー・バランスの確保を通じて地域秩序の安定化を図ることにその主眼を置いています。  次回はいよいよ今シリーズの最終回。今後のアジア太平洋地域の平和と安定をどう維持発展させて行くべきか、我が国の安全保障戦略の要諦について考えます。(衆議院議員 長島昭久)

紗倉まな 処女作『最低。』で小説家デビュー

2016.03.14Vol.662インタビュー
 もともとは雑誌の取材で会った編集者に「小説を書きませんか?」と声をかけられたのがきっかけ。初めて小説を書くにあたって、題材は身近なものにしたほうが書きやすいと思った? 「以前エッセイを出していたので、業界とは別のことを書きたいなって思っていたんですが、小説としての処女作なので今の私にしか書けないものを書くべきなのでは、という意見をいただきました。確かに私は社会人経験がこの業界でしかないので、やはり私に書けるのはこれしかないかなって思いました」  4つの物語。第1章は北海道の釧路出身のAV女優のお話。出てくる子たちのエピソードや設定は、AVの世界で実際にあるようなもの? 「登場人物については、この業界に絶対いるだろうなっていう女性が書けたような気はします。土地に関しては、北海道がもともと好きだったうえに、好きな作家さんの作品の舞台が北海道とか東北が多かったので、どんどん北海道に興味を持つようになりました。そして実際に行ったりしているうちに、いつか小説を書くならここ出身の主人公で書きたいなって思うようになりました。釧路にはプライベートでも行ったことがあるんです。釧路湿原に行ったんですが、あの感じがすごく好き。冬で、雪があって、壮大な景色過ぎて一人で涙して帰ってきたくらい。湿原まではタクシーで行ったんですが、運転手さんに“この子一人で釧路湿原に行くなんて、ひょっとして自殺するんじゃないか?”って思われたみたいで、すごく気を使ってくれて(笑)、帰るまで待ってくれていたんです。 “大丈夫です、自殺しないんで。見に来ただけなんで”って(笑)」  人気AV女優がAVを題材に小説を書くと聞くと、エピソードは体験したこと、登場人物は分身というふうにとらえられがちだが、この作品は決してそういう造りにはなっていない。 「最初プロット通りに書いていったんですが、定型文のようなものになってしまったんです。なので、次の段階では自分が好きな台詞を入れるときにはどういうシーンだったらこの子は動いてくれるかな?といったことを考えて書くようにしていったら、書きながら登場人物が動いてくれるようになりました」  紗倉と登場人物が二人三脚で動いている感じ。 「歩み寄ってくれた気はします。相性が悪い子もいましたが、すっと書けた子もいた。第1章の彩加は釧路から、第2章の桃子は札幌から東京に連れてきた。第3章の美穂は撮影で三島に連れていきました。みんなを私の事情でいろいろと振り回してしまいました(笑)」  タイトルはなぜ『最低。』に? 「小説の中にも1個も最低というワードは出ていないし、話の流れ的にも“そんなに最低かな?”と感じる方もいらっしゃると思います。でも、どの仕事にも表と裏があるように、この業界にも明るいところと暗いところがあって、この仕事を選んだからには、なにかしら誰かを傷つけて、頑張ってる方がいらっしゃると思うんです。エッセイでは自分のことばかりで、主に業界の明るいところを書いていたんですが、今回は私ではない、全く違う4人の女性の話を書きたかった。そしてその子たちだったら、暗い部分についてどう思いながら活動しているんだろうって考えた時に、“最低”というつぶやきは心の葛藤や親などに対しての罪悪感、恋人に対しての裏切りのような感覚などが、あふれ出ている言葉なのかな?と思って、このタイトルにしました」  周囲の感想は? 「ふだん本を読まれる方からはいろいろな感想を聞かせていただいているんですが、いつもイベントなんかに来てくださるファンの方は活字が好きじゃない方が多いみたいです(笑)。アダルト関連だと年齢制限があるんですが、こちらはないので中高生の男女のグループがよくサイン会に来てくださっています。そういった意味でも感想の幅はだいぶ広い、いつもとは違うなって実感しています」  時間が許す限り、徹底的に校正などにこだわってしまい、出版社に缶詰になって作業した時期もあったという。 「クリスマスは角川さんにいました。三が日は実家に帰ったんですが、空気の読めない母親の“遊びに行こうよ”という誘惑との戦いでした(笑)。母親からはLINEで感想が送られてきたんですが、長すぎるのと連投されまくっていて、ちょっと読む気にならなくてまだ読んでいないんです(笑)」  今後、小説家や物書きとしての活動も増えてきそう。2作目も早く読んでみたい。 「できたらいいなとは思っているんですが、小説を書いてみて人生経験がそんなに豊富じゃないということを実感しましたので、今後は自分のプライベートを充実させることができたらいいなとは思っています。最近はずっと、休日があってもぐうたらして家に閉じこもって、ルンバを飛ばして寝るというだけの日々だったので、次の本を書くときはいろいろなところに行って、感性を養ってからやりたいなって思っています」  この小説で初めて紗倉まなを知る人も多い。そして紗倉にはこれをきっかけに今後さまざまな分野での活躍が期待される。 「エロ屋としての活動がほとんどなので、本屋さんで見られた方も誰だろう?って思っていると思います。私はこうなりたいというビジョンが明確にあるわけではないので、いただける評価のまま、いただけるお仕事があるなら、そのひとつひとつに挑戦していきたい。やりたいことは全部できたらいいなと思ったりもしているので、“何でも屋” になりたいと思っています」  自らを“エロ屋”と称する紗倉の考える“何でも屋”は紗倉のツイッターを見てもらえればなんとなく分かる。AV作品に関するつぶやきと小説に関するつぶやきが入り乱れ、ちょっとしたカオス状態! 小説をきっかけに紗倉のエロ屋の部分にも興味を持った人は、せっかくの出会いなので取りあえず一本見てみることをお勧めしたい。 (THL・本吉英人)

その絆は揺るがない『トランスポーター イグニション』

2016.03.14Vol.662DVD & Blu-ray
 最速最強の運び屋、トランスポーターが帰ってきた。リュック・ベッソンが生んだ大ヒット・カーアクションが新たに始動! 2代目フランク・マーティン役は、いま大注目の新星エド・スクレイン。海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のダーリオ・ナハリス役で大ブレイクし、2016年公開のMARVELのヒーローアクション『デッドプール』では宿敵エイジャックスを演じることも決定。ルール1:契約厳守、ルール2:名前は聞かない、ルール3:依頼品は開けない、という前シリーズのルールを継承し、新たな運び屋の戦いが幕を開ける。 販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテインメント 発売中  【初回仕様】トランスポーター イグニション (特製ブックレット付)ブルーレイ4990円(税別)

新肌男のハライチ澤部、菅田将暉の裸にドキドキ

2016.03.14Vol.662エンタメ
 メンズビオレ 新「肌男」就任・新CM発表会が14日、都内で行われ、新たに肌男に決まった菅田将暉とお笑いコンビ・ハライチの澤部祐が出席した。  共に肌男を務めることになった2人。初披露されたCMや、発表会では終始笑顔だったものの、競争心はメラメラ。クイズやトークで自分のほうが秀でていると競い合った。お笑い界ナンバーワンの美肌だという澤部は、選出されたことについて「最初はどっきりだと思った」と低姿勢だったが、「菅田君はきれい……でも、どっこいぐらいの自信はある」。そんな澤部に対して菅田が「でも、パパでしょ? こちとらピチピチの20代ですよ!」。澤部も「こっちも20代! ずっと純粋に肌を大事に生きてきた!」と対抗心を燃やした。  2人が出演するCMは2パターンで、「メンズビオレ 泡タイプ洗顔 新肌男」篇が15日からオンエア、「メンズビオレ ボディウォッシュ 新肌男」篇は5月からになる。ボディウォッシュのCMでは、2人は裸姿も披露。澤部は「菅田将暉と澤部の裸が見られるのは地球上でこれだけ」とPR。撮影は、ポスター、泡タイプ洗顔、そしてボディウオッシュの順番で進められたそうで、徐々に近づいていく距離に「最後に裸を見てドキドキ…。好きになっている」という。

菅田将暉、Wデート報道を否定「…Wデートしたいですよ」

2016.03.14Vol.662エンタメ
 菅田将暉が14日、都内で行われたメンズビオレ 新「肌男」就任・新CM発表会に出席した。  イベント終了後、一部週刊誌が報道したWデート報道について聞かれると、「役者仲間です。大賀の誕生日を祝っていました。(写真を撮られたことは)びっくりしましたが、撮られるようになったんだなあ。(このCMの)肌男も含めて、頑張らないとと思いました」。それでも本当にそうかと迫られ「Wデート…したいですよ!」と笑った。  一緒に登壇していたお笑いコンビ・ハライチの澤部祐は、「こういうのテレビで見たことある! こういう時、一緒にいる人が守ったりするもんですけど、怖くて何もできなかった~!」と笑った。  菅田、澤部が出演するCM「メンズビオレ 泡タイプ洗顔 新肌男」篇は15日からオンエア。

米国の新カルチャーVapeが日本上陸 Beyond Vape Japan

圧巻のエヴェレストロケで綴る、究極の山岳スペクタクル!『エヴェレスト 神々の山嶺』

新しいスタートにぴったりな音「SOUL 4 REAL」BROWN EYED SOUL

2016.03.14Vol.662CD/MUSIC
 人気も実力も兼ね備えた韓国のR&Bグループ、BROWN EYED SOUL(ブラウン・アイド・ソウル)の日本オリジナル企画アルバム。メンバーそれぞれが至高のボーカリストであることもあって、それぞれがこれまでリリースしてきたソロ作品のなかからそれぞれ4曲、トータルで16曲を収録。また1曲ずつ日本語で再レコーディングしているのも特徴だ。2003年に結成・デビューしてから常にチャートの常連。聴きどころはメンバー自身が作詞作曲を手掛けた楽曲のすばらしさであり、それぞれの歌唱だ。特典DVDには最新ソロ4曲のミュージックビデオを収録した。目と耳、そして心で彼らの音楽を堪能して! [K-POP ALBUM] Rhythm Zone 発売中 CD+DVD3000円(税別)

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

新しいスタートにぴったりな音「Ms.OOJA THE BEST あなたの主題歌」Ms.OOJA

2016.03.14Vol.662CD/MUSIC
 デビューから5年。さまざまな愛の姿を歌に乗せ届けてきたMs.OOJA(ミス・オオジャ)のベスト・アルバム。彼女の代表曲である『Be…』を始め、『最後の雨』など彼女が唯一無二のシンガーであることを示すカバー曲を含め全16曲を収録した。選曲はそれぞれ、LOVE、COVERS、LIFEのテーマに沿っていて、LOVEが6曲、COVERSとLIFEが5曲ずつで構成されている。出会いや別れ、それによって変化する気持ちをていねいに歌い上げるLOVEな楽曲たちは、切なくてもまた恋をしたい気持ちにさせてくれる。LIFEは、下向きの視線をぐっと上げてくれる曲が揃っている。あなたの主題歌を見つけて! [J-POP ALBUM]ユニバーサルシグマ 発売中 完全生産限定盤(CD+DVD)4980円、初回限定スペシャルプライス盤1980円(共に税別)

3・20「Krush.64」平本蓮インタビュー「僕は今までのチャンピオンよりもすごいチャンピオンになれると思っています」

2016.03.14Vol.662格闘技
 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で泰斗と対戦するK-1甲子園2014王者・平本蓮のインタビューを公開。 ――試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの) 「調整はばっちり行っていて、今は大分疲労があって動きにキレもないんですけど、試合1週間前まで追い込みます。それから試合の準備のために疲れを抜いて行こうと思います」 ――プロデビューから-65kgで戦ってきた平本選手ですが、今回のトーナメント-63kgでの試合です。1回戦を終えて-63kgでの試合にはどんな手応えを感じていますか? 「-65kgから2kgしか違わないんですけど、適正階級ってあるんだなと思いました。今まで減量して体重を合わせれば体格差はないと思っていたんですけど、-65kgの試合に慣れていると、パワーは違うし、攻撃をもらっていても効かない。自分から圧力もかけられるので、今は-63kgが適正階級だと思います」 ――今回の試合に向けてはどんなことを意識して練習してきましたか? 「今までは相手がどういう作戦で来るのかも考えていたんですけど、前回から自分の力を磨く方がいいと思って、そういう練習をやってきました。だからあまり対策は練っていなくて、やることは一つ、倒しに行くだけです」 ――公開練習のミット打ちではミットを持つ梶原龍児トレーナーが泰斗選手が得意な回転技のモーションを見せていましたが、そういった対策は練っていますか? 「そうですね。ミットでは龍児さんが真似をやってくれますが、相手がそういう技を披露する前に倒せると思います」 ――早期決着をイメージしているのですか? 「いけるところがあれば一気に仕留めます。相手の様子を見ずにガンガンいくわけじゃないですけど、自分の空間で戦えば必然的に相手は倒れていると思います」 ――1回戦後の一夜明け会見では泰斗選手をトーナメントで一番の強敵になると予想していましたが、それは今も変わらないですか? 「やっぱり泰斗選手がトーナメントに出ている選手の中で一番実力も実績もあって警戒はしています。でも油断せずに戦えばいけると思うんで、しっかり相手を警戒もしつつ、自信を持って戦えると思います」 ――平本選手もプロでキャリアを積む中で、どんなところが成長していると感じていますか? 「試合するに連れて『もっとこう出来たな』というのがあって、それが着々と出来るようになっています。前回はパンチのラッシュが乱暴だったんで、もっと綺麗にまとめられたかなと思うし、試合する度に強くなっていると思います。でも僕はまだ実力の3割くらいしか出せてないので、もっと実力を出せていけると思います」 ――準決勝を迎えるにあたってベルトへの想いは強くなっていますか? 「ベルトへの想いは誰よりも強い自信があります。一流のファイターは一度リングに上がったらずっと戦い続けるか、リングで死ぬかのどちらかだと思います。そのリングにベルトがあって、龍児さんも巻いたベルトを手に入れることが出来たら、僕は一流になれると思います。-63kgのベルトは先日のK-1-65kg日本代表決定トーナメントで優勝した山崎(秀晃)選手も持っていたし、もし僕が獲ったら龍児さんや山崎選手と比べられると思います。でも僕はまだ10代でこれだけできるし、今までのチャンピオンより全然すごいチャンピオンになれると思うんで、期待していてください」 ――最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか? 「格闘技は1vs1の対決だけど重要なことは周りの支えや応援です。僕はそれを改めて前回の試合で感じました。今まで強敵とやった時も声援が背中を押してくれて最後まで戦うことが出来ました。今、Krushは『新K-1伝説』でも取り上げられていて、それを見てファンも増えていると思います。そこで僕が僕という形でファンを魅了できたら、と思っているので期待してください」

3・20「Krush.64」南野卓幸インタビュー「誰よりも自分が試合を楽しみにしている。ワンマッチのつもりで全力で潰しにいく」

2016.03.14Vol.662格闘技
 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]で佐々木大蔵と対戦する南野卓幸のインタビューを公開。 ――試合に向けての仕上がりはいかがですか?(※インタビューは公開練習後の囲み取材のもの) 「試合まであと1週間、もう追い込みも終わりなんですけど、すげえ練習もいい感じで追い込めてます。みなさん楽しみにしてください…というより誰よりも僕自身が楽しみなんで、最高のパフォーマンスでリングに上がりたいと思います」 ――それだけいい練習ができている理由はあるのですか? 「前回はトーナメントの1回戦(眞暢にKO勝利)だったんで、生き残りたいという気持ちがすごかったです。でもその1回戦で勝って、タイトルが目の前に近づいていることを実感して、気合が入っています。周りにもサポートしてもらって練習に集中できる環境になって、すげえ練習しています」 ――ご自身ではどこが伸びていると思いますか? 「どこが伸びたというか、佐々木選手対策ですね。佐々木選手は打ち合ってこないと思うんですけど、最終的には僕が倒して勝つんで、そこまで持っていく練習をしっかりしています」 ――1回戦は激しい打ち合いになり噛み合った試合でしたが、今回はそうならないという予想ですか? 「そうですね。前回はパンチで勝ったんですけど、向こうはパンチに蹴りを合わせてくると思うんで、そこにこっちがポンポンとパンチを合わせて倒してやろうかなと思います」 ――佐々木選手にはどんな印象を持っていますか? 「なんでもできるタイプだと思うけど、何でもできるだけで怖さがないですね。前回の眞暢選手の方がパワーもあって、倒される怖さがありましたけど。油断はしてませんけど、しっかり仕留めに行きます」 ――1回戦は見事な逆転KO勝利でしたが、あの試合で勢いがついたと思いますか? 「周りからも伸びたと言われるし、スパーをやっていてもそう言われます。前回よりも進化した僕を見せたいと思うので、そこも含めて楽しみです」 ――決勝には泰斗×平本蓮のどちらが勝ちあがってくると思いますか? 「僕的にはどっちが上がってきてもいいけど、ストーリー的には蓮とやったほうがいいと思うし、決勝で同門対決が理想かなと思います。でもそれを意識して準決勝でポカしちゃダメなんで、今は佐々木選手を全力で倒すことしか考えていないです」 ――準決勝を迎えるにあたって、ベルトへの想いは強くなっていますか? 「1回戦よりもベルトに近づいている実感はありますけど、ここで勝てば『あと一つ!』と思えるんで。今はまだワンマッチのつもりで全力で潰します」 ――最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか? 「佐々木選手は小さい子供や女性からも人気があるけど、僕のことも応援してください(笑)。 会場を盛り上げて倒して勝つんで楽しみにして下さい!」

3・20「Krush.64」泰斗インタビュー「みんな平本選手に期待していると思うけど、僕にも意地があります」

2016.03.14Vol.662格闘技
 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]でK-1甲子園2014王者・平本蓮と対戦する泰斗のインタビューを公開。 ――トーナメント1回戦(1・17「Krush.62」、早坂太郎にKO勝利)のあと、どのくらいで練習を再開したのですか? 「今回はいつもみたいに練習を休まず、試合の2日後からフィジカルトレーニングを再開しました」 ――特にダメージはなかったのですか? 「早坂選手のミドルキックをもらって腕が少し腫れたくらいで、練習に支障をきたすようなダメージはなかったです」 ――試合映像もチェックされていると思いますが、早坂戦を振り返っていただけますか? 「今の話にもつながりますけど、左ミドルをモロにもらいすぎですね(苦笑)。3Rは自分から出てKOできましたけど、試合を見ながら1~2Rまでは『何でもっと行かないんだ?』と思ったし、もっと自分から攻めることができた試合だったと思います」 ――苦戦しながらも最後はKOするなど、泰斗選手の底力を感じる場面もありましたが、ご自身では反省点のほうが多いようですね。 「そうですね。僕的にはもどかしい試合でした」 ――そして準決勝では平本選手と対戦が決まりました。1回戦をクリアすれば次は平本選手になると予想していましたか? 「はい。順当に行けば平本選手が勝ち上がって来るだろうなと思っていました」 ――対戦相手として平本選手にはどんな印象がありますか? 「ボクシングが上手くて踏み込みもいい。蹴りはテンポよくポンポン蹴る感じですよね。パワーはあまりないけど、スピード・テクニックがある印象で、結構打たれ強さもあると思います」 ――泰斗選手も色々な選手と戦ってきましたが、ずばり平本選手はトップクラスの選手だと思いますか? 「勢いには乗っていると思います。ただ木村”フィリップ”ミノル選手やマサロ・グランダーのように強い選手と対戦経験はあっても、勝ってはいないじゃないですか。だからそこはどうなんだろうなって感じですよね」 ――平本選手はK-1甲子園2014王者で年齢も17歳。多くの人が期待している選手です。泰斗選手としては周囲の期待通りにはさせないという気持ちはありますか? 「ありますね。平本選手はデビュー前からほとんど苦労せずにここまで来たと思うし、そんなに辛い経験をしてないと思うんです。そういう選手に負けたくないし、負けるつもりも一切ないです。世の中そんなに甘くないぞっていう意地を見せたいです」 ――泰斗選手は決して順調なキャリアではなく、悔しい想いもたくさんしてきたと思います。でもプロとして戦ってきた意地やプライドはありますか? 「意地はありますよ、本当に。僕は勝ちと負けが同じくらいで戦績は全然良くないと思います。でも僕にも意地があるし、今回は気持ちの勝負です。絶対に負けないです ――あと2つ勝てばベルトも手に入りますが、今は平本戦にすべてをかけていますか? 「はい。ベルトも決勝のことも考えてないです。ここで勝てば勢いに乗れると思うし、平本選手に勝てば僕の評価も上がるはず。みんな平本選手推しで、平本選手に期待していると思うけど、僕も意地を見せます」
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

3・20「Krush.64」泰斗インタビュー「みんな平本選手に期待していると思うけど、僕にも意地があります」

2016.03.14Vol.662格闘技
 3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[第4代Krush -63kg王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]でK-1甲子園2014王者・平本蓮と対戦する泰斗のインタビューを公開。 ――トーナメント1回戦(1・17「Krush.62」、早坂太郎にKO勝利)のあと、どのくらいで練習を再開したのですか? 「今回はいつもみたいに練習を休まず、試合の2日後からフィジカルトレーニングを再開しました」 ――特にダメージはなかったのですか? 「早坂選手のミドルキックをもらって腕が少し腫れたくらいで、練習に支障をきたすようなダメージはなかったです」 ――試合映像もチェックされていると思いますが、早坂戦を振り返っていただけますか? 「今の話にもつながりますけど、左ミドルをモロにもらいすぎですね(苦笑)。3Rは自分から出てKOできましたけど、試合を見ながら1~2Rまでは『何でもっと行かないんだ?』と思ったし、もっと自分から攻めることができた試合だったと思います」 ――苦戦しながらも最後はKOするなど、泰斗選手の底力を感じる場面もありましたが、ご自身では反省点のほうが多いようですね。 「そうですね。僕的にはもどかしい試合でした」 ――そして準決勝では平本選手と対戦が決まりました。1回戦をクリアすれば次は平本選手になると予想していましたか? 「はい。順当に行けば平本選手が勝ち上がって来るだろうなと思っていました」 ――対戦相手として平本選手にはどんな印象がありますか? 「ボクシングが上手くて踏み込みもいい。蹴りはテンポよくポンポン蹴る感じですよね。パワーはあまりないけど、スピード・テクニックがある印象で、結構打たれ強さもあると思います」 ――泰斗選手も色々な選手と戦ってきましたが、ずばり平本選手はトップクラスの選手だと思いますか? 「勢いには乗っていると思います。ただ木村”フィリップ”ミノル選手やマサロ・グランダーのように強い選手と対戦経験はあっても、勝ってはいないじゃないですか。だからそこはどうなんだろうなって感じですよね」 ――平本選手はK-1甲子園2014王者で年齢も17歳。多くの人が期待している選手です。泰斗選手としては周囲の期待通りにはさせないという気持ちはありますか? 「ありますね。平本選手はデビュー前からほとんど苦労せずにここまで来たと思うし、そんなに辛い経験をしてないと思うんです。そういう選手に負けたくないし、負けるつもりも一切ないです。世の中そんなに甘くないぞっていう意地を見せたいです」 ――泰斗選手は決して順調なキャリアではなく、悔しい想いもたくさんしてきたと思います。でもプロとして戦ってきた意地やプライドはありますか? 「意地はありますよ、本当に。僕は勝ちと負けが同じくらいで戦績は全然良くないと思います。でも僕にも意地があるし、今回は気持ちの勝負です。絶対に負けないです ――あと2つ勝てばベルトも手に入りますが、今は平本戦にすべてをかけていますか? 「はい。ベルトも決勝のことも考えてないです。ここで勝てば勢いに乗れると思うし、平本選手に勝てば僕の評価も上がるはず。みんな平本選手推しで、平本選手に期待していると思うけど、僕も意地を見せます」

フライパンひとつで魚介と野菜の具沢山 長崎ちゃんぽん|ONE COOKWAREシリーズ|ライフシアター(Life THEATRE)

2016.03.14Vol.0レシピ
お役立ち料理レシピ動画メディア。
「30分で3品レシピ」「動画で安心離乳食」「コマギレ時間で時短レシピ」「おうちパーティレシピ」「フライパンひとつで1食レシピ」などなど盛りだくさん!

対戦相手がまた欠場!西京の参戦が4・10「Krush.65」にスライド

2016.03.14Vol.662格闘技
「Krush.64」(3月20日、東京・後楽園ホール)に出場予定だった西京春馬の対戦相手、良星(らすた)が練習中まぶたを10針を縫う裂傷を負い、ドクターストップ。今大会を欠場することとなった。  これに伴い西京の出場も「Krush.65」(4月10日、東京・後楽園ホール)に延期された。対戦相手は後日発表される。  西京は当初、アルジェリアのエリアス・マムーディと対戦予定だったが、マムーディの怪我で良星に相手が変更となっていた。

小泉今日子と風間杜夫が倦怠期を迎えた夫婦役 舞台『家庭内失踪』上演中

その絆は揺るがない『コードネーム U.N.C.L.E.』

2016.03.14Vol.662DVD & Blu-ray
『シャーロック・ホームズ』のガイ・リッチーが贈る、スパイ・アクション・エンターテインメント!  かつて世界中でファンを生んだスパイドラマ『0011 ナポレオン・ソロ』をもとに、鬼才ガイ・リッチーが監督・製作・脚本でリブートした話題作。60年代を舞台に、ソロとイリヤという立場も性格も正反対の2人が世界平和のためにコンビを組むというオリジナル設定を生かしつつ、現代のスパイものに劣らぬスタイリッシュさとエンタメ感にあふれた一本。60年代のハイブランドファッション、ガイ・リッチー作品ならではのアクションと痛快さ、デヴィッド・ベッカムのカメオ出演など、見どころも満載。ソロ役のヘンリー・カビル、イリヤ役のアーミー・ハマーのイケメンコンビにも注目を。 販売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテインメント 発売中 ブルーレイ&DVDセット3990円(税別) 

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