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常識を覆し見る者を挑発する作品『マーキュリー・ファー Mercury Fur』

2015.01.10Vol.634STAGE
 イギリスの劇作家フィリップ・リドリーは日本ではポスト“デヴィッド・リンチ”といった評価をされている。その作品はその独自の美学に貫かれた世界観を持ち、人間の凶暴性や本能をむき出しにして「人間というのは結局、動物である」という真実を強調する。そんな彼の作品の中でも特にメッセージ性が高く、過激な表現を用いているのが10年前にイギリスで初演された本作。  今回で世田谷パブリックシアターとシアタートラムにおいてリドリー作品を演出するのが4度目となる演出家の白井晃はかつてこの戯曲を読んだときに「エキセントリック過ぎて、日本では上演は難しいのでは」と思ったという。しかし最近になって改めて目を通し「ここ数年で日本を取り巻く環境や日本人の意識が急激に変わったことで、遠い話だと思っていたものがとても卑近なものに感じられた。今やらなければいけない戯曲なのではないかと思った」そうだ。  白井は特にこの劇場の公演では、舞台と客席の境目を融解させるなど観客にも当事者意識を持たせるという演出をする。  この作品を通じてリドリーと白井は観客に“今我々はどんな社会で生きているのか”という現実を突きつけ、“ではそんな世界でどう生きるのか!? ”と挑発する。受け止めるのか、目をそらすのか…。

常識を覆し見る者を挑発する作品『新宿版 千一夜物語』 Project Nyx

2015.01.10Vol.634STAGE
 新宿梁山泊の水嶋カンナが2006年に立ち上げた実験演劇ユニットであるProject Nyx。これまで女性キャストだけによる“美女劇”をはじめさまざまな実験的な作品に取り組んできた。またジャンルを超えたアーティストとの出会いにより、演劇に限らない、音楽、舞踊、人形、アートなどが融合した新たなエンターテインメントを創造している。  今回上演するのは1968年に寺山修司と宇野亜喜良によって発表された『千一夜物語』。この問題作が歌舞伎町を舞台に詩と幻想とエロティシズムとロックにまみれた“新宿版”アラビアンナイトとして繰り広げられる。  今回は「ロックアンダーグラウンド爆裂シリーズ第一弾」と銘打つだけあって、出演者には寺山の劇団・天井桟敷の若松武史や、状況劇場の大久保鷹、、金守珍といったベテラン役者に、稲荷卓也といった若きアングラ俳優たちの名が並ぶ。そんななかでヒロインを演じるサヘル・ローズがどんなたたずまいを見せてくれるのか。そして音楽はロックバンドのSHAKALABBITSが生演奏。まさにジャンルレス。

JAPAN MOVE UP!「日本を元気に」劉 勇×一木広治
スペシャル対談

2015.01.10Vol.634未分類
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師で、都内でリラクゼーションサロンや鍼灸治療院をいくつも経営する医学博士・劉勇。ビートたけしの顔面神経麻痺を奇跡的に回復させたことでも有名で、ほかにもスポーツ選手や会社経営者などが、そのゴッドハンドを頼りに診療に訪れる。未病の状態の時に体のケアをすることが大切だと語る劉先生に、生き生きと毎日を送るために必要なことを聞く。(聞き手:一木広治)

「ベンチャースピリット」をテーマにトークを展開

2015.01.10Vol.634今日の東京イベント
ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!

今回でしばらく”お休み”。番組の思い出を語る 工藤公康さん(福岡ソフトバンクホークス監督)

2015.01.10Vol.634今日の東京イベント
ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』毎週土曜日21時30分〜 TOKYO FMで放送中!

ロスと東京を行ったり来たり 広瀬香美さん(ミュージシャン)

人気のペンアクションゲームがWii Uに登場!「タッチ!カービィ スーパーレインボー」

強権上司・剛腕クライアントに苦しめられている人、必読

2015.01.10Vol.634【TOKYO HEADLINEの本棚】
 人気クイズ番組のプロデューサー神田達也。彼は民放テレビ局員ながらも芽が出ず、40歳過ぎて崖っぷちに立たされていた時に、「クイズ!ミステリースパイ」でヒットを飛ばし、名プロデューサーの仲間入りを果たした。売れっ子となり、公私ともに多忙を極めていたある日、帰宅をすると自宅リビングの壁に高校生の息子・和也が磔にされ、その側らに玉虫色のスカーフを巻いた謎の男が立っていた。そして、和也を人質に「The Name」というゲームをしようと挑んできた。謎の男は神田がもらったという名刺を6枚取り出し、5人の男女を招き入れ、持ち主に名刺を返すように指示。しかし、一度でも間違えば、和也の首に取り付けた爆弾のスイッチを押すと言う。しかも質問は1枚の名刺につき1回だけ。男が出してきた6枚の名刺に書かれた肩書きは、弁当屋経営、クイズ作家、制作会社ディレクター、タレント・マネジャー、高校教師、業態不明のCEO。名刺を見ても、顔を見てもまったく誰だか思い出せない神田は無事に名刺を返して、和也を救えるのか。なぜ、この見知らぬ男が名刺ゲーム「The Name」を挑んでくるのか。このゲームの裏には何があり、その目的は一体?   謎だらけの中、狂気のゲームがスタート。“独裁者”を自認する敏腕テレビプロデューサーの栄光と狂気と闇を、ゲームを進める謎の男が驚愕のエンディングへと導く。人気放送作家・鈴木おさむがTV業界の裏側を赤裸々に描き、権力を得たビジネスマンたちへ警鐘を鳴らす同書は、仕事で夢を叶えようとするすべてのサラリーマンへ贈る鮮烈のエンターテインメント小説だ。

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

すぐそばの自然から感じる、世界の不思議 木村崇人 個展 – テーブルの上/下から

2015.01.10Vol.634ART
 もともと「見えないものを見せる」ことをテーマとしていた木村は「地球」や「自然」の力を視覚化することによって、知識として知っていることと実際の化学現象に対する認識のずれを、視覚だけではなく、実際に体で感じさせる作品を中心に展開してきた。その1つが、実際に木漏れ陽をその場に作り出す『木もれ陽プロジェクト』。誰もが知っている、見たことがあるはずの“木もれ陽”。しかし実際に“何をどう知っているか”は、人によって異なる。実は、木々の葉っぱがどんな形であっても、太陽が丸い限り、木もれ陽は必ず円形になるという。プロジェクトの最近作で木村は、地上50mのクレーンを使って森の上に巨大な星形の光源を設け、星形の木もれ陽を生み出した。そして観客に網のようなもので木もれ陽をすくい取らせるなどして、科学の実験のような場に、遊び感覚で立ち会わせる。  アートギャラリーという空間の中で、新鮮な視点で体感する“自然現象”の面白さに魅了されてみては。

ハイエナジーなライブを楽しむ「Block B 2015 HAPPY NEW YEAR LIVE SHOW」

2015.01.10Vol.634LIVE
 21日にシングル『VERY GOOD』をリリースし日本デビューを果たす、韓国の7人組アーティストBlock B(ブロックビー)が、19〜25日までスペシャルなイベントを展開。彼らの上陸でK-POP熱が再燃しそうだ。  Block Bは、本国で2011年にデビュー。自らプロデュースや作詞作曲を手掛け、鋭いラップとキャッチーなサウンドを組み合わせた楽曲を発表。ゴリラダンスなど自由奔放なパフォーマンスも人気を集めている。ウイットに富んだ物言いもまた人気の理由で悪ガキの印象も強いという。とはいえ、2012年に韓国文化芸能大賞でアイドル新人アーティスト賞を受賞したことを始め、受賞歴も多数ある実力派であることも事実だ。  韓国でのデビューと並行して日本でもショーケースやライブ、ファンミーティングを開催してきた。昨年は、3回のファンミーティングを行い、約1万3000人を動員。12月にはデビューを控えてのコンベンションも行い、注目度も急上昇している。  追い風が吹くなか、16、17日に、「Block B 2015 HAPPY NEW YEAR LIVE SHOW」と題してライブを行う。日本デビューを目前に控えて、ハイエナジーなステージになりそう。悪ガキたちからエネルギーをもらおう!

すぐそばの自然から感じる、世界の不思議 山本昌男展「浄」

2015.01.10Vol.634ART
 モノクロームの静ひつで詩的な写真作品や、写真を使ったインスタレーションを手掛け、海外を中心に活動している作家・山本昌男。ミヅマアートギャラリーでは2009年以来の待望の個展を開催。近年発表を始めたシリーズ「浄(しずか)」を中心に構成する。 「浄」シリーズの対象となるのは、作家の目に留まった路傍の石や木の根。漆黒の背景に配置され、山本のカメラが丹念に拾い上げる微かな光と陰翳によって、その質感と形状をリアルに浮かび上がらせていく。“道端に落ちていた石”や“○○の木の根っこ”といった、社会的、博物学的な意味から切り離されて、眼前に差し出されたこの世界の一片は、まるで宇宙から届く写真のように私たちを夢想へと誘う。  また「浄」シリーズには、山本作品の中では例外的に「Dance」や「Unite」など示唆的なタイトルが付けられることがある。山本がときおりもたらす“ヒント”から、さらに想像力の翼を広げてみても面白いはず。  日常の片隅にどこにでもあるはずのものから、広がっていく無限の世界。夜空に浮かぶ光の点から星座を描くように、山本が日常の中に見出した路傍の星図に、非日常の世界を見出してみては。

全世界が注目するネイマール・ヘアの秘密は「アンファー」!?

2015.01.10Vol.634ニュース
“男を上げる”『アンファー スカルプD』新たなCMに起用されたのは、なんと世界屈指のサッカー選手、ネイマール! アンファーのCMといえば、過去にはあのバロンドールの常連・メッシも登場し大きな注目を集めたことも記憶に新しい。ブラジル代表史上最年少キャプテンに任命されたネイマールが、アンファーのCMでも攻める!
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

全世界が注目するネイマール・ヘアの秘密は「アンファー」!?

2015.01.10Vol.634ニュース
“男を上げる”『アンファー スカルプD』新たなCMに起用されたのは、なんと世界屈指のサッカー選手、ネイマール! アンファーのCMといえば、過去にはあのバロンドールの常連・メッシも登場し大きな注目を集めたことも記憶に新しい。ブラジル代表史上最年少キャプテンに任命されたネイマールが、アンファーのCMでも攻める!

 匠タッグが放つ、奇跡と希望の物語! 『トラッシュ!―この街が輝く日まで―』

2015.01.10Vol.634映画
 第9回ローマ国際映画祭ではガラ部門最高賞を受賞するなど、各国の映画祭で絶賛されている注目の一本。『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリー監督と『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス脚本という、イギリスを代表するフィルムメーカーがタッグを組み、絶望の中に希望を見出していく少年たちの姿を描いた感動作。  少年たちが成長していく姿を通して世界中に感動を与えてきたダルドリー監督。3年ぶりとなる新作では、世間から見放された少年たちが、自らの信念によって世間を変えていく姿を、スリリングなストーリーに乗せて描く。  ゴミ山でたくましく生きる3人の少年たちの、いきいきとした演技も、世界各国の映画祭で絶賛。演じるのは、数千人もの候補者の中からオーディションで選ばれた演技経験のない、無名の少年たちだ。脇を固めるのはハリウッドの実力派たち。3人の少年たちを見守る神父役に名優マーティン・シーン。少年たちとの出会いによって自らの価値観を大きく変えていく女性・オリヴィア役に『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラ。ストリートで生きる知恵と勇気で、危機を乗り越えていく少年たち。スリルと興奮の果てに、もたらされる奇跡とは…。

真木よう子、最新主演ドラマで男たちを見返す

2015.01.09Vol.634ドラマ
 真木よう子が主演する新ドラマ『問題のあるレストラン』(フジテレビ系、木曜午後10時〜)が15日にスタートする。全員職なしでポンコツ女のレッテルを張られた女たちがレストランを立ち上げ、自分たちを苦しめてきた男たちを見返すというストーリー。7日に、ドラマの舞台になる表参道のランドマーク、表参道ヒルズで行われた記者会見には真木ほか主要キャストが勢ぞろい。互いにファイティングポーズで宣戦布告した。  報道陣からの「嫌いな男性は?」の質問に、真木は「お金を無心する男性」。司会者が「そういう経験が?」と反応すると、「はい。今は大丈夫ですけど」と答えて、会見場をざわざわさせた。また、女性陣の最大の敵となる杉本哲太演じる雨木太郎がヤリ玉に。「ひどい」「大嫌い」「消えてしまえばいいのに」と女性陣から散々な言葉を浴びせられ、杉本は「ありえない男の見本。自分の中の悪いところを最大限に引き出してやりたい」と苦笑いしつつ意気込んだ。  杉本以外の男性陣も嫌なキャラクターになっているようで、東出昌大も「演じたことのない役。存分に毒気を出したい」、田山涼成も「サイテーなセクハラ社員。世の老けた男性の反面教師になれば」とやる気だった。

今週の”人”井上尚弥(ボクシング WBO世界スーパーフライ級王者)

パンサー&高橋愛が新しい「パズドラ」に大興奮

2015.01.09Vol.634未分類
 お笑いコンビのパンサーと高橋愛が8日、都内で行われた、ガンホー・オンライン・エンターテインメントの新作発表会に出席した。発表会は4月29日に発売する3DS用ソフト『パズドラ スーパーマリオエディション』を発表したもの。発表会で一足早くゲームをプレーしたパンサーの向井慧はマリオの世界でパズドラを楽しめることに感激し、「マリオ世代はみんなハマるゲームになっている」と太鼓判。芸人で夫のあべこうじにダメ出しされながら「パズドラ」を楽しんでいるという高橋も見事な腕前でボスを倒し「知っているキャラクターも仲間になれるのがいい。お風呂の中まで持って行って(遊んで)しまいそう…」と、苦笑いだった。  年明け早々胃腸炎でダウンした尾形貴弘が「少し早く(ゲームを)教えてもらえれば(療養中に遊べた)…」と話すと、菅良太郎は「発売に合わせて体調不良になれば」と静かにアドバイスしていた。

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