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STAGE MCR『肉のラブレター』

2012.12.17Vol.576STAGE
 作・演出の櫻井智也はちょっとばかり乱暴なところがある。しかしそれはシャイな部分の裏返しであり、その証拠に櫻井を「先輩」と慕う演劇の後輩は多い。その一方で、そう付き合いのない年配の人には「生意気」と思われちゃったりする、ちょっとばかり不器用な人であったりする。ついでにいうと、今年はMCRで2本、もうひとつの顔であるドリルチョコレート、小栗剛との「世田谷童貞機構」で1本ずつ、役者としても11月にブラジルで主演。合間にはNHKのラジオドラマの脚本などなど……これだけ忙しいから電話も止まっちゃう。人生に関してはホントに不器用。  そんな櫻井の書く作品は、ふざけたお話や設定というオブラートに包んで、とても生々しい感情が描かれる。場面だけを切り取るとただひたすらにおかしいだけなのに、全体を眺めると割とウェットな話だったりして、見る側の油断を許さない。演劇に関してはホントに器用。  今回は櫻井の父親がガンになったということで、ガンを題材に父親に捧げるお話になるという。ひとまずウェットな話題を振っておいて、舞台上ではいつものように巧妙な仕掛けを施すのだろうが、さてリアルに重いこのお話をどう料理するのか…。

STAGE 新国立劇場演劇公演『音のいない世界で』

2012.12.17Vol.576STAGE
 新国立劇場というと、海外作品の翻訳劇とか、日本の作品でも演劇をよく見る人をうならせるような作品を多く上演しているイメージがある。いや実際そう。そんな新国立劇場がこのクリスマスから新年にかけては趣を変えて、演劇部門では初となる「大人も子どもも楽しめる」作品を上演する。  ある冬の日、大切なカバンを盗まれてしまったために「音」を失った貧しいセイはカバンを取り戻そうと、ひとり旅に出る。カバンを盗んだ男の足跡を追って季節をまわるセイ。セイがいなくなってしまったことで、夫もまた「音」を失ってしまう。夫はセイを追って旅に出る。この2人の夫婦を軸に綴られる不思議な一夜の物語。  出演はダンス集団コンドルズの近藤良平、バレエからストレートプレイへと活動の幅を広げる首藤康之。この2人の顔を合わせだけでも結構レアなのに、加えて作・演出も兼ねる長塚圭史に今年も舞台に映像に大活躍の松たか子。  演劇を基本にダンスのような動きが加わり、切なくも心あたたまる物語が展開される。親子で楽しみたい舞台だ。

SPECIAL INTERVIEW アマンダ・セイフライド

2012.12.17Vol.576未分類
 超一流のスタッフ&キャストで、あの傑作ミュージカルを完全映像化した、この冬、最高のクリスマスムービーがいよいよ公開。物語の中で、希望の光として輝き続ける少女・コゼットを演じた、アマンダ・セイフライドの来日インタビューをお届け! 

ビビンバを自分流にカスタム!?

2012.12.17Vol.576今日の東京イベント
 韓国料理の定番メニュー「ビビンバ」をちょっと楽しく食べられる新しいスタイルの韓国料理店が、東京・赤坂の赤坂Bizタワーにオープンした。その名も「カスタム ビビンバ」とは、ライス、トッピング、ソース、ビビンバタイプのセレクトにより、自分流に組み合わせて楽しむことができるもの。同店では、組み合わせによって、約300種類のビビンバが味わえるという。  まず基本となるビビンバのタイプは、4種類のナムルをはじめ野菜たっぷりサラダタイプ「ビビゴライス」、「ビビンバ」、「石焼ビビンバ」の3種類。そして、ライスを白米のほか、玄米、黒米、麦からチョイス。トッピングは、3種類の肉と豆腐の中から選択。最後に、伝統的なコチュジャン、レモン醤油、ゴマドレッシング、サムジャンの中からソースを選びお好みでごま油も。  野菜がたっぷりの「ビビゴライス」は韓国本土をはじめ、ビバリーヒルズやロンドンなどでも高評価を受け、アメリカのインターネット新聞では、「ロスアンゼルスで最もヘルシーなクイックサービスのひとつ」と評された。 「丼ものはちょっと重くて…」というダイエット中の女性も同メニューなら、ヘルシーなので、罪悪感なくペロリと食べられるはず。食べる時は、韓国の習慣にならって、お箸でとにかくビビる(混ぜる)のがポイントだ。

冬の畑で”青空ごはん”!

2012.12.17Vol.576今日の東京イベント
 秋の収穫がひと段落した冬の畑は少しさみしげ。ファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」にある畑にも先日、初霜が降りた様子。冬の青空の下、11月25日に行われたファーミングイベントではアツアツの“畑ごはん”を楽しみました!

EXILE TETSUYA  DANCEの道

櫻井翔『神様のカルテ2』で藤原竜也と初共演

勘三郎さん”最後の花道”鳩と天使の紙吹雪

2012.12.17Vol.576未分類
 今月5日に急性呼吸窮迫症候群で亡くなった歌舞伎俳優、中村勘三郎さん(本名・波野哲明=なみの・のりあき)さん(享年57)の密葬が11日、文京区の自宅で営まれた。棺には、新しい歌舞伎座の完成予想図と前歌舞伎座の所作台に「中村勘三郎」と書かれた板、闘病中などに届いた手紙が納められた。出棺の際には、2基のバズーカ砲から吹き出された鳩と天使、桜やイチョウをかたどった紙吹雪が舞い、今年4月の「平成中村座」の「法界坊」のクライマックスシーンを思わせる粋な“演出”だった。  本葬は27日正午から東京都中央区築地3の15の1、築地本願寺で行われる。一般会葬者の焼香も午後2時から同3時まで同所で。葬儀委員長は、大谷信義松竹会長、喪主は長男、勘九郎氏と次男、七之助氏。

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12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

新大河『八重の桜』綾瀬「愛されるドラマに」

2012.12.17Vol.576未分類
 2013年1月にスタートする大河ドラマ『八重の桜』の初回試写が11日、渋谷の同局で行われ、ヒロイン・八重を演じる綾瀬はるか、その子供時代を演じる子役の鈴木梨央、ヒロインの兄・覚馬を演じる西島秀俊が出席した。綾瀬は「より多くの人に愛されるドラマになれば」と、意気込みを語った。  ヒロインは、会津戦争の時、銃を手に会津・鶴ヶ城を守るために戦い、のちに幕末のジャンヌ・ダルクと称えられることになった女性。「見たことのない幕末、日本史を描いている」(演出・加藤拓)といい、初回では日本と世界とのつながりも感じさせてくれる演出など新しい試みも。迫力の映像も見どころだ。  クランクインしてから3カ月。初回から重要なシーンの多い西島は「もう少し進んだところの撮影をしているので、1話を見て、平和で仲良く暮らしていたのだなと思いました」と笑顔を見せた。  初回は、NHK総合テレビで、2013年1月6日午後8時から。テーマ音楽は坂本龍一が担当する。

サッカー・クラブW杯で広島5位

2012.12.17Vol.576未分類
 サッカー・トヨタ・クラブW杯に開催国枠で初出場したJ1覇者の広島は12日に愛知・豊田スタジアムで行われた5位決定戦でアジア代表の蔚山(韓国)に3−2で勝った。  広島は前半、蔚山にやや押され気味。17分にはオウンゴールで先制された。半35分、森崎浩のFKを佐藤が頭で合わせ、GKがはじいたこぼれ球を山岸が押し込んで同点に。後半11分には佐藤が勝ち越し弾。相手DFの圧力を背に受けながら、山岸のクロスを、ゴール右隅に流し込んだ。後半27分にも高萩のショートパスを左足で押し込んだ。

大谷が日本ハム入り表明

2012.12.17Vol.576未分類
 プロ野球日本ハムからドラフト1位指名された岩手・花巻東高の大谷翔平投手(18)が9日、岩手県奥州市内で会見し、日本ハム入りを正式に表明した。大谷は会見で「たくさんの方にご迷惑をかけた」と陳謝。「しっかりファイターズの一員として日本でプレーする姿を見ていただくことで恩返しができれば」と意気込みを語った。日本ハムはこれまでの交渉で、契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円の最高条件とともに、背番号はダルビッシュ(レンジャーズ)が付けていた「11」を大谷側へ提示しており、年内にも契約が締結される見込み。

12・24『VTJ 1st』でリオン武 vs 大沢ケンジ

2012.12.17Vol.576未分類
 クリスマスイヴの24日に国立代々木競技場第2体育館で開催される『VTJ 1st (ブイ・ティー・ジェイ・ファースト)』追加決定カード「リオン武 vs 大沢ケンジ」が7日、発表された。  リオンは第5代、第8代修斗世界ライト級チャンピオン。最近ではDREAM、シュートボクシングにも参戦。多彩なフェイントで相手をほんろうし破壊力のある右ストレートでKOの山を築くストライカーだ。  一方の大沢はWECやDREAMでのケージ経験が豊富なベテラン。2011年に行われたDREAMバンタム級日本トーナメントで3位の実績を持つ。フェザー級からバンタム級への階級変更を目論むリオンにとっては試金石となる一戦だ。  これまでに4試合が発表されているのだが、一般的に最も注目を集めるのは“修斗のカリスマ”佐藤ルミナとHERO’S、DREAMといった地上波イベントで名を上げた所英男の一戦だろう。所は大晦日のDREAM側のオファーを蹴ってまでのVTJ参戦となる。修斗を越えて、総合格闘技の世界において佐藤ルミナの存在感の大きさがうかがえる。この試合はメーンで行われるのだが、当日生中継されるスカパー!のPPVの関係上、午後7時仕合開始が決まっている。  このほかにも、現修斗世界ウェルター級王者・弘中邦佳vsカーロ・プラター、修斗の新星・堀口恭司vsイアン・ラブランド、マモルvsダレル・モナヒュー、中村K太郎 vs 鈴木信達、藤井恵 vs V.VMeiがラインアップ。「ケージで勝てる日本人選手を輩出したい」という『VTJ』のポリシーそのままのカードが並んでいる。  なおこの大会は16時試合開始で、スカパー!でペイパービュー放送される。
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日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

12・24『VTJ 1st』でリオン武 vs 大沢ケンジ

2012.12.17Vol.576未分類
 クリスマスイヴの24日に国立代々木競技場第2体育館で開催される『VTJ 1st (ブイ・ティー・ジェイ・ファースト)』追加決定カード「リオン武 vs 大沢ケンジ」が7日、発表された。  リオンは第5代、第8代修斗世界ライト級チャンピオン。最近ではDREAM、シュートボクシングにも参戦。多彩なフェイントで相手をほんろうし破壊力のある右ストレートでKOの山を築くストライカーだ。  一方の大沢はWECやDREAMでのケージ経験が豊富なベテラン。2011年に行われたDREAMバンタム級日本トーナメントで3位の実績を持つ。フェザー級からバンタム級への階級変更を目論むリオンにとっては試金石となる一戦だ。  これまでに4試合が発表されているのだが、一般的に最も注目を集めるのは“修斗のカリスマ”佐藤ルミナとHERO’S、DREAMといった地上波イベントで名を上げた所英男の一戦だろう。所は大晦日のDREAM側のオファーを蹴ってまでのVTJ参戦となる。修斗を越えて、総合格闘技の世界において佐藤ルミナの存在感の大きさがうかがえる。この試合はメーンで行われるのだが、当日生中継されるスカパー!のPPVの関係上、午後7時仕合開始が決まっている。  このほかにも、現修斗世界ウェルター級王者・弘中邦佳vsカーロ・プラター、修斗の新星・堀口恭司vsイアン・ラブランド、マモルvsダレル・モナヒュー、中村K太郎 vs 鈴木信達、藤井恵 vs V.VMeiがラインアップ。「ケージで勝てる日本人選手を輩出したい」という『VTJ』のポリシーそのままのカードが並んでいる。  なおこの大会は16時試合開始で、スカパー!でペイパービュー放送される。

小池百合子のMOTTAINAI「政権奪還!いよいよ断髪。」

2012.12.17Vol.576COLUMN
 総選挙も終わり、ようやく私の断髪式の条件が整いました。 「ヒラリーの真似か」「似合わないな」「後ろから見れば女子大生だが…」などなど、散々な評をいただいてきた私の長髪ですが、昨年の東日本大震災以来、政権奪還までは髪を切らないと決め、伸びるにまかせてきただけです。 名付けて「臥薪嘗胆ヘア」。  願掛けの手段にすぎませんので似合う、似合わないかは二の次。とはいえ、私にとって苦痛ともいえるひどい髪形であったことは自覚しています。 断髪式の会場はすでに心に決めています。両国の国技館。日取りはまだ決めていません。  ともかく、12党による前代未聞の総選挙はドタバタ続き。にわか仕立ての選挙互助会的政党の政策もバラバラ。今後、どうやって国会対応をするのか、見ものです。特に、現職知事を抱える2党は、いったいどのように日々の決定をこなすのでしょうか。  今回の総選挙の一つの争点はやはり原発問題でした。脱、卒、反、ゼロなど表現は様々でしたが、言葉遊びの時期は過ぎました。北海道では7%の数値目標を伴う節電もスタート。数週間前には停電騒ぎがあったばかりです。今冬の北海道の寒さは想像さえできません。  一方で、原子力規制委員会は福井県の日本原子力発電敦賀原発の敷地内に活断層(破砕帯)が通っている可能性があるとの見解をまとめました。委員会では「再稼働の安全審査はとてもできない」としています。運転再開どころか、廃炉を迫られる可能性も報じられています。  あらためて活断層を含めた原発建設の安全基準、すなわちどの原発が安全で、どの原発がそうではないのか。信頼される政府の元で、安全基準を設定し、総点検が必要であることは言うまでにありません。エネルギー安全保障の観点も不可欠です。  ドイツでもチェルノブイリの原発事故以来、選挙の度に、原発への対応が問われました。3.11以降、脱原発の道を選びましたが、それまで脱原発、新規建設の可否など紆余曲折を経ています。一度決めた方針も、選挙前後に、経済状況も絡んで微妙に変わるのです。  変わっていないのは電気料金の値上がり傾向でしょう。過去数年で2倍との報道もあります。一時は一世を風靡した太陽光発電装置メーカーのQセルズが安値の中国勢などに押され、今年4月に倒産した事実もあります。  プラス、マイナス双方の要因を冷静に並べ、ここは頭を冷やして真の国益の観点からビジョンを描きましょう。

キーワードで読むニュース -TOKYO HEADLINE-

2012.12.17Vol.576未分類
九電 原発ゼロなら35%値上げ  関西電力と九州電力が申請した電気料金の値上げを審査する経済産業省の専門委員会が12日開かれ、九電は管内の全原発が停止し続けた場合、企業と家庭向けの値上げ幅が今回申請の約3倍に膨らむとの試算を明らかにした。関電も同2倍程度になるとの見通しを公表。電気料金への影響拡大が懸念される。 舞鶴高1殺害 逆転無罪  京都府舞鶴市で平成20年5月、府立高校1年の小杉美穂さんが殺害された事件で殺人と強制わいせつ致死の罪に問われた無職、中勝美被告(64)の控訴審判決で、大阪高裁は12日、「被告を犯人とするには合理的な疑いが残る」と述べ、無期懲役とした1審京都地裁判決を破棄、逆転無罪を言い渡した。 山中教授にメダル授与  人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発でノーベル医学・生理学賞に輝いた山中伸弥・京都大教授に、10日午後、スウェーデンのストックホルムでメダルと賞状が授与された。教授はiPS細胞の研究について「まだ折り返し地点。これからはたくさんの人と走らないとゴールにたどり着けない」と、協力を呼びかけた。 対面通行で年内仮復旧  中央自動車道笹子トンネルで9人が死亡した天井板崩落事故で、国土交通省と中日本高速道路は8日、事故のあった上り線と反対の下り線でも、天井板を固定するボルトの緩みなどの不具合が見つかったと発表した。下り線の天井板を全て撤去し、2車線を対面通行にする形で年内に仮復旧させる方針。 角田美代子容疑者が自殺  兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件で、殺人と逮捕監禁容疑で再逮捕された角田美代子容疑者が12日朝、兵庫県警本部3階の留置施設で、首に黒い長袖Tシャツの袖を巻いて動かなくなっているのを県警留置管理課員が発見。病院に搬送したが死亡が確認された。死因は窒息死で、自殺とみられる。

原子力規制委調査団が敦賀原発 活断層と判断 

ニュースの焦点 北朝鮮ミサイル発射 射程距離1万キロ!? 米国に新たな脅威

2012.12.17Vol.576未分類
 北朝鮮は12日午前9時49分ごろ、北西部・東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」から、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射した。4月の発射(失敗)に続くもので、北朝鮮が1年に2回発射するのは初めて。「テポドン2号改良型」(射程1万キロ以上)とみられる。ミサイルは11日に撤去されたが12日に新たなミサイルを設置し直して発射した可能性が高い。  同国の朝鮮中央通信は12日、「(「人工衛星」が)極軌道を周回している」と伝え、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)も米国時間11日、「ミサイルの搭載物が軌道に到達したとみられる」と発表した。  4月の発射失敗から一転しての「成功」(米情報当局者)は、北朝鮮の弾道ミサイル能力が格段に向上したことを意味する。米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)の保有も現実味を帯び、その脅威は新たなステージに入ったといえる。  韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防相は記者会見で、今回のミサイルについて「射程1万キロとみられる」と述べた。これが事実なら、北はロサンゼルスなど米西海岸の主要都市を射程内に収めたことになる。  発射前日には「撤去」情報が流れた。発射は日本にとって「寝耳に水」との感が強いが、水面下では日本政府は「発射近し」との情報を得ていた。一方、「ミサイルを発射台から一時撤去」とみていた韓国政府には、米政府が不信感から詳細な衛星情報を提供していなかったという。玄葉光一郎外相は12日の記者会見で、「近日中(の発射)はなさそうだとの報道が流れていた。警戒レベルを下げなかったのはさまざまなインテリジェンス(機密情報)によるものだ」と情報を遮断された韓国とは異なり、日本政府には米側から時々刻々と発射施設の動きが伝わっていたことを示唆した。  北朝鮮としては国威発揚という当面の目標を達したが、経済問題や軍部の統制など国内的には不安定要素を抱えているとされ、国民向けには「成功」するまで報道も控えられた。一方で米本土を脅かす大きな“外交カード”を握ったことになり、国際社会からは3度目の核実験を含めた金正恩(キム・ジョンウン)政権の次の一手に関心が集まっている。  また今回の発射について国連の潘基文事務総長は声明で、「(発射は)明確な安保理決議違反。地域の平和と安定に対する挑発だ」と強く非難した。

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