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深い感動と衝撃を呼ぶ人間ドラマ

2012.01.23Vol.538未分類
 伊勢谷友介の監督第2作「セイジ 陸の魚」が2月18日から公開される。監督第1作「カクト」から8年ぶりとなる同作品は、辻内智貴のベストセラー小説「セイジ」に深い感銘を受けた伊勢谷が5年の月日をかけて映画化に取り組んだ感動の人間ドラマ。実力、人気を兼ね備えた西島秀俊と森山未來をダブル主演に据え、久しぶりに邦画復帰を果たした裕木奈江、名優津川雅彦ら個性あふれる俳優が揃った。不器用にしか生きられない男たちの他者との関わりを描く魂の慟哭の物語。公開を記念し、魚型エアフレッシュナーを読者3名にプレゼント(係名:「セイジ」)。 2月18日(土)、テアトル新宿ほかロードショー 【URL】www.seiji-sakana.com

時代背景と塔のものがたりを紹介

2012.01.23Vol.538未分類
 東京スカイツリー完成記念特別展「ザ・タワー 都市と塔のものがたり」が開催される。塔の起源バベルの塔からエッフェル塔、東京タワーなど、歴史の中で登場した塔と人々の関わりを振り返り、塔の未来を考える。同展のチケットを読者5組10名にプレゼント(係名:「タワー」)。 「寒月を背に大東京の夜空に輝く東京タワーを麻布の高台より仰ぐ」 日本電波塔株式会社発行 昭和33年頃 絵葉書 江戸東京博物館蔵 【会期】2月21日(火)〜5月6日(日) 【会場】東京都江戸東京博物館 【開館時間】9時30分〜17時30分※土曜日は19時30分まで 【休館日】月曜※4月30日(月)は開館 【観覧料】一般1300円(1100円)、大学生・専門学校生1040円(840円)、小・中学生・高校生・65歳以上650円(450円)※( )内は前売り 【問い合わせ】03-3626-9974(代) 【URL】http://tower-ten.jp

「没後150年 歌川国芳展」

2012.01.23Vol.538ART
森アーツセンターギャラリー 開催中〜2012年2月12日(日)  幕末の奇才浮世絵師・歌川国芳(1797〜1861年)の代表作から新発見の作品まで約420点を展示し、その全貌に迫る展覧会。発想の自由さ、斬新さ、卓越した表現力で時代を超えて愛される歌川国芳。日本のみならず国際的にも高い評価を得ており、2009年にはロンドンで展覧会が開催され評判を呼んでいる。  本展では、武者絵、役者絵、戯画など、さまざまなジャンルの作品を揃え、その多様な画業を振り返る。ときに豊かなイマジネーションで江戸っ子を驚かせ、ときにユーモアで庶民を楽しませ、ときに風刺画で江戸っ子の心を代弁する。国芳ワールドの魅力は、江戸と現代という時を超えても伝わってくるはず。  1月19日からは作品の多くを入れ替えて後期展示がスタート。前期展示を鑑賞した人も、新たな作品を楽しめる。 【時間】10〜20時(火曜は17時まで・最終入場は閉館30分前まで) 【休】会期中無休 【料金】一般1500円 学生1200円 子供500円 【問い合わせ】ハローダイヤル:03-5777-8600 【交通】地下鉄日比谷線 六本木駅よりコンコースにて直結 六本木ヒルズ森タワー52F 【URL】http://kuniyoshi.exhn.jp/

リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産

2012.01.23Vol.538GAME
© SEGA 『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』はこれまでにない新しいタイプのアドベンチャーゲームだ。リズムや音をたよりに、さまざまな謎をひも解きながら進めていく。  主人公は、フランスのパリで、失踪した父親を探すために、さまざまな美術品を探し出しては数日後に返却している“怪盗R”こと少年ラルフ。プレイヤーは彼になってゲームを展開していく。屋根の上を軽快に走ったり、ルーヴル美術館に忍び込んだり、ヒントを探してセキュリティーシステムを潜り抜けたりと、ドキドキとワクワクでいっぱいのゲームだ。  ステージをクリアするには、リズム感覚が重要。警備員の目をかいくぐるのにも、追っ手から逃れるのも、立ちふさがる敵とのバトルも、すべてがリズムゲームになっている。他にも、タッチペンを使って踊ったり、ジャイロをつかって敵と戦ったりと、さまざまなタイプのリズムゲームが楽しめる。  もちろん3DSだから映像やサウンドも臨場感たっぷり。さらに通信を使って友達と対戦したり、すれちがい通信でファン獲得バトルをすることもできる。新感覚のゲームをいち早く楽しもう! 3DS セガ 発売中 6090円(税込)

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

2012.01.23Vol.538DVD & Blu-ray
『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル主演の爆笑刑事アクション。ヒーローに憧れながらも“アザーガイズ=その他大勢”だった刑事コンビが、無謀にも金融業界に巣くう巨悪に立ち向かっていく騒動を描く。書類好きの引きこもり刑事・アレン役にフェレル。『ディパーテッド』でオスカーにノミネートされたマーク・ウォールバーグが、空回りばかりの熱血刑事・テリー役でコメディーに初挑戦している。サミュエル・L・ジャクソンやマイケル・キートンら豪華キャストにも注目! 監督は『俺たちニュースキャスター』のアダム・マッケイ。 販売元:ハピネット 発売中 DVD 3990円(税込) ©2010 Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.

オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン

glee/グリー ザ・コンサート・ムービー

PORTAL / Galileo Galilei

2012.01.23Vol.538CD/MUSIC
J-POP ALBUM  人気上昇中のロックバンドGalileo Galileiの最新作。メンバーが共同生活を送る札幌の一軒家、その1階に作ったプライベートスタジオ「わんわんスタジオ」で、レコーディングからトラックダウンまですべてメンバーの手で行ったというDIYアルバム。シングルの『青い栞』『さよならフロンテリア』『明日へ』を軸にしつつ14曲を収録。話題のさよポニことさよならポニーテールのみぃなをコーラスに迎えた楽曲も。ロックだけでなくエレクトロニカファンにもグッときそう。 SMEレコーズ 1月25日(水)発売 初回生産限定盤3500円、通常盤3059円(税込)

KEYWORDでみるニュース

12万6720人

 新年恒例の一般参賀が1月2日、皇居で行われ、天皇、皇后両陛下や皇太子ご夫妻をはじめとする成年皇族方が宮殿「長和殿」のベランダに計5回立ち、手を振って応えられた。宮内庁によると、平成で最多だった6年(計8回で11万1700人)を上回る12万6720人の参賀者が訪れた。天皇陛下の譲位日が31年4月30日と決まってから初めての新年一般参賀で、国民の関心の高まりが要因とみられる。

39.4%

 平成29年の大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時から11時間45分)の関東地区平均視聴率が39.4%にとどまった。前年と比べて0.8ポイント減。二部制になった平成元年以降では3番目に低い数字。テレビ東京の「第50回!大晦日恒例 年忘れにっぽんの歌」が8.4%と大健闘。民放では日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 大晦日年越しスペシャル!」が17.3%でトップ。

2万2764円

 平成29年最後の取引となる大納会を迎えた12月29日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は2万2764円94銭と、年末の終値としては3年末(2万2983円77銭)以来26年ぶりの高値水準となった。前年末の終値(1万9114円37戦)を3650円57戦(19.1%)上回っており、年間ベースでは6年連続の上昇。昭和53年~平成元年に12年連続で上昇して以来の長さで、バブル経済が崩壊して以降では最長となった。

口座維持手数料

 銀行口座の維持にかかる費用。海外の商業銀行はほぼ全て導入しており、「無料」は日本のみ。三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが、日銀のマイナス金利政策で利益を出しにくくなったことから、この口座維持手数料を預金者から徴収できるか検討を始めた。平成30年度中にも結論を出すもよう。三井住友銀行子会社のSMBC信託銀行は、米国系シティバンク銀行が日本で手掛けていた個人向け事業を買収したのに伴い、27年から残高が一定額を下回ると、月2000円の口座維持手数料を徴収している。

世田谷一家殺害事件

 東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件の発生から昨年の12月30日で丸17年となった。事件は12年12月30日深夜に発生。宮沢さんと妻の泰子さん=当時(41)、長女のにいなちゃん=同(8)、長男の礼君=同(6)=の4人が自宅で殺害された。現場からは多くの遺留品が見つかり、犯人の指紋やDNA型も判明している。殺人事件の時効が廃止されたことから事件の捜査は継続中。情報提供は成城署捜査本部(TEL:03-3482-0110)まで。

メロディ / 勝手にしやがれ

2012.01.23Vol.538CD/MUSIC
J-POP ALBUM  ジャズのムードとパンクスピリットを共存させたサウンドで人気を集めるバンド、勝手にしやがれの最新作。彼らなりのやり方でアシッド・ジャズ・アルバムを意識したという本作は、歌モノ、インストともに大人の香りが漂う12の楽曲で構成されている。ポップでキャッチーな楽曲の次には、スモーキーでスウィンギーなサウンドが登場。さらには陽気なラテンチューンまで飛び出す。多様なサウンドを取り入れながらも、あくまでも仕上がりは“勝手にしやがれ”風。 UK.PROJECT 発売中 2940円(税込)

演劇実験室 万有引力『奴婢訓』

2012.01.23Vol.538STAGE
 寺山修司が主宰し、その死とともに解散した「演劇実験室 天井棧敷」を母体とする「演劇実験室 万有引力」。舞台そのものの表現が醍醐味であった「寺山演劇」の形式・思想を継承すべく結成された劇団だ。  寺山の死後、今年で29年を迎える。その再評価が進むにつれ、多くの作品が上演されてきた。しかし、寺山演劇を寺山修司を知らない世代に広く知らしめ、後生に伝えていくという視点でみるとやや物足りないか…。というわけで、やはり天井棧敷が漂わせていた妖しげなたたずまいやスペクタクルな手法を求めると、この万有引力にたどりつく。  今回は天井棧敷の世界的な代表作である『奴婢訓』を7年ぶりに再演。この作品はイギリスの作家ジョナサン・スウィフトが描いた召使の処世訓を装った諷刺文書を受け、寺山が戯曲化したもの。  舞台は東北の寒村。物語は主人不在の邸で召使いたちがほんの束の間、順番に主人を演じるという形で展開する。テーマは「主人の不在」。後にこんな時代が来ることを予見して書いたわけではあるまいが、現代の日本を表しているかのようで、そんな意味でもちょっと興味深い再演だ。 【日時】2月12日(日)〜19日(日)(開演は12日17時、13・14・16・17日19時、15日14時、18日14時/19時、19日15時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前) 【会場】シアタートラム(三軒茶屋) 【料金】全席指定 一般4200円/学生3800円(前売のみ、当日要学生証提示) 【問い合わせ】演劇実験室 万有引力(TEL:080-5008-8916=10〜18時 〔HP〕http://www.banyu-inryoku.net/) 【作・演出】寺山修司 【演出・音楽】J・A・シーザー 【出演】旺なつき、��田恵篤、伊野尾理枝、小林桂太、テツ、村田弘美、木下瑞穂、飛永聖、森ようこ、��橋優太、七生、賀来匡識、杉村誠子、米塚杏子、吉家智美、神田律音、岡庭秀之、森祐介、貞森裕児、岩瀬明日香、渡部みか、青森、神林和雄、曽田明宏、小見川千明、橋本有紗、前田文香、八木光太郎、谷藤遥、渡部剛己

テアトル・ド・アナール vol.1 『ヌード・マウス』

2012.01.23Vol.538STAGE
 劇団DULL-COLORED POPを主宰し、最近では翻訳家としても頭角を現す谷賢一は現在、最も注目を集める若手劇作家・演出家のひとりだ。昨年6月に自ら翻訳を手掛け、演出した『モリー・スウィーニー』でも高い評価を得たのも記憶に新しい。そんな谷がこの度立ち上げた新たなプロジェクトが「テアトル・ド・アナール」。このプロジェクトで谷は作品の創作過程に公開稽古やリーディングイベントなどを採り入れ、観客の反応を作品に反映させるということも試みている。  物語は「情動と記憶の機能に役割を果たすとされているアミグダラ(扁桃体)を損傷した症例」に着想を得た家族劇の4人芝居。脳損傷から明らかになる〈私〉の不確かさ、人間関係や道徳律のあやふやさが描かれる。  ちなみにタイトルの「ヌード・マウス」というのは突然変異種のマウスで、感染・免疫・ガンなどの研究に利用されるもの。モチーフとなっている「アミダグラ」は損傷すると恐怖の記憶がなくなってしまい、性的な行動を隠さなくなってしまう、という代物。もうこの辺から、好奇心をそそられる作品だ。 【日時】1月24日(火)〜29日(日)(開演は火水19時、木14時/19時、金13時、土14時/18時、日13時/17時。※木19時は貸し切り。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前) 【会場】赤坂RED/THEATER(赤坂見附) 【料金】全席指定5000円/プレビュー公演(24日)4000円 【問い合わせ】ゴーチ・ブラザーズ(TEL:03-6809-7125=平日11〜18時 〔公演HP〕http://www.nudemouse.jp/) 【作・演出】谷 賢一 【出演】増田俊樹、佐藤みゆき、大原研二、山本 亨

堀北真希インタビュー「”三丁目”で過ごした日々を思いだして」ほろり

2012.01.23Vol.538映画
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』 昭和の下町風景を体感しつつ、今も昔も変わらない絆の温かさを伝えてくれる人気シリーズ。その主要人物の1人・星野六子を3作に渡って演じてきた堀北真希が、本シリーズに寄せる思いを語る! 撮影:神谷渚  堀北が演じるのは、東北から集団就職で東京にやってきた星野六子、通称・六ちゃん。1作目では、田舎から出てきたばかりの少女だった六ちゃんだが、3作目ではすっかり成長して...。 「今回最初に"六ちゃんが結婚するから"と言って台本を渡されたので"六ちゃんが結婚!? 何がどうなってるの!?"って(笑)。もう、ドキドキしながら台本を読みましたね。これまで六ちゃんにはそんな恋の予感、みたいなこと、ありませんでしたからね」  そう、本作では"三丁目"から巣立ちを迎える者たちがいる。その1人が六ちゃんなのだ。思えば1作目当時は堀北自身16歳という若さ。よく考えれば、7年に渡って間を置きながら、少女から大人の女性へと成長する1人の人物を演じ続けるというのは、たやすいことではないはず。 「一番気をつけたのは、別人に見えないように演じる、ということでした。当然、それぞれの作品ごとに違う部分はありますが、それを六ちゃんが成長したんだな、というふうに見てもらえるように気をつけました。例えば1作目では"赤いほっぺにおさげ"が六ちゃんのトレードマークだったんですけど、それをしなくなったら"それじゃ六ちゃんじゃない"と言われてしまうようではいけないんです。特に今回の作品は、昭和39年という日本が大きく変わった時代が描かれていて、六ちゃんもちょっとお化粧したりおめかししたりするんです(笑)。それでも見ている人に六ちゃんらしさが伝わるようにしなければならないので、それが難しかったですね」  ともに成長してきた六ちゃん。自身から見てどんな女性? 「仕事人間ですよね(笑)。真面目で、勤勉で。でも本作では恋もしますから、そんな六ちゃんも見てもらいたいです。私も、六ちゃんは女性としても成長したんだなあ、って思いました」  男女、世代を超えた感動を届けてくれるのも本シリーズの人気の理由。本作でも、晴れの日を迎える六ちゃんに泣かされる人が続出するはず。 「役の上とはいえ、ウエディングドレスを着た時は、私の中でもうれしい気持ちとさみしい気持ちがありました。このシリーズって、私も見ていて涙してしまうんですけど、本作ではやっぱり、六ちゃんがお嫁に行くシーンで、ほろっときましたね。自分が"三丁目"で過ごした日々を思いだして...(笑)」  六ちゃんが実在したなら2012年現在で70歳ほどになっているはず。 「きっと、かわいいおばあちゃんになっているでしょうね。しかもモーターの整備や、自転車も直せるおばあちゃん(笑)」  そういえば、六ちゃんが鈴木オートに就職したきっかけは、履歴書に"特技は自転車修理"と書いたのを則文に"自動車修理"と勘違いされたこと。そんな三丁目の人々のドラマに加え、昭和の風景も本シリーズの見どころだ。 「今回も三丁目のあちこちに"新しいもの"がたくさん登場します。例えば自動販売機が設置されたり、鈴木オートにカラーテレビがやってきたり。そういうのを見ると、経済が発展してどんどん変わっていった時代だったんだな、という気がしますよね。あと、今回は鈴木家のセットも少し変わって、2階に六ちゃんの部屋を作ってもらったりしているんですよ。セットですごいと思ったことは他にもいろいろありますね。1作目のときからそうなんですけど、本当に細かいところまで作り込まれているんです。八百屋さんの店先には、そのシーンの季節に合う旬の野菜が置かれていたり。見ている人はそこまで気づかなくても全然いいと思いますけどね(笑)。きっと、全体的な"三丁目"の雰囲気が伝わっていると思うので」  その時代を知る人も知らない人も、共に感動できるという、現在の日本映画の中でも特別なシリーズとなった。 「世代を超えてたくさんの人に楽しんでもらえる作品だということは、1作目のときから実感していました。会う人会う人ごとに"映画見たよ"と言ってもらったのを今もよく覚えています。自分が見て感動したから親御さんを映画館に連れて行ったという人もいました。『ALWAYS―』は、人と人の絆のお話なんですよね。それは、家族だけじゃなくて、友達だったり近所の人だったり。ごく身近にいる人との関わりを描いて、それでこれだけ感動する。人と人が関わり合うことで何かが生まれるんだと思うんです。六ちゃんと鈴木家のように、遠くから来た人でも家族のような絆が生まれるかもしれない。それは、すごく大切で、素敵なことだと思うんです」  本作を筆頭に、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(4月スタート)など、今年も話題作への出演がめじろ押し。本シリーズ通してみれば、女優・堀北真希の成長と、天性の魅力に触れることができるはず。 (本紙・秋吉布由子) ©2012『ALWAYS 三丁目の夕日'64』製作委員会 『ALWAYS 三丁目の夕日'64』 監督:山崎貴 出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希他/2時間22分/東宝配給/1月21日よりTOHOシネマズ スカラ座他にて公開 3D/2D http://www.always3.jp/
今週のひとこと One-Word-Header 一覧へ
日本相撲協会評議員会の池坊保子議長が理事を解任した貴乃花について「上司であり先輩でもある八角理事長が何度も携帯に電話してもまったく応答なく折り返しの電話をしなかった。著しく礼を欠いていたのではないか」(1月4日、臨時評議員会後の記者会見で)
→横綱の格は貴乃花のほうが北勝海より断然上だったけどな。

堀北真希インタビュー「”三丁目”で過ごした日々を思いだして」ほろり

2012.01.23Vol.538映画
『ALWAYS 三丁目の夕日'64』 昭和の下町風景を体感しつつ、今も昔も変わらない絆の温かさを伝えてくれる人気シリーズ。その主要人物の1人・星野六子を3作に渡って演じてきた堀北真希が、本シリーズに寄せる思いを語る! 撮影:神谷渚  堀北が演じるのは、東北から集団就職で東京にやってきた星野六子、通称・六ちゃん。1作目では、田舎から出てきたばかりの少女だった六ちゃんだが、3作目ではすっかり成長して...。 「今回最初に"六ちゃんが結婚するから"と言って台本を渡されたので"六ちゃんが結婚!? 何がどうなってるの!?"って(笑)。もう、ドキドキしながら台本を読みましたね。これまで六ちゃんにはそんな恋の予感、みたいなこと、ありませんでしたからね」  そう、本作では"三丁目"から巣立ちを迎える者たちがいる。その1人が六ちゃんなのだ。思えば1作目当時は堀北自身16歳という若さ。よく考えれば、7年に渡って間を置きながら、少女から大人の女性へと成長する1人の人物を演じ続けるというのは、たやすいことではないはず。 「一番気をつけたのは、別人に見えないように演じる、ということでした。当然、それぞれの作品ごとに違う部分はありますが、それを六ちゃんが成長したんだな、というふうに見てもらえるように気をつけました。例えば1作目では"赤いほっぺにおさげ"が六ちゃんのトレードマークだったんですけど、それをしなくなったら"それじゃ六ちゃんじゃない"と言われてしまうようではいけないんです。特に今回の作品は、昭和39年という日本が大きく変わった時代が描かれていて、六ちゃんもちょっとお化粧したりおめかししたりするんです(笑)。それでも見ている人に六ちゃんらしさが伝わるようにしなければならないので、それが難しかったですね」  ともに成長してきた六ちゃん。自身から見てどんな女性? 「仕事人間ですよね(笑)。真面目で、勤勉で。でも本作では恋もしますから、そんな六ちゃんも見てもらいたいです。私も、六ちゃんは女性としても成長したんだなあ、って思いました」  男女、世代を超えた感動を届けてくれるのも本シリーズの人気の理由。本作でも、晴れの日を迎える六ちゃんに泣かされる人が続出するはず。 「役の上とはいえ、ウエディングドレスを着た時は、私の中でもうれしい気持ちとさみしい気持ちがありました。このシリーズって、私も見ていて涙してしまうんですけど、本作ではやっぱり、六ちゃんがお嫁に行くシーンで、ほろっときましたね。自分が"三丁目"で過ごした日々を思いだして...(笑)」  六ちゃんが実在したなら2012年現在で70歳ほどになっているはず。 「きっと、かわいいおばあちゃんになっているでしょうね。しかもモーターの整備や、自転車も直せるおばあちゃん(笑)」  そういえば、六ちゃんが鈴木オートに就職したきっかけは、履歴書に"特技は自転車修理"と書いたのを則文に"自動車修理"と勘違いされたこと。そんな三丁目の人々のドラマに加え、昭和の風景も本シリーズの見どころだ。 「今回も三丁目のあちこちに"新しいもの"がたくさん登場します。例えば自動販売機が設置されたり、鈴木オートにカラーテレビがやってきたり。そういうのを見ると、経済が発展してどんどん変わっていった時代だったんだな、という気がしますよね。あと、今回は鈴木家のセットも少し変わって、2階に六ちゃんの部屋を作ってもらったりしているんですよ。セットですごいと思ったことは他にもいろいろありますね。1作目のときからそうなんですけど、本当に細かいところまで作り込まれているんです。八百屋さんの店先には、そのシーンの季節に合う旬の野菜が置かれていたり。見ている人はそこまで気づかなくても全然いいと思いますけどね(笑)。きっと、全体的な"三丁目"の雰囲気が伝わっていると思うので」  その時代を知る人も知らない人も、共に感動できるという、現在の日本映画の中でも特別なシリーズとなった。 「世代を超えてたくさんの人に楽しんでもらえる作品だということは、1作目のときから実感していました。会う人会う人ごとに"映画見たよ"と言ってもらったのを今もよく覚えています。自分が見て感動したから親御さんを映画館に連れて行ったという人もいました。『ALWAYS―』は、人と人の絆のお話なんですよね。それは、家族だけじゃなくて、友達だったり近所の人だったり。ごく身近にいる人との関わりを描いて、それでこれだけ感動する。人と人が関わり合うことで何かが生まれるんだと思うんです。六ちゃんと鈴木家のように、遠くから来た人でも家族のような絆が生まれるかもしれない。それは、すごく大切で、素敵なことだと思うんです」  本作を筆頭に、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(4月スタート)など、今年も話題作への出演がめじろ押し。本シリーズ通してみれば、女優・堀北真希の成長と、天性の魅力に触れることができるはず。 (本紙・秋吉布由子) ©2012『ALWAYS 三丁目の夕日'64』製作委員会 『ALWAYS 三丁目の夕日'64』 監督:山崎貴 出演:吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希他/2時間22分/東宝配給/1月21日よりTOHOシネマズ スカラ座他にて公開 3D/2D http://www.always3.jp/

『J・エドガー』

2012.01.23Vol.538映画
イーストウッド監督×ディカプリオがアメリカの闇に迫る! © 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.  監督クリント・イーストウッド、主演レオナルド・ディカプリオという豪華タッグがついに実現した話題作がいよいよ公開。いま賞レース真っただ中のハリウッドでも、大きな注目を集めている一本だ。イーストウッド作品では、これまでにも多くの有名俳優が新境地を見出してきたが、本作では“8人の大統領が恐れた男”ジョン・エドガー・フーバーを演じたディカプリオの演技に、大きな評価が集まっている。フーバーといえば、ご存じFBIの初代長官。20代にしてFBI前身組織の長となり、以後、文字どおり死ぬまで長官であり続けたという人物だ。物語は、後年のフーバーが回顧録のため、自らの過去を語り始めるところから幕を開け、回想のなかでその半生の光と影が明かされていく。今回、フーバーの20代から70代までを演じ、見事、伝説の男の内奥に迫ったディカプリオの凄みある演技に注目だ。アメリカを陰から支配したフーバー、その正義とは何だったのか。 STORY:1960年代前半。ほぼ40年FBI長官を務めてきたフーバーは自らの回顧録を作ろうとしていた。書記官にその半生を語るうち、表の経歴とともに裏側の部分も明らかにされていく…。 監督:クリント・イーストウッド 出演:レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ他/2時間18分/ワーナー・ブラザース映画配給/1月28日より丸の内ピカデリー1他にて公開 http://wwws.warnerbros.co.jp/hoover/

野田秀樹『THE BEE』 2月24日東京凱旋

2012.01.23Vol.538今日の東京イベント
1月ニューヨークを皮切りにワールドツアー敢行中 改修工事中の東京芸術劇場の芸術監督を務める野田秀樹は現在『THE BEE』を引っさげワールドツアー中。2月には東京に凱旋。日本の演劇史に残るこの作品は絶対に見逃せない。 ニューヨーク ジャパンソサエティ内オーディトリアムでの初日の模様(Photo:Michel Delsol) 『THE BEE』は劇作家で演出家の野田秀樹が2006年にロンドンでNODA・MAPの番外公演として上演した作品。9.11の同時多発テロに衝撃を受けた野田が、筒井康隆の小説『毟りあい』を題材に、暴力に支配された日常をインプロビゼーションで何度も再現しながら創作したものだ。  平凡なサラリーマンが妻子を人質に取られたことで、自らも犯人の妻と子を人質にとって応酬する心理戦が繰り広げられる――というこの作品。まさに9.11から続く“報復の連鎖”、現在の社会状況を鋭く描き出している。  2007年には東京でも公演。英語によるロンドンバージョンと同時に日本語バージョンも上演された。今回は4年ぶりの再演となる。  ワールドツアーは1月5日にニューヨークで幕を開けた。「Under The Radar Festival」のオープニングプログラムとして上演され、初日から満員御礼の観客を集めた。 野田秀樹(Photo:Michel Delsol)  9.11から発想を得たとあって野田自身も初演のころからニューヨークでこの作品を上演したいという思いを持っていたという。終演後には「初日の芝居は非常によい出来で、今までやってきたことが間違いではなかったと確信できた」とコメント。しっかりとした手ごたえをつかんだようだ。また作品を見た若いニューヨーカーの女性は「この作品は今のニューヨークには必要な作品。最近のニューヨークではテクニカルなものによる作品が多いので。THE BEEのような役者の身体やシンプルなセットで見せる演劇的な芝居は絶対に多くの人が見るべきだと思う」という感想を野田に直接述べに来たという。  好評のうちに15日にNY公演を終えた野田は24日からロンドンのSoho Theatreで2月11日まで3週間のロングラン公演。2月17〜19日には香港の「Hong Kong Arts Festival」に参加する。そして2月24日からは水天宮前の水天宮ピット 大スタジオで凱旋公演が始まる。こちらでは海外でも上演した英語バージョンを上演。そして4〜6月にかけては「日本語バージョン」で東京、大阪、北九州、松本、静岡と続くジャパンツアーを行う。  日本語バージョンに目がいきがちだが、両方を見比べることによって、作品の理解度が深まり、文化的な差異もあぶり出されることになるので、ここは両方見ることをオススメ。 『THE BEE』〈English Version〉東京公演 【日時】2月24日(金)〜3月11日(日) 【会場】水天宮ピット 大スタジオ(水天宮前) 【公演に関する問い合わせ】東京芸術劇場 チケット担当(TEL:03-5391-3010=平日10〜18時 〔HP〕http://www.geigeki.jp/saiji/036/index.html)/『THE BEE』〈Japanese Version〉東京公演【日時】4月25日(水)〜5月20日(日) 【会場】水天宮ピット 大スタジオ(水天宮前) 【問い合わせ】NODA・MAP(TEL:03-6802-6681 〔HP〕http://www.nodamap.com/)※Japanese Versionのチケットは2月25日から発売。 〈ストーリー〉平凡なサラリーマンが妻子を人質に取られたことから、復讐の鬼と化し、加害者の妻と子を監禁する。被害者が加害者に転身し、互いが互いの妻子を監禁して暴力を加えていく際限のない復讐劇。

これからみなさんにやってほしいこと スポーツを「する」「見る」「支える」

1・28「RISE 86」で吉本vs左右田のスーパーライト級タイトルマッチ

2012.01.23Vol.538未分類
メーンでタイトルマッチを行う王者・吉本(右)と挑戦者・左右田  キックボクシング「RISE」の2012年開幕戦「RISE 86」が1月28日に水道橋の後楽園ホールで開催される。この日のメーンではチャンピオンの吉本光志に左右田泰臣が挑戦する「RISEスーパーライト級(−65.0kg)タイトルマッチ(3分5ラウンド無制限延長ラウンド)」が行われる。  吉本は昨年2月以来2度目の防衛戦。初防衛戦は王座決定戦で対戦し、延長戦の末下した菅原勇介との再戦だったが判定ドローによる防衛。今度こそはスカッと勝って防衛を果たしたいところだ。  挑戦者の左右田は2009年のプロデビュー以来、現在11戦全勝中のホープ。昨年9月に行われた挑戦者決定戦で小鉄をKOで破り初挑戦にこぎつけた。  吉本がそのど根性と底知れぬスタミナで返り討ちにするか? それとも左右田が12戦全勝で無敗のチャンピオンとなるのか? 開幕戦から力の入るカードとなった。 「バンタム級(−55.0kg)ワンマッチ(3分3ラウンド延長1ラウンド)」ではDykiが戸邊隆馬と対戦。Dykiは11月の「RISE 85」で行われたバンタム級王者決定戦でKENJIに屈辱の1ラウンドKO負けを喫して以来の再起戦となる。RISE生え抜きの立場として自らに勝利を義務づけての戦いに敗れたDyki。さすがに試合後はショックは隠せなかったが、打倒KENJIに向け早くも再スタートを切る。一方の戸邊も同王者決定戦準決勝でKENJIに惜敗しており、試合に臨む気持ちはDykiと同じだ。  そのKENJIは「スーパーファイト −55kg契約(3分3ラウンド延長1ラウンド)」でタイのパジョンスック・ポー・プラムックと対戦する。パジョンスックはシュートボクシングでファントム進也、崎村暁東、ナグランチューン・マーサM16、石川剛司を撃破し、ルンピニースタジアムのバンタム級2位に名を連ねる強豪選手。ライバルたちの前で絶対に負けられないKENJIに手強い刺客が用意された。  この日は他に、今大会から開幕する「初代RISEフェザー級王者決定トーナメント」1回戦の2試合「永山敬之vs石橋真幸」「蓮見龍馬vs指首祐太」、裕樹が持つライト級への挑戦権をかけた「渡辺理想vs麻原将平」などが行われる。

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