元環太平洋王者・根津優太が3年ぶり参戦で魚井に判定勝ち【5・13修斗】

根津(右)のミドルが魚井に炸裂(撮影・蔦野裕)
根津「改めて“ただいま”。泣きそうです」

「プロフェッショナル修斗川崎大会」(5月13日、神奈川・カルッツかわさき)で元環太平洋バンタム級王者の根津優太が約3年ぶりに修斗に参戦。魚井フルスイングと対戦し、2-1の判定で復帰戦を飾った。

 根津は魚井のフルスイングの左フックを巧みなスウェー、バックステップでかわしては、強烈なロー、ミドルを打ち込んでいく。2、3Rにはラウンド終盤にテイクダウンも奪うなど、着実にポイントを奪い、ジャッジ1人が30-28で魚井を支持するなど難しい判定となったが、残る2人が30-28、30-29で根津を支持した。

 根津は「3年ぶりです。改めて“ただいま”。3年ぶりでも応援してくれる顔触れが変わってなくて泣きそうです。うれしいです。今日は勝ちにいってしまったんですが、まだまだ激闘はできると思う。明日の活力になれる選手になりたいから、これからも見守っていてください」と挨拶した。
平川(右)が一気に畳み掛けた(撮影・蔦野裕)
平川がバンタム級転向3連勝

 この日はバンタム級の今後を占うカードが多く組まれた。

 前戦で現世界バンタム級王者の佐藤将光に判定勝ちした齊藤曜と平川智也が対戦。1R2分31秒、KOで平川が勝利を収めた。

 試合は独特の構えでプレッシャーをかけながら前に出る齊藤の周りを平川が回りながらチャンスをうかがう展開に。一度も触れ合わない時間が続き、レフェリーから一度目は両者に、二度目は平川に口頭注意が与えられる異様な空気となったが、再開後に一気に平川が距離を詰め、パンチの連打。ぐらついた齊藤にラッシュをかけたところでレフェリーが試合を止めた。

 これでバンタム級転向後3連勝となった平川は「KOするまでは“何やってんだ?”と思われたかもしれませんが、チームで練ってきた作戦でした。ここまで判定ばかりだったので、なんとかKOしたかった。齊藤選手に勝ったのでランキングに入れると思います。バンタム級がワケ分からなくてなっているところで、僕が頭一つ抜けたのでチャンピオンロードに向けて頑張ります」とアピールした。
KO勝ち後、マイクを握った岡田は環太平洋王者との対戦をアピール(撮影・蔦野裕)
復活の岡田が祖根戦をアピール

 世界ランカー同士の対戦となった論田愛空隆vs岡田遼戦は1R2分48秒、KOで岡田が勝利を収めた。岡田はパンチからのタックルでテイクダウンに成功する。論田が立ち上がるも、岡田はバックをキープし足を払って再度グラウンドに持ち込むとバックからパンチの連打。レフェリーが試合を止め、岡田が約10カ月ぶりとなる復帰戦を飾った。

 岡田は試合後、昨年10月に自らの欠場で流してしまった現環太平洋王者の祖根寿麻との対戦をアピールした。
休憩前に挨拶した佐藤将光(撮影・蔦野裕)
世界王者・佐藤「次の相手が決まると思っていたが…」。バンタム級は大混戦

 この日は7月15日に開催される後楽園ホール大会への参戦が発表されたバンタム級世界王者の佐藤将光が休憩前に登場。「今の試合(齊藤vs平川戦)で次の相手が決まるかと思っていたんですが、バンタム級はどんどん面白い選手が集まってきて混戦状態になっている。前回は不甲斐ない試合をしてしまったが、修斗のチャンピオンとして、次は誰が相手でも必ず面白い試合をします」と話した。
◇オープニングファイト第1試合 フライ級5分2R
◯代輔(判定3-0 20-17、20-17、20-18)大竹陽●

◇オープニングファイト第2試合 バンタム級5分2R
●榎本明(判定3-0 20-18、20-17、20-17)倉本一真◯

◇第1試合 フェザー級5分2R
◯齋藤翼(判定3-0 20-18、20-19、20-19)村津孝徳●

◇第2試合 ストロー級5分2R
◯猿丸ジュンジ(判定3-0 20-18、20-17、20-17)永井美自戒●

◇第3試合 インフィニティリーグ2018ストロー級5分2R
●箕輪ひろば(判定2-0 20-19、19-19、20-19)楳沢智治◯

◇第4試合 バンタム級5分3R
●論田愛空隆(1R2分48秒、KO)岡田遼◯

◇第5試合 バンタム級5分3R
●齊藤曜(1R2分31秒、KO)平川智也◯

◇第6試合 バンタム級5分3R
◯根津優太(判定2-1 28-30、30-28、30-29)魚井フルスイング●

◇セミファイナル・第7試合 世界ストロー級チャンピオンシップ5分5R
◯猿田洋祐(3R45秒、KO)村田一着●

◇メインイベント・第8試合 スーパーファイト/66.2kg契約 5分3R
◯斎藤裕(判定3-0 30-29、29-28、29-28)リオン武●