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草笛光子88歳 若さの秘訣は「私、バカなんです」映画で見せた衝撃姿に「二度とお嫁にいけない」

2021.10.21 Vol.Web original

 

 映画『老後の資金がありません!』完成披露イベントが21日、都内にて行われ、主演・天海祐希ら豪華キャストと前田哲監督が登壇。さらに本作で初の映画主題歌に臨んだ歌手・氷川きよしがサプライズで登場し会場を沸かせた。

 家計の危機に奮闘する主人公の主婦を演じた天海祐希は、コロナで1年延期を経ての公開に「ぜひ劇場にいらしてくださいと言えるようになって公開できてよかったと思っています」と笑顔。

 お金にまつわる騒動を笑いを交えて描く本作。天海演じる主人公の夫役・松重豊は「現場に行ったら天海さんがいつものセレブリティーではなく貧乏くさい格好をしていた」と振り返り、毒蝮三太夫は「現場に行ったら、自分とそっくりの汚いババアがいた。今日はこんなマリー・アントワネットのようですけど」と草笛光子との共演シーンを振り返り「見ている人も驚いたのでは」と感嘆。

 劇中では、毒蝮が演じる老人男性のフリをするため、前歯が欠けてボサボサ頭のお爺さんふうメイクという衝撃の姿を披露している草笛。

 草笛は「本当はこの映画、見てほしくないんです。撮影前に、前の歯がポロっと取れちゃって」と、特殊メイクではなく、実際に前歯が取れた状態だったことを明かし「そしたら監督がそのまま撮らせてって…。女優を何十年やってきて、前歯が取れた顔でアップになるなんて。二度とお嫁に行けない」と前田監督に恨み節。さらに草笛は「しかも最初に監督から、草笛さんは何もしなくてもおかしいんだから演技しないでと言われて、カチンときてたんです。だいたい、かわいいならまだしも、おかしいって…」と気持ちが収まらない様子。前田監督はタジタジとなりつつ「でも草笛さんも、映画の女神が下りてきたとおっしゃってくれた」と、かつてないシーンを撮影できたことに感謝。

内藤剛志、沢口靖子に“2人の関係”を確認したエピソード明かす「どう思ってる?と聞いたら…」

2021.09.04 Vol.Web original

 

 公開中の映画『科捜研の女-劇場版-』公開記念舞台挨拶が4日、都内にて行われ沢口靖子、内藤剛志らキャストと兼﨑涼介監督が登壇。沢口はシリーズ初の劇場版公開に「あきらめずに来てよかった」と目をうるませた。

 1999年から主人公・榊マリコを演じ続けた沢口靖子。会場の盛大な拍手に「今日、こうして直接皆さまにご挨拶する場を迎えられて本当にうれしいです」と感無量。相棒・土門刑事役の内藤剛志は「私たちは花の種や球根のようなものをお渡ししているような思いで作品を作ってきました。映画を見た皆さまが、それぞれの花を育ててくださったらうれしい。いい球根を渡せたかなと思います」と胸を張った。

 舞台の垂れ幕いっぱいにあしらわれたファンからのコメントの数々に、レギュラー陣ら登壇者も大喜び。風間トオルは「シーズンごとに分析機械が進化している」というコメントに反応し「最初のころ、そんな機械と知らずにコーヒーカップを置いたりしていたんですが、聞いたらその機械が1億円くらいするよ、と。それ以降、カップを置くの辞めました(笑)」と笑いをさそった。

岡本健一・圭人親子が舞台上でつかみあい! 舞台『Le Fils 息子』が初日

2021.08.30 Vol.Web Original

 

 岡本健一と岡本圭人の親子が、父と息子を演じることで話題の舞台『Le Fils(ル・フィス) 息子』のフォトコールと取材会が30日、豊島区の東京芸術劇場であり、健一と圭人、母親を演じる若村麻由美、そして演出のラディスラス・ショラー氏が登壇した。

 以前から、健一と舞台で共演したいと話していた圭人は、「もう少しで夢がかなうという感じです。お客様が入った劇場でできるというのが夢だったので、今すごくドキドキしています。まず、初日を迎えられたということが奇跡的なことでいろんな方にも感謝しています」

 親子共演が実現したことについて、健一は「基本的には来た仕事はありがたく何でも受ける姿勢で来ているので、ある種、奇跡的なこと。圭人はパパと一緒に舞台をすることが夢みたいなことを何年も前から聞いていたので、もう早く叶えちゃったほうがいいんじゃないかなって。夢はどんどん消化していったほうがいいと思う」

 

井上芳雄「僕の王子役の集大成」最新主演舞台『首切り王子と愚かな女』が開幕

2021.06.16 Vol.Web Original


 井上芳雄が主演する舞台『首切り王子と愚かな女』が15日に渋谷・PARCO劇場で開幕、初日公演前に通し稽古が公開され、井上、伊藤沙莉、若村麻由美の主要キャストと、演出の蓬莱竜太が取材に対応。井上は「来てください!と大声で言える状況ではないですけど、来てくださいと普通の声ぐらいでは言いたい作品」と胸を張った。

 演出家の蓬莱竜太とタッグを組んだ作品。雪深く暗い王国のループを物語の舞台としたファンタジーで、井上は反乱分子の首を次々に落としていくことから首切り王子と呼ばれ恐れられるトル王子を演じる。

 企画は約1年前からスタートしたそうで、「こういうときだから楽しいのがいいよねと話しました。ファンタジーはファンタジーですが、蓬莱さんだからただ楽しいものにはなっていない。蓬莱さんはミュージカルや他のお芝居では体験できない世界をいつも見せてくれる人。僕のフィールドに寄ってくれたという話もありますが……全然そんな気はしていなくて、設定が王子ってことぐらい? でも、首切り王子だし(笑)。(稽古をするなかで)これこそ王子なんじゃないかなと思って、やっています。僕の王子役の集大成として……って、最近オファーもそんなこないんですけどね、それぐらいの気持ちでやりたいし、やれるかなって」

「空気を読む」の正体に迫る 二兎社公演41『ザ・空気』

2017.01.08 Vol.682

 2014年に森鴎外をモチーフとした『鴎外の怪談』、2016年は女流作家・樋口一葉の生涯を描いた『書く女』と明治期を舞台とした作品が続いた二兎社だが、今回は日本の「今」を描く現代劇。それもテレビ局の報道現場というメディアの最前線で、実際に起こっているであろう問題を題材に、昨今の日本全体を覆う「空気を読む」という独特の現象の正体に迫る。

 舞台はある大手テレビ局の報道局の一角。その日の夜、局の人気報道番組で、ある特集が放送される予定だった。近頃では珍しい力の入った「調査報道」。デリケートな内容とあって、局内でも慎重に扱われてきた案件なのだが、放送数時間前になって局の上層部から突然の内容変更を命じられ、現場は大混乱に陥るのだった。
 テレビの報道現場という見知ってはいるが身近ではない場所を舞台に喜劇のスタイルで描くことで、観客には俯瞰した状態でこの現象の正体が提示される。ただそれは“向こう側”だけのことではなく、我々自身のことでもある。

 笑った後に「う?ん」とちょっと考えさせられる作品だ。

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