5年ぶり復活の「KIRIN CUP SOCCER」日本は初戦でブルガリアと対戦

田島会長(左)とハリルホジッチ監督

 日本サッカー協会が13日、都内で会見を開き、5年ぶりに開催される「KIRIN CUP SOCCER 2016」(6月3日、愛知・豊田スタジアム/6月7日、大阪・市立吹田サッカースタジアム)の開催概要を発表した。
 今回はトーナメント方式で行われ、3日に準決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ代表vsデンマーク代表、日本代表vsブルガリア代表が行われ、7日に3位決定戦と決勝。日本はデンマーク代表とボスニア・テルツェゴビナ代表のどちらかと対戦。残る2チームが対戦する。
 会見には田島幸三会長、技術委員(強化)の霜田正浩氏、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が登壇。

 冒頭、田島会長が「KIRIN CUPの歴史をひもとくと1978年にその1回目となるジャパンカップがスタート。私事ですが、1980年のジャパンカップには私自身も選手として出場しています。私たちの時代は世界のチームと戦う機会が本当に少ない時期。そんなときこの大会は代表の強化に欠かせない大会でした」とその歴史を振り返った。

 続いて霜田委員が「最終予選の前になるべく強い相手と戦いたいという監督の希望があり、今回このKIRIN CUPが復活し、ヨーロッパの強豪国を呼ぶことができた。ここで日本代表が採取予選に向けてどれくらいの戦いができるのかというチャレンジの大会になると思う」と今回の大会の意義を説明した。

 ハリルホジッチ監督は「重要な大会。最終予選のいい準備になる。この3チームはもしかしたらロシアで対戦することになるかもしれない、私たちよりも強くて経験がある。しかし私は2試合勝つことにトライする」と話し、この3チームについて「ボスニアは私の母国で現在FIFAランク20位の強豪。何人かの選手はかなりハイレベル。デンマークはパワーのあるチーム。7~8人が190センチ以上の選手。空中戦はかなり強い。何人かの選手はヨーロッパのビッグクラブでプレーしている。ブルガリアはここ5試合、日本に対して4勝1分け。1週間ほど前、世界で5~6位に入る強豪のポルトガルに1-0で勝利している。難しい時期もあったが今は若手が台頭し野心のあるチームに生まれ変わっている」と話した。