【夏フェス】フジロックフェスティバルが開幕! 
N.E.R.D、サカナクションが圧巻ライブ

N.E.R.D

 人気夏フェスのフジロックフェスティバルが27日、新潟・苗場スキー場で開幕した。

 台風12号の影響も心配されるなか、雲ひとつない晴天の下でのスタート。MONGOL800の勢いのあるライブパフォーマンスでキックオフすると、体感気温の上昇と比例して、オーディエンスもヒートアップした。

 初日のヘッドライナーは、米ヒップホップグループ、N.E.R.D。ファレル・ウィリアムスは何度もカラダを直角にする長いお辞儀で、オーディエンスにアピール。セクシーでパワフルな男女のダンサーを引き連れてのステージは始まりから終わりまで明るくてキラキラ、ハッピーな空気感にあふれ、さながら大自然のなかで展開するパーティーだった。ファレルは持ち時間のあいだ中、大きなステージを右に左に行ったり来たり。リズミカルかつ軽快で、躍動感にあふれていた。セット中には何度も「さあ、スペースを開けて ! みんなでサークル(モッシュ)して」とあおり続けた。

サカナクションは冒頭から圧倒的な存在感を示した

 ロックバンドのサカナクションもまた、初日のベストアクトといえるステージを展開。冒頭の映像で、山の中の会場にも関わらず、一気に気分は海の中、といった雰囲気に。『夜の踊り子』『アイデンティティ』『新宝島』など耳なじみの楽曲を含めたセットで、多くのオーディエンスをステージ前に集めていた。ボーカルの山口一郎を筆頭に、演奏中のバンドメンバーは時おり笑顔を浮かべて、2018年のフジロックフェスティバルをステージを楽しんでいるようだった。

 このほかにも、ラッパーでシンガーソングライターである米アーティストのポスト・マローン、シンガーソングライターのハナレグミ、ロックユニットのGLIM SPANKYらが登場した。
 
 29日まで。28日は、米ラッパーのケンドリック・ラマー、ロックバンドのBRAHMAN、英アーティストのジョニー・マー、多国籍バンドのスーパーオーガニズムらが登場。最終日には、ボブ・ディラン、ジャック・ジョンソン、MISIAらがラインアップされている。

初日は台風のことなんて忘れる晴天!