今年最後の後楽園大会で三大タイトル戦【9・15 SB】

SB日本ライト級王座を争う村田(左)と西岡

日本スーパーフェザー級王座を返上した村田が日本ライト級王座決定戦に出場
 今年最後の後楽園ホール大会となるシュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2018 act.4」(9月15日、東京・後楽園ホール)で三大タイトルマッチが行われる。

 14日には前日計量が行われ、全選手がパス。タイトルマッチへ向けて順調な仕上がりを見せた。

 SB日本ライト級は村田聖明vs西岡蓮太の王座決定戦。

 SB日本スーパーフェザー級王座を返上し、2階級制覇に挑む村田は「去年に続きタイトルマッチをやらせてもらうのはありがたい。西岡選手と面白い試合をして会場を盛り上げたうえでチャンピオンになりたい」、初めてのタイトル戦に臨む西岡も「簡単に勝てる相手ではないのは分かっているが、明日は一瞬も目が離せないような緊張感のある試合をして、最後は自分が勝ってリングに立っていたい」とそれぞれタイトルマッチへの思いを口にした。

深田(左)と上田はなんと年の差14歳

17歳の上田が日本スーパーフェザー級王座決定戦に臨む
 SB日本スーパーフェザー級は深田一樹vs上田一哉の王座決定戦。

 深田も村田同様、SB日本フェザー級王座を返上し、2階級制覇を狙う。

 深田は「ずっと目標にしてきた2つ目のベルトを巻くために必ず勝つ。3つのタイトルマッチの中で一番盛り上がる試合をしてレベルの違いを見せたい」と話した。

 一方の上田は17歳でのタイトル挑戦。31歳の深田とは実に14歳差となるがタイトルマッチの会見という独特の雰囲気に飲まれることもなく「この中で僕が一番キャリアが少ないが気持ちで負けずに面白い試合にする。必ず勝ってベルトを巻きます」などと語った。

日本フェザー級王座を争う笠原(左)と元貴。中央はシーザー武志会長

日本フェザー級王座決定戦は笠原弘希vs元貴
 その深田が返上したSB日本フェザー級は笠原弘希と元貴の間で王座決定戦が行われる。

 2人は昨年6月に対戦し、笠原が判定で勝利を収めている。

 笠原は昨年11月に王者・深田に挑み、延長にもつれ込む接戦の末、惜しくも敗戦。元貴は2016年に深田と王座決定戦で戦い、延長を重ね7Rを戦う激闘の末敗れ王座に届かなかったという過去を持つ。

 笠原は「3つあるタイトル戦の中で自分と元貴選手の試合が一番盛り上がると思っている。そのうえできっちり倒してチャンピオンになることを目標にしているので、しっかり盛り上げて勝ってべルトを巻きたい」、元貴は「僕も負けられないし、この試合が一番盛り上がるのではないかと思う。明日は全力で行く」などとそれぞれ話した。