2000人から大抜擢! 新海誠監督最新作で「思春期のドキドキ」を演じる2人

待望の新作『天気の子』の製作を発表した新海誠監督ら
 新海誠監督の最新作製作発表会見が13日、都内にて行われ、新海監督と、オーディションで約2000人から選ばれた主人公役の醍醐虎汰朗、ヒロイン役の森七菜、プロデューサーの川村元気、川口典孝が登壇。大ヒットした『君の名は。』から3年ぶりとなる待望の新作タイトルは『天気の子 Weathering With You』。公開日は2019年7月19日と発表された。

 天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語。離島から東京にやってきた主人公の家出少年・森嶋帆高(もりしま ほだか)役に舞台「弱虫ペダル」で主演を務めた醍醐。帆高が出会う、祈ることで空を晴れにできる不思議な力を持った少女・天野陽菜(あまの ひな)をドラマ「獣になれない私たち」に出演した森が演じる。
主人公役の醍醐虎汰朗
 前作の成功を受け「すでに全世界での配給が決定しています」と明かした川村プロデューサー。そんな新作のアイデアについて新海監督は「単純に言うと『君の名は。』のプロモーションがつらかったんです(笑)。暑いなか、あっち行きこっち行き、いろんな人からいろんなことを言われ、街を歩くといいことも言われたけれど悪いことも言われて。そんなときに青空を見上げると積乱雲がもくもくとあって、下からは見えない雲の平原でゆっくりできたらいいなと思っているときに、思いつきました」と笑いを交えて明かしつつ、前作のヒットによりあらためて映画の力を実感したと振り返り「次にどんな映画を作ろうかと考えたときに誰もが、これは自分の話なんじゃないかと思えるテーマを、と思い、それが“天気”だった」と語った。

ヒロイン役の森七菜
『秒速5センチメートル』や『言の葉の庭』など抒情的な作品を作り続けてきた新海監督だが、新作は『君の名は。』と同じく直球のエンターテインメント作品になるという。「とはいえ必ずしも模範的な主人公ではなく、社会ではこういう人が求められているのでは、という規範と全然違うところを語ってしまっているので、公開したら叱られたりするのかなという心配もあります(笑)」と監督。すると川口プロデューサーが「でもスタッフに内容を見せたところボロボロ泣いています」と付け加え、川村プロデューサーも「以前に僕は“次は新海監督のベスト盤を”とムチャ振りしたんですが『君の名は。』では生かしきれていなかった新海作品の空、雲、雨というところをどう描くのか楽しみにしています」と期待を寄せた。
 またメインキャストを務めるフレッシュな2人について新海監督は「2人を前にして言うのもナンですが『君の名は。』では神木隆之介くんと上白石萌音さんに素晴らしい演技をしていただいて、神木くんからもオーディションがあるなら行きます、なんて冗談で言ってもらったりしていたんですが、迷って迷って2人に決めました。今はもう確信しています。醍醐くんには、立ち振る舞いや一生懸命やっているんだけどちょっと空回っている感じが帆高に似ている(笑)。観客は帆高の視点を通じて陽菜や世界のことを知っていく。醍醐くんは皆が、これは自分だと乗っかることができる大きな器や親しみやすさを持った役者さんだなと思います。七菜ちゃんはとらえどころのない女の子で、よく女性の気持ちを天気で言い表したりもしますが、まさに予測ができないので目が離せなくなる。聖なる感じというか、100%の晴れ女という陽菜にふさわしい」と太鼓判。監督の言葉に照れる2人。実は過去に共演経験があるとのことで醍醐が「感動の再会になるかと思ったら(森は)会っても“ああ…”って。サラッとしてた」と苦笑すると森が「誤解です! すごくうれしかったです」と反論する一幕も。
過去にも共演経験のある2人
 物語では2人の恋愛も描かれるが、記者から「今回、思春期男子を興奮させる要素は?」と質問された監督は「まさに思春期の2人を描いているので、ドキドキする要素はあります(笑)」と明かした。また、前作のRADWIMPSに続き、本作では誰が音楽を手がけるのか気になるところ。監督は「すでに1年近く音楽のやりとりをしています。まだ(アーティスト名などは)明かせませんが、新たな取り組み、新たなチャレンジをしているので音楽面でも驚いてもらえると思います」と意気込みを見せた。

『天気の子 Weathering With You』は2019年7月19日全国公開(東宝配給)。