ライブもラインアップも やっぱり、国内最大級!a-nationはすごくて楽しい!

 国内外のトップアーティストが出演する夏恒例の音楽イベント「a-nation」が、8月29日、会場をオンライン上に移し、「a-nation online 2020」として開催された。これまでずっとスタジアムを熱狂させてきた夏のモンスターイベントは、オンラインならではの演出とリアルイベントを体感させるような演出でスマホやモニターの前のオーディエンスを喜ばせた。国内外から100組を超えるアーティストが参加して繰り広げたイベントをダイジェストリポートする。

 多くの夏フェス、そしてアーティストがライブ公演の断念もしくは延期を余儀なくされるなかで、配信で音楽ライブを楽しむことには今のところほかの手段がないこともあり、目新しさもない。そのなかで、日本のエンターテインメントをけん引してきたエイベックス主催のオンライン音楽フェスには、否応なく期待が高まった。

 URLを打ち込んで会場入りすると、国内最大級のオンラインフェスというだけに、有料配信のステージ〈Blue Stage〉〈Green Stage〉〈Yellow Stage〉が3つあり、YouTubeとLINE LIVEには無料で誰もが見られるステージがひとつずつ、トータル5つのステージが用意されている。音楽フェスだけに、同時進行していくスタイル。リアルフェスのようにステージ間を移動することはないけれど、どの順番で見ていくべきかと悩む。

 16時すぎ、各ステージでライブがスタート。〈Blue Stage〉はシンガーソングライターの大塚紗英、〈Green Stage〉ミクスチャー・ヴォーカルグループのBuZZ、〈Yellow Stage〉はPeter FishそしてYoanna(孫尤安)。ワンクリック、ワンタップでステージをザッピングしながら音楽の幅を感じられたり、未知のアーティストに出くわすのは爽快で、改めてインターネットのありがたみを感じる体験だった。




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