元K-1王者の黒田斗真が貫録の1RKO勝ち。「名高選手はムエタイ。僕はキックで」ONE Championship参戦&王座獲得を目標に【SPACE ONE×BOM】

フィニッシュとなったヒザ(撮影・上岸卓史)

 1R、オーソドックスの構えのシワラットとサウスポーの黒田。シワラットの右ハイに黒田はワンツー。圧をかけた黒田がワンツーの左ストレートを的確に当てていく。シワラットは右ミドル。しかし黒田の圧を止めることはできない。なおも前に出る黒田は左ストレート。下がるシワラットのボディーに左ヒザをグサリ。ボディーを効かされたシワラットは悶絶して立ち上がれず、わずか55秒で黒田がKO勝ちを収めた。

 黒田は試合後の会見で「今日は倒すことしか考えていなかった。K-1を辞めてこの試合に挑んだのでインパクトのある試合をしたかった」と会心の勝利に笑顔を見せた。

 K-1との問題については「お互いに合意のうえで契約解除になった。昨日発表があって、試合前にすっきりした」と説明。

 今後については「ここからキックで最高峰のONE Championshipで試合をしていきたいと考えている。名高選手もONEムエタイでやっていくと思うが、今はONEに僕らの階級のベルトはないと思うので、名高選手がムエタイでベルトを獲って、僕がキックボクシングのベルトを獲りたいというのが今の目標です」と具体的な目標を掲げた。