元修斗世界バンタム級王者・岡田遼が9・2後楽園で引退試合。団体、階級の垣根を超えて元DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志と対戦【Lemino修斗】

時折りジョークを交えながらも岡田戦に向けての思いを語った弥益

 そして「オファーを頂いてから1週間ぐらい悩ませてもらいました。オファーをいただいたときって試合のことを考えるんですけど、今回は“岡田さんの最後が自分でいいのか?”という不安、“岡田さんという素晴らしい選手の最後が自分でいいのか?”という葛藤が非常にありました。競技からから自分も1年以上離れてしまっている状況なんですが、自分自身も岡田さんの引退試合の相手という役割を与えていただいて初めて“それなら俺もやりたい”と思えた、非常に稀な機会をいただけたと思っています。なので、この機会を受けさせていただいて、岡田さんの最後にふさわしい試合ができるよう、今までにないくらい自身を追い込みたいと思っています」とオファーを受けた経緯、そして試合に臨む姿勢を口にした。

 試合について弥益は「岡田遼の最後の試合にふさわしいような、きつい試合にできたらいいなと思っています」、岡田は「シューターとして最後の試合なので、鶴屋さん、松根さんに教わってきたことを全部出して、なおかつ弥益選手との試合を見ている現役の若い選手たちだったり、キッズの子たちが“この舞台に出たいな”と思ってくれるような試合をしたいと思います」とともに静かに闘志を燃やした。

 また弥益は普段は大手企業で働き、休日や有休を使って試合に出ているのだが「オファーを受けてからよく見たら平日開催だった(笑)。はめられたと思いました。本日を含めて試合当日、計量と3つ有給溶かしてますので、この有給3日分を乗せて殴りたいと思います(笑)」とも語った。

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