イモトが笠原弘希に大流血レフェリーストップ勝ちで初防衛に成功。「新しい象徴になりたい」と歴代S-cup王者狩りをアピール【SB】

流血の笠原にイモトが左ジャブ(撮影・蔦野裕)

 3R、圧をかける笠原。左インローがローブローとなり一時中断。すぐに再開。笠原は圧をかけてヒジを狙う。イモトはパンチ、左三日月を返し、足を使って回るが、笠原の圧は止まらない。それでもイモトのパンチで笠原の出血がひどくなり、再度ドクターチェックが入る。やや押され気味のイモトだったが「やるぞ!」と続行を要求。再開。イモトはワンツー。笠原も圧をかけてヒジ、右フック。とにかく圧が強い笠原。笠原がヒジを狙う。イモトはワンツーを返す。笠原の出血がひどくなる。しかし笠原の左フックでイモトがぐらつく。しかしイモトもすぐに打ち返す。笠原は左右のヒジを振って前に出る。イモトはしっかりと左ジャブを当てていく。ラウンド終了のゴングが鳴るが、ここでレフェリーが笠原の出血が激しいことから試合を止め、イモトがレフェリーストップによるTKO勝ちを収めた。

 イモトはマイクを持つと「今、僕がこうやってメインでしっかり地に足をつけて立っているのは、SBが俺に光を当ててくれて。そして家族やチームの仲間が俺に力をくれて、その輝く光をみんなが見てくれているから俺は今、光っています。もっとでかい光をもっと多くの人に届けるために、俺はもっと光って頑張るから。応援よろしくお願いします」とアピール。そして「うちのおかんなんですが、早く心臓病を治して帰ってこいや!」と心臓病で倒れ、退院したばかりの母にエールを贈った。